子どもができた

はらぺこおねこ。

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第06章 長い一日

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「そんなの、気にしなくていいよ。
 私は、大丈夫だから……ね?」

「……うん」

心のどこかが痛かった。
【好き】と言うのは、港の優しさから出ている。
そんな気がしたから…

「隆君は??
 私のこと好き?それとも…」

俺は、一呼吸入れて答えた。

「好きだよ」

少し照れくさかった。
港は、うなずくと涙を流した。

なんで、泣くのだろう。
俺には、わからなかった。

「俺は、寂しかっただけなんだ……」

「それでも、私は嬉しかったんだよ」

港は、優しく微笑んだ。

「そして、こうやって抱きしめられていて私は幸せだよ」

「……本当に?」

「だって、隆君は【痛いこと】しないもん。」

「前にも、気になったんだけど【痛い事】って?」

「痛いことは、痛いことだよ」

苦笑いを浮かべる港の体を改めてみると、体の所々にタバコの跡が残っていた。

「これは……?」

俺は、港のその部分を手で触れながら聞いた。

「裕也君がね。
 『愛の証』にって言って、エッチの度にタバコの火を私に刻んだんだ」

「……嫌じゃなかったの?」

この時、未成年がタバコを吸っているかどうかは、気にはならなかった。

「嫌だったよ。
 でも、棄てられる方がもっと嫌だったの」

「俺はそんな事をしないよ」

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