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04 バイバイ
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しおりを挟む俺は、次の日、学校に向かった。
授業なんて上の空だった。
授業が終わり学校から帰ろうとすると声を掛けられた。
「達也。
何があった?」
「上島君……」
「何があったんだ?
今日の様子がおかしいぞ!
授業も上の空のようだったが」
「夕が、死んだんだ……」
「は?」
「昨日、死んだらしい。」
「そうか。」
「ああ。」
「今日、お通夜に行くのか?」
「いや。
それが、家とか知らなくて。
看護師さんに聞いても教えて貰えなくて……」
「個人情報だもんな……
よし!
僕に任せろ!」
「ん?」
上島君は、そう言うと走って何処かに消えた。
廊下は、走ったら危ないぞー
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