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02 ゆびきりげんまん
2012年7月4日
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2012年07月04日
曇り空を見上げてただ思う。
この時期の空は、あまり好きにはなれない。
この曇天。
ハッキリ言うと嫌いだ。
待合室にて懐かしい友人と出会う。
「あー、亜金さん、お久しぶりっす!」
「あ、太郎か?」
「この顔、忘れたっすか?」
この男の名前は、山田 太郎。
俺の中学からの友人だ。
高校を卒業してからは、あまり連絡を取ってなかったけど……
ちなみに、太郎は、酒屋の三男坊だ。
「顔は、忘れてもその話し方は忘れないよ」
「褒め言葉として受け取るっす」
「それは、そうと萌ちゃんと結婚したんだってな!
おめでとう!」
「ありがとうございます!」
太郎は、少し辛そうな表情を見せた。
「……大丈夫か?」
「少し話いいっすか?」
たぶん、萌ちゃんのことだろう。
「ああ……」
俺は、太郎に連れられて屋上にやってきた。
「萌さん、もう長くないらしいっす……」
俺は、その太郎の一言で頭の中が真っ白になった。
「どういうことだ?」
「乳がんらしいっす……」
「そうか……」
「はい……」
「担当は、大学時代からの友人の銘先生がやってくれるそうっす」
「そっか……」
「はい……
付き合ってくれてありがとうっす。
一さんは、何処か悪いっすか?」
「んー。
脳腫瘍らしい」
「ええ?」
「まぁ、俺の方は大丈夫だ。
心配なのは萌ちゃんだな。
子供いるんだろ?
子供には、話したのか?」
「いや、まだっす……」
「そうか……」
太郎の表情が暗い。
まぁ、明るい表情が出来る方がおかしいな。
俺は、それ以上聞かないことにした。
曇り空を見上げてただ思う。
この時期の空は、あまり好きにはなれない。
この曇天。
ハッキリ言うと嫌いだ。
待合室にて懐かしい友人と出会う。
「あー、亜金さん、お久しぶりっす!」
「あ、太郎か?」
「この顔、忘れたっすか?」
この男の名前は、山田 太郎。
俺の中学からの友人だ。
高校を卒業してからは、あまり連絡を取ってなかったけど……
ちなみに、太郎は、酒屋の三男坊だ。
「顔は、忘れてもその話し方は忘れないよ」
「褒め言葉として受け取るっす」
「それは、そうと萌ちゃんと結婚したんだってな!
おめでとう!」
「ありがとうございます!」
太郎は、少し辛そうな表情を見せた。
「……大丈夫か?」
「少し話いいっすか?」
たぶん、萌ちゃんのことだろう。
「ああ……」
俺は、太郎に連れられて屋上にやってきた。
「萌さん、もう長くないらしいっす……」
俺は、その太郎の一言で頭の中が真っ白になった。
「どういうことだ?」
「乳がんらしいっす……」
「そうか……」
「はい……」
「担当は、大学時代からの友人の銘先生がやってくれるそうっす」
「そっか……」
「はい……
付き合ってくれてありがとうっす。
一さんは、何処か悪いっすか?」
「んー。
脳腫瘍らしい」
「ええ?」
「まぁ、俺の方は大丈夫だ。
心配なのは萌ちゃんだな。
子供いるんだろ?
子供には、話したのか?」
「いや、まだっす……」
「そうか……」
太郎の表情が暗い。
まぁ、明るい表情が出来る方がおかしいな。
俺は、それ以上聞かないことにした。
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