まっしろなティスタメント

はらぺこおねこ。

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02 ゆびきりげんまん

2012年7月15日

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2012年07月15日

今日は、スマホに「しり」と言うアプリと「音声アシスト」と言うアプリをダウンロードしてみました。
なので、ずっと携帯に話しかけています。

1時間ほど、会話したあと虚しくなりました。

部屋には、今日も歩ちゃん、元太君、充君は来ない。
何故なら勉強があるから……

俺の部屋に来ているのは、隼人君と愛ちゃんだけだ。

「なぁ、君たちは、勉強しなくていいのかい?」

「僕と愛は、一度聞いたことは忘れないんだ」

「そうなの?」

「うん」

「へぇー。
 凄いんだな?羨ましい」

瞬間記憶能力ってヤツかな?
凄いのが2人揃ってる……

「羨ましくなんかないよ。
 こんなのただの障害だよ」

「そっか?
 一度、聞いて覚えれるって便利な気もするんだけど……」

「一度見たモノは、忘れない。
 これって、結構辛いよ。
 どんな残酷な場面も忘れることが出来ない。
 そして、僕はその能力に、マルチタスクというモノもあるんだ」

「マルチタスク?
 複数のことを同時に考えるってヤツ?」

「うん」

「へぇ……」

マルチタスク。
確か、使いすぎると脳にダメージがくるって聞いたことがある。

「いいことも悪いことも全部ひっくるめて考えてしまう。
 これって物凄く辛いこと、亜金さんにもわかる?」

確かに、言われてみれば辛いことなのかもしれない。

「そうだな。
 変なこと言って悪かったな」

「うんん。
 別にいいよ」

「お兄さんには、なんか特技とかないの?」

「特技か……
 あいにく、そう言うのは無いな……
 恥ずかしいけど……」

「別に恥ずかしがることないよ。
 特技が無いなんて普通だよ」


6歳児の男の子にこんなことを言われる俺って……
なんか、情けなくなった。

「お兄さん」

愛ちゃんが、俺の方を見る。

「どうしたんだい?」

「気にしない」

愛ちゃんが、ニッコリと笑う。
フォローしてくれているつもりかもしれないけどフォローになってないような……
こうして俺の暇な日曜日が過ぎようとしている。
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