ゾンビキラーヒラノ~なんの才能もなかったヒラノがゾンビだらけの世界でヒーラーとしての才能が芽生えた話

はらぺこおねこ。

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06 銀髪の騎士

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「お前の兄、亜金と言ったよな……?」

「はい」

「警察に捕まったぞ?」

「何をやったんですか?」

「魔法による殺人じゃ」

「魔法で殺人?兄がですか?」

「そうじゃ……」

「何かの冗談でしょう?」

「いや警察は、亜金を犯人と決めているそうじゃ……」

「兄は、攻撃魔法を一切使わないはずですが?」

「しかし、亜金の魔術反応が残っていてな。
 組合の方でもそれは、確認済じゃ……」

「どちらにせよ、兄の件に関して俺には関係ありませんよ。
 俺は、あの無能な兄とは縁を切っていますので……」

「そうか?
 なに、一応お主の耳に入れておこうと思っていてな……」

「そうですか。
 連絡ありがとうございます」

「ちょっと待った!」

「ティコか?
 どうした??」

「『亜金』って、よく試験に来ている子ですよね?」

「そうじゃな……
 組合や協会ではちょっとした有名人じゃな」

「私、亜金って子が、攻撃魔法を使っている所を見た事があります」

「なんじゃと?」

「その時の記録が残っているので、それを提出します」

「わかった。
 すぐに組合の方に来ていただこうか……」

「はい……」

 そして、通信が切れた。

「ティコは、亜金と知り合いだったのか?」

「う、うん……
 ちょっとね……」

「そうか……」

「気になるんじゃないの?」

「気になどしない」

「本当に?」

「ああ……」

「お前は、組合に行くのだろ?」

「行くけど……」

「俺は協会に、今回の事件の報告をしに行く」

「そう……」

「亜金に会ったら言ってくれ」

「え?」

「『落ちるところまで落ちたな』ってな……」

 亜銀は、そう言うとウィングの魔法でその場を去った。

「ったく……
 本当に可愛くないわね……」

「はぁ。
 ホントはこの映像……
 特例合格にしてあげれるかと思って記録したのになー」

 ティコも、そう言うとウィングの魔法で飛び立った。
 亜金の魔法の記録を持って……

・・・・
・・・
・・


「で、これが亜金の無実を証明証拠になると……」

「はい……」

 協会職員は、ティコの顔を見ながら証拠に手をつけた。

「残念ですが。
 これでは、証拠になりません」

「何故ですか?」

「亜金が人の時にカリバーを殺した事を確認しています。
 なので、半魔の時に攻撃魔法を使ったモノとは魔法班が違います。
 そのことは、貴方もご存じでしょう?」

「そうですが……
 亜金君が、半魔にならないと攻撃魔法が使えないことは確認出来るでしょう?」

「人である時も攻撃魔法が使える事も確認済です」

「いったい、カリバーさんは、どんな殺され方をしたんですか?」

「それは、言えません……」

「何よそれ!?」

「この証拠……
 ザンギスさんへの傷害罪の証拠として提出させて頂きますね」

「え……?」

「組合をなめないでください」

 組合職員は、そう言い捨てるとその場を去った。

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