ゾンビキラーヒラノ~なんの才能もなかったヒラノがゾンビだらけの世界でヒーラーとしての才能が芽生えた話

はらぺこおねこ。

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04 弟子入り志願少女

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「はぁ~~
 いい湯だねぇ」

 ひろみは、ゆっくりと湯に浸かっていた。
 そして、パルクも体をゆっくりと浸からせていた。

「パルク、温泉は気にいりましたか?」

「きゅい……」

「そう、それはよかったです!」

 ひろみが、湯船でのんびりゆったりとしていると空が騒がしくなった。

「カラスさん達が騒がしいですねぇ~~」

「カラスさん達、どうしたんですかー??」

 ひろみは、空を見上げてカラスに尋ねた。

「カーカーカー」

「え?村が……?」

「きゅい……?」

「パルクごめん!
 温泉は、ここまで、早く村に戻らなくちゃ……!」

「きゅいきゅい?」

「村が、盗賊に襲われているって……」

 ひろみは、服を着るとパルクを胸ポケットに入れて走った。

「ウィングの魔法、きちんと学んでおくべきでした……」

 ひろみは、全速力で村に戻った。
 村には血の匂いと煙の臭いが混じっており、ひろみは思わず目を背けてしまっていた。

しかし、人の姿は一つもなかった。

「お爺ちゃん無事かな……?」

 ひろみは、まっすぐ自宅に戻る。
 するとそこには倒れこんだ村長の姿があった。

「お爺ちゃん!?」

「ひ、ひろみか……
 なんで、戻って来た……」

「カラスさんから、村の事を聞いて飛んできました!」

「そ、そうか……
 ひ、ひろみ!祭壇に、祭壇に急げ!
 奴らに奴らに、ボーディガーを取られてはならぬ!」

「ヤツらって……
 誰ですか?
 『蜘蛛の糸』と言う盗賊団じゃ……
 奴らは、魔法を使い村の人達を灰へと変えて行きよった……
 幸い、ワシには、魔力があったから灰になる事はなかったが……
 魔力の無いモノは、皆、灰にされてしまった……」

 村長は、ひろみの目を見て力強く言った。

「ひろみ、急げ、早く急ぐんだ!」

 ひろみは、大きくうなずくと部屋を出ようとした。
 その時、3人の男が目の前に現れた。

「お、女が居るじゃん
 結構、可愛いぞ……」

「どうする、拉致る?」

「今回の命令を忘れたのか?
 『見たモノは全て殺せ』
 そう言われたはずだ……」

「そうだったな……
 あぁ~勿体ない!!」

 男は、そう言うと詠唱を始めた。

「ブラストアッシュ!」

 男の指先から小さな針が飛び出す。
 そして、その針は、村長の体を突き刺した。

「ぐわ……」

「お爺ちゃん!!」

 ひろみは、慌てて村長の体に触れた。

「ひろみ……
 逃……げ…………ろ……」

 村長は、ゆっくりとひろみの顔に触れるとゆっくりと灰になっていった。

「はい、これで女だけになりました」

「今から、裁判をします」

「なんの裁判だ?」

「この女を犯してから殺すか
 殺してから犯すか……」

「さっきも言ったはずだ……
 コイツも殺す……」

 男は、そう言うと先ほどと同じ呪文の詠唱を始めた。
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