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04 バイバイ
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しおりを挟む俺は、家に帰ると、ぼーっとしていた。
時間なんか忘れる位、ぼーっとしていた。
何が起きたのかが解らない。
展開が早すぎる。
夕が死んだ?
最後に会った、その日は、物凄く元気にしていたと言うのに……
俺は、考えた。
考えて考えて考え抜いた。
しかし、答えなど見つかるわけがなかった。
プルルルルルルルル。
俺の携帯電話が、鳴った。
上島君からだった。
「もしもし草薙です。」
「達也か?
和夫だ。」
「上島君から、電話がかかってくるなんて珍しいね」
「凄い事がわかったぞ……」
「うん?」
「夕さんが、入院していた病院について調べてみた。」
「うん」
「そして、一つわかった事があるんだ……」
「何?」
上島君は、声を低くして言葉を続けた。
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