不老に剣士

Scene03 カリュドーンの猪

46 光の柱

入学式が終わり1ヶ月が過ぎました。
丹歌もクラスに馴染んだ頃。
事件は起きました。

「丹歌！姿見ねぇと思ったらこんなところにいたのか！」

ジルがジャキとベルを連れて現れます。

「別に君には関係ないだろ？」

「生意気だな！」

ジルが丹歌を睨みます。

「なにやってるの？」

十三がやってきます。

「誰だ？小学生か？」

十三はジルのことを無視して丹歌に尋ねます。

「早くお昼ご飯食べないと休憩時間が終わるよ」

「あ、うん」

「ん？」

十三は何かの異変を感じます。

「どうしたの？」

丹歌が首をかしげています。

「みんなバリアを貼って！」

「ああん？テメェの命令なんか聞くかよ！」

ジルは十三に殴りかかろうとしましたがジャキがそれを止めます。

「バリア貼るぞ」

ジャキはそういって自分にバリア貼りました。

「あん？貼るかよ！そんなもん！」

そして空がピカリと光りました。

音はしません。

静かに光ります。
光で回りは見えません。

目が慣れて辺りを確認できるようになったもときには世界は赤く燃えていました。