ジンクス~雨時々曇り

はらぺこおねこ。

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Scene.03 うたうよころび

61 洋楽ってたまに聞くといいよね

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怪人が言う。

「蜜柑が増えようが峰子が増えようが。
 この戦力差……覆るまい!」

そう言って怪人の仲間が置くからぞろぞろと現れる。

「おっと!怪人は仲間を呼んだようだぞ!
 その数……え?15人!」

「……」

百道は考える。
ちょいっとばかしエキストラの数が多くないか?

「動くな!」

1人の怪人が子供を何人か連れ去ってき。
銃口を向ける。

百道は考える。
これはエキストラのみなさんじゃないな。

蜜柑も峰子もそれを感じて少し怯えている。
海夜は平然を装っているが内心怯えているだろう。
自分が怯えたらこの場はパニックになる。
そう考えているのが百道にはわかった。

「さぁ、会場のいる子供とその保護者の皆さん。
 これは普通のショーではありません。
 ここからは我が組織・テオスが進行を進める。
 この場にいるジンクス持ちは素直に挙手しなさい。
 悪いようにはしない、素直に従うことをオススメする」

「テオス……」

峰子は聞いたことがある組織の名前だった。
ジンクス持ちを集め、非人道的な行為を繰り返している組織。

「従わないようなら……」

怪人のリーダーが手を挙げる。

すると怪人たち14人が一斉に銃を放つ。

火薬の匂いに怯える子供たち。
泣き出す子もいた。

「次の銃弾が当たるのは君かもしれない」

すると1人の男の子が手を挙げる。

「僕はジンクス持ちだよ。
 パンツの色がわかるジンクス」

子供がそう言うと次々と手が上がっていく。

「うむ。
 私の予想通り、子供にはジンクス持ちが多いようだ」

峰子と蜜柑も手を上げた。

「ほうほう、解凍蜜柑もか……
 ちなみにどんなジンクスなんだ?」

「相手のことを思って蜜柑を食べると思い主が幸せになります」

「プラス系のジンクスだね。
 いいね、解剖してジックリ確かめたい」

「え?」

蜜柑の顔が真っ青になる。

「……」

百道が無言でその怪人を殴った。

「なんだ?君は……?」

「俺を知らないってことはエキストラのみなさんじゃないな?」

「エキストラのみなさんには眠ってもらったよ!
 お前ら!コイツを――」

そしてそのときになって初めてその怪人は知った。
他の14名の怪人はもう意識がないことを……

「とりあえずお前も眠っとけ」

百道がそう言って怪人の首に一撃を浴びせた。

その後、警察が到着。

峰子たちの長い一日が終わった。

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