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第二章 家族
友との出会い
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1992年12月
康二と恋が学園に来てからの初めてのクリスマスシーズンとなった。
「なんかさ、街中のクリスマスソングが掛かるとワクワクしてこね?」
まぁやんと龍弥、康二は3人で街中を歩いていた。
「ワクワクかぁ。まぁ、わからんでもねぇな」
「……」
康二は黙ったままだった。
「ん?どした?康二?」
「いや…クリスマスって…なにするんだ?」
康二は幼い頃からクリスマスというものをやったことが無く、何故みんなワクワクしている理由がわからなかった」
まぁやんは康二の肩を組み
「なるほどな!こりゃ!今年は盛大にやらねぇとな!龍!」
「そうだな!そうなると恋も知らないのか」
「うん…そうなるな…」
「龍!計画立てるぞ!康二はなんもしなくていいぞ!当日楽しみに待っておけ!」
まぁやん龍弥は、今年のクリスマス、気合い入れてやると約束した。
「じゃあよ!資金が必要だよな…」
まぁやんが財布を出して言った。
「今月金ないな…」
「じゃあ!調達しようぜ!」
「調達?」
康二は不思議そうにふたりを見た。
「康二は離れて見ててくれ。大丈夫だから」
「わかった」
まぁやんと龍はふたりで辺りを見回した。
「龍…どうだ?お前の野生の感は…」
「んー…こっちだな?この奥」
まぁやんと龍弥が路地裏に行くと、柄の悪い奴らが何かをしていた。
「龍!ビンゴ!さすがだな?」
「おうよ!」
ふたりは柄の悪いやつらのところに向かった。
「あ?なんだおめぇら」
相手が威圧してきた。
「あ?なんだおめぇら、だって?おー怖い」
龍弥が相手の一人の肩を組んで言った。
「ねぇねぇ、君たちこんなところでなにやってんの?」
「おめぇらに関係あるか、あっち行けよ!」
まぁやんが相手3人の目の前に立った。
「いやー全く関係なくもないわけですよ。あんたら、この辺で年下や女性からひったくりやカツアゲしてるだろ?」
「だったらなんだよ?お前ら警察かよ?」
「いや…俺らさ、この辺りのウジムシたちを駆除して回ってるんだよね」
「ウジムシだと…」
「そう!こんな風にね!」
そういうとまぁやんと龍弥が同時に相手を殴りつけた。
「テメェ!こら!」
相手も怯まず殴りつけた。
「おら!来いよ!」
しばらく乱闘が続いたが、相手が怯んでいた。
一人が逃げようと路地裏から出ようとした。
その先には康二がいた。
「康二!逃げろ!」
その声は間に合わなく、康二は捕まってしまった。
「おい!こいつがどうなってもいいのか?お前ら動くな!」
「くっ!しゃーねー」
「よくもやってくれたな!お前ら!」
康二を人質に取られて、動きを封じられたまぁやんと龍弥。
「じっとしてろよ…」
龍弥が殴られている。
「お前もだぞ!」
まぁやんもボコボコに殴られている。
「くそ!」
「まぁやん!龍弥!ごめん!俺の事は気にするな!」
「あーテメェも死ぬか」
康二が殴られると思った瞬間、相手が後ろから誰かに手を掴まれた。
ふと見ると、明らかに怖そうなスーツを来た人たちが10人くらいいた。
「よー探したぞー!きよしぃー」
「か…柏木さん…」
まぁやんと龍弥を殴っていたやつらも手が止まり明らかに怯えている。
「よーしお前ら!動くなよ!」
一斉にそいつらは逃げ出した!
「コラ!待て!」
5人ぐらいの怖い人たちがあとを追った。
残った5人の人達に囲まれたまぁやんたち
「大丈夫だ!康二だけは守ってやる」
小声でまぁやんが康二に耳打ちした。
5人の男たちのうち、グレー系のスーツを着た人が近づいてきて、座り込んでいたまぁやんたちの前でしゃがんで目線を合わせた。
「にぃちゃんら、あまり見ない顔だな…あぁ?どっから来た?」
「え…S町です」
「ほっか…いや…あいつらのぉ?うちのシマで悪さばっかりしとっての?お仕置きしようと思ってたんだが、なかなか尻尾出さない奴らだったんだ。にぃちゃんらのおかげだ!ありがとうな!」
「へ…」
「これ…少ないけど、治療費に使ってくれや」
グレー系スーツの人は財布を丸ごと出して渡してきた。
「えぇぇぇ!いや!こんなには…頂くわけには…」
まぁやんも龍弥も内心はすごくビビってた。
だけどこういう場合!引いたら負けだと思って精一杯強く出た。
「あの…おっさん…誰だよ?」
龍弥は心臓がバクバクなっていた。周りに聞こえちゃうのではと思うくらい。
「おぉ。悪かったな。わしは柏木っちゅうもんだ。このあたり面倒見とるもんだ。
そういいながら、名刺を差し出した。
「ところでにぃちゃんら、歳はいくつだ?」
「17っす」
「そっか…ちょうどいい!ここであったのも何かの縁だ!にぃちゃんらに頼みがあるんだ。ちょっとそこまで付き合うてくれるか?」
小声で龍弥が
「どうする?」
っと投げかけてきた。
まぁやんは
「行くしかねぇだろ」
っと答えた。
「わかりました。行きます」
「おぉ!そっか!そっか!助かるわ!ほな行こうか?」
路地裏を出ると4台の黒塗りの車が止まっていた。
「乗ってくれや。お前はこっちだ」
まぁやんは柏木という人と同乗し、龍弥と康二はすぐ後ろの車に乗せられた。
車が動き出すと、まぁやんは柏木という人に質問した。
「あの…ところで俺らに頼みって…なんですか?」
「おお!あんな?わしのせがれがいるんだけど、にぃちゃんらと同い年なんや。だからよ、友達になってほしいなって思うての」
「息子さんですか…」
「せや!親がこんなんだからな。友達がなかなかできひんのよ!にぃちゃんらなら、仲良くしてくれるんじゃないかと思うての」
まぁやんは少しホッとした…
「いや…もしかしたら俺ら、海に沈められるのかと…」
そういうと柏木という男は大笑いした。
「あはははははぁー、テレビや映画の見過ぎや!そんなんせえへん!おもろいな!にぃちゃん」
まぁやんは安堵した。同時に早く龍弥や康二にもこの話を聞かせて安心させたいと思った。
(あいつら…今ドキドキでいるだろうな…)
そう思うと少しおかしくなった。
とあるビルに車が止まった。
車のドアが開き
「失礼します!」
と柏木の部下っぽい人がドアを開けてくれた。
「こっちや!ついてこい!」
まぁやんは龍弥と康二と合流した。
ある部屋に通されて、少し待つように言われた。
「まぁやん…なんなんだ…この展開」
「なんかさ、息子さんの友達になってくれってよ」
「はぁ?それだけ?」
「…それだけ」
龍弥と康二も安堵した。
(コンコン)
失礼します!っと声が聞こえて一人の強面の人が入ってきた。手にはお茶を持っていた。
「どうぞ!」
「どうぞ!」
すごく丁寧にお茶を出してくれた。
「失礼いたしました!」と言って出て行った。
「すごいな…」
「あぁ…」
しばらくして
(コンコン)
ノックがあり、柏木と2人の大人の人の後ろから、同年代くらいの男の子が入って来た。
「待たせたの。雷斗、座れ!」
まぁやんたちの正面に柏木と雷斗君が座った。
「こいつがの、わしの息子の雷斗だ」
雷斗は髪が長く、赤と金髪が織り混ざった感じに染まっていて、キリッとした感じの男の子だった。
「オヤジ、この人たちかい?言ってたのは」
「そうだ!なかなか骨のある奴らだぞ」
「……」
雷斗がじぃーっとまぁやんを見つめていた。
「オヤジ…こいつとタイマン張っていいか?」
雷斗がまぁやんを指差して言った。
「なんで…こいつなんだ?」
柏木が質問すると雷斗が
「わかんねぇ…けどこいつらの中で一番つえぇ奴かと思ったからかな?」
柏木はタバコに火をつけて
「ふぅ~…まぁやん、おめぇはどうする?」
まぁやんは即答で返した。
「いいっすよ!そっちの方がスッキリする!」
「よし!下行くべ!」
雷斗はまぁやんを引っ張って連れて行った。
ビルの駐車場…
そこでまぁやんと雷斗は対峙した。
「どちらかが参ったというか、気絶するか」
「あぁ…いつでも良いぜ」
まぁやんは軽くストレッチしながら答えた。
「行くぞ!コラァ」
雷斗はまぁやんに向かって行った。
まぁやんに殴りかかろうとしたところを、カウンターで後ろ回し蹴り。
「ぐは!」
綺麗に決まったが、雷斗はまだ倒れない。
「なかなかタフだな!」
雷斗は怯まずにまぁやんに殴りかかった。
まぁやんの回し蹴りを交わして、側頭部に拳がヒットした。
「ぐっ‥つぅ…」
よろめいたまぁやんに体ごとぶつかってまぁやんを倒した。
馬乗りになってまぁやんを何度も殴りつけた。
まぁやんは腕で防御しているが、何発かパンチをもらった。
まぁやんが馬乗りになってる雷斗の後頭部へ蹴りを見舞い、すかさず立った。
よろめいた雷斗に向かって。浴びせ蹴りをみまった。
まぁやんの踵が雷斗の後頭部にヒットして、雷斗は吹っ飛んだ!
「はぁ…はぁ…」
まぁやんは息切れしていた。
心の中では(立つな)っと思った。
「くっ…うっ…」
立とうとした雷斗であったが、立ち上がれない。
「勝負ありだな!まぁやん!」
柏木が声高らかに言った。
「うぅ…やっぱ…やるな!まぁやん。テコンドーか?」
雷斗が柏木の部下に掴まって、歩み寄ってきた。
「昔ジィちゃんに教わったんだ。お前も強いぞ!一瞬やばいと思ったぞ」
ふたりは肩を組んで笑い合った。
柏木はそんなふたりを見て嬉しそうに笑った。
「雷斗よぉ。いい仲間できたな」
「はい。オヤジ、感謝します」
実の親に対してすごく礼儀正しかったのに、まぁやんたち3人は驚いた。
「あっ!今何時だ!」
龍弥が突然声を上げた。
「20時過ぎ…やべー門限過ぎてるぅー」
「俺ら!急いで帰らんと!」
慌てて帰ろうとした時
「よしゃ!車手配したる。乗ってけ!」
車に乗り込み、帰る間際。まぁやんに雷斗が
「近々、ゆっくり遊ぼうぜ!ここに連絡くれ」
っと名刺を渡された。
「サンキュー!連絡するわ!」
手を振って、雷斗と別れた。
急いで帰ったがとっくに門限が過ぎており、
戻った3人はみさき先生よりキツーいお説教があった。
「3人とも!正座!」
しかもまぁやんは傷だらけで、明らかに喧嘩してきたとバレバレであったため、追加のお説教も付加された。
そして1週間のお風呂掃除を3人は命じられた。
康二と恋が学園に来てからの初めてのクリスマスシーズンとなった。
「なんかさ、街中のクリスマスソングが掛かるとワクワクしてこね?」
まぁやんと龍弥、康二は3人で街中を歩いていた。
「ワクワクかぁ。まぁ、わからんでもねぇな」
「……」
康二は黙ったままだった。
「ん?どした?康二?」
「いや…クリスマスって…なにするんだ?」
康二は幼い頃からクリスマスというものをやったことが無く、何故みんなワクワクしている理由がわからなかった」
まぁやんは康二の肩を組み
「なるほどな!こりゃ!今年は盛大にやらねぇとな!龍!」
「そうだな!そうなると恋も知らないのか」
「うん…そうなるな…」
「龍!計画立てるぞ!康二はなんもしなくていいぞ!当日楽しみに待っておけ!」
まぁやん龍弥は、今年のクリスマス、気合い入れてやると約束した。
「じゃあよ!資金が必要だよな…」
まぁやんが財布を出して言った。
「今月金ないな…」
「じゃあ!調達しようぜ!」
「調達?」
康二は不思議そうにふたりを見た。
「康二は離れて見ててくれ。大丈夫だから」
「わかった」
まぁやんと龍はふたりで辺りを見回した。
「龍…どうだ?お前の野生の感は…」
「んー…こっちだな?この奥」
まぁやんと龍弥が路地裏に行くと、柄の悪い奴らが何かをしていた。
「龍!ビンゴ!さすがだな?」
「おうよ!」
ふたりは柄の悪いやつらのところに向かった。
「あ?なんだおめぇら」
相手が威圧してきた。
「あ?なんだおめぇら、だって?おー怖い」
龍弥が相手の一人の肩を組んで言った。
「ねぇねぇ、君たちこんなところでなにやってんの?」
「おめぇらに関係あるか、あっち行けよ!」
まぁやんが相手3人の目の前に立った。
「いやー全く関係なくもないわけですよ。あんたら、この辺で年下や女性からひったくりやカツアゲしてるだろ?」
「だったらなんだよ?お前ら警察かよ?」
「いや…俺らさ、この辺りのウジムシたちを駆除して回ってるんだよね」
「ウジムシだと…」
「そう!こんな風にね!」
そういうとまぁやんと龍弥が同時に相手を殴りつけた。
「テメェ!こら!」
相手も怯まず殴りつけた。
「おら!来いよ!」
しばらく乱闘が続いたが、相手が怯んでいた。
一人が逃げようと路地裏から出ようとした。
その先には康二がいた。
「康二!逃げろ!」
その声は間に合わなく、康二は捕まってしまった。
「おい!こいつがどうなってもいいのか?お前ら動くな!」
「くっ!しゃーねー」
「よくもやってくれたな!お前ら!」
康二を人質に取られて、動きを封じられたまぁやんと龍弥。
「じっとしてろよ…」
龍弥が殴られている。
「お前もだぞ!」
まぁやんもボコボコに殴られている。
「くそ!」
「まぁやん!龍弥!ごめん!俺の事は気にするな!」
「あーテメェも死ぬか」
康二が殴られると思った瞬間、相手が後ろから誰かに手を掴まれた。
ふと見ると、明らかに怖そうなスーツを来た人たちが10人くらいいた。
「よー探したぞー!きよしぃー」
「か…柏木さん…」
まぁやんと龍弥を殴っていたやつらも手が止まり明らかに怯えている。
「よーしお前ら!動くなよ!」
一斉にそいつらは逃げ出した!
「コラ!待て!」
5人ぐらいの怖い人たちがあとを追った。
残った5人の人達に囲まれたまぁやんたち
「大丈夫だ!康二だけは守ってやる」
小声でまぁやんが康二に耳打ちした。
5人の男たちのうち、グレー系のスーツを着た人が近づいてきて、座り込んでいたまぁやんたちの前でしゃがんで目線を合わせた。
「にぃちゃんら、あまり見ない顔だな…あぁ?どっから来た?」
「え…S町です」
「ほっか…いや…あいつらのぉ?うちのシマで悪さばっかりしとっての?お仕置きしようと思ってたんだが、なかなか尻尾出さない奴らだったんだ。にぃちゃんらのおかげだ!ありがとうな!」
「へ…」
「これ…少ないけど、治療費に使ってくれや」
グレー系スーツの人は財布を丸ごと出して渡してきた。
「えぇぇぇ!いや!こんなには…頂くわけには…」
まぁやんも龍弥も内心はすごくビビってた。
だけどこういう場合!引いたら負けだと思って精一杯強く出た。
「あの…おっさん…誰だよ?」
龍弥は心臓がバクバクなっていた。周りに聞こえちゃうのではと思うくらい。
「おぉ。悪かったな。わしは柏木っちゅうもんだ。このあたり面倒見とるもんだ。
そういいながら、名刺を差し出した。
「ところでにぃちゃんら、歳はいくつだ?」
「17っす」
「そっか…ちょうどいい!ここであったのも何かの縁だ!にぃちゃんらに頼みがあるんだ。ちょっとそこまで付き合うてくれるか?」
小声で龍弥が
「どうする?」
っと投げかけてきた。
まぁやんは
「行くしかねぇだろ」
っと答えた。
「わかりました。行きます」
「おぉ!そっか!そっか!助かるわ!ほな行こうか?」
路地裏を出ると4台の黒塗りの車が止まっていた。
「乗ってくれや。お前はこっちだ」
まぁやんは柏木という人と同乗し、龍弥と康二はすぐ後ろの車に乗せられた。
車が動き出すと、まぁやんは柏木という人に質問した。
「あの…ところで俺らに頼みって…なんですか?」
「おお!あんな?わしのせがれがいるんだけど、にぃちゃんらと同い年なんや。だからよ、友達になってほしいなって思うての」
「息子さんですか…」
「せや!親がこんなんだからな。友達がなかなかできひんのよ!にぃちゃんらなら、仲良くしてくれるんじゃないかと思うての」
まぁやんは少しホッとした…
「いや…もしかしたら俺ら、海に沈められるのかと…」
そういうと柏木という男は大笑いした。
「あはははははぁー、テレビや映画の見過ぎや!そんなんせえへん!おもろいな!にぃちゃん」
まぁやんは安堵した。同時に早く龍弥や康二にもこの話を聞かせて安心させたいと思った。
(あいつら…今ドキドキでいるだろうな…)
そう思うと少しおかしくなった。
とあるビルに車が止まった。
車のドアが開き
「失礼します!」
と柏木の部下っぽい人がドアを開けてくれた。
「こっちや!ついてこい!」
まぁやんは龍弥と康二と合流した。
ある部屋に通されて、少し待つように言われた。
「まぁやん…なんなんだ…この展開」
「なんかさ、息子さんの友達になってくれってよ」
「はぁ?それだけ?」
「…それだけ」
龍弥と康二も安堵した。
(コンコン)
失礼します!っと声が聞こえて一人の強面の人が入ってきた。手にはお茶を持っていた。
「どうぞ!」
「どうぞ!」
すごく丁寧にお茶を出してくれた。
「失礼いたしました!」と言って出て行った。
「すごいな…」
「あぁ…」
しばらくして
(コンコン)
ノックがあり、柏木と2人の大人の人の後ろから、同年代くらいの男の子が入って来た。
「待たせたの。雷斗、座れ!」
まぁやんたちの正面に柏木と雷斗君が座った。
「こいつがの、わしの息子の雷斗だ」
雷斗は髪が長く、赤と金髪が織り混ざった感じに染まっていて、キリッとした感じの男の子だった。
「オヤジ、この人たちかい?言ってたのは」
「そうだ!なかなか骨のある奴らだぞ」
「……」
雷斗がじぃーっとまぁやんを見つめていた。
「オヤジ…こいつとタイマン張っていいか?」
雷斗がまぁやんを指差して言った。
「なんで…こいつなんだ?」
柏木が質問すると雷斗が
「わかんねぇ…けどこいつらの中で一番つえぇ奴かと思ったからかな?」
柏木はタバコに火をつけて
「ふぅ~…まぁやん、おめぇはどうする?」
まぁやんは即答で返した。
「いいっすよ!そっちの方がスッキリする!」
「よし!下行くべ!」
雷斗はまぁやんを引っ張って連れて行った。
ビルの駐車場…
そこでまぁやんと雷斗は対峙した。
「どちらかが参ったというか、気絶するか」
「あぁ…いつでも良いぜ」
まぁやんは軽くストレッチしながら答えた。
「行くぞ!コラァ」
雷斗はまぁやんに向かって行った。
まぁやんに殴りかかろうとしたところを、カウンターで後ろ回し蹴り。
「ぐは!」
綺麗に決まったが、雷斗はまだ倒れない。
「なかなかタフだな!」
雷斗は怯まずにまぁやんに殴りかかった。
まぁやんの回し蹴りを交わして、側頭部に拳がヒットした。
「ぐっ‥つぅ…」
よろめいたまぁやんに体ごとぶつかってまぁやんを倒した。
馬乗りになってまぁやんを何度も殴りつけた。
まぁやんは腕で防御しているが、何発かパンチをもらった。
まぁやんが馬乗りになってる雷斗の後頭部へ蹴りを見舞い、すかさず立った。
よろめいた雷斗に向かって。浴びせ蹴りをみまった。
まぁやんの踵が雷斗の後頭部にヒットして、雷斗は吹っ飛んだ!
「はぁ…はぁ…」
まぁやんは息切れしていた。
心の中では(立つな)っと思った。
「くっ…うっ…」
立とうとした雷斗であったが、立ち上がれない。
「勝負ありだな!まぁやん!」
柏木が声高らかに言った。
「うぅ…やっぱ…やるな!まぁやん。テコンドーか?」
雷斗が柏木の部下に掴まって、歩み寄ってきた。
「昔ジィちゃんに教わったんだ。お前も強いぞ!一瞬やばいと思ったぞ」
ふたりは肩を組んで笑い合った。
柏木はそんなふたりを見て嬉しそうに笑った。
「雷斗よぉ。いい仲間できたな」
「はい。オヤジ、感謝します」
実の親に対してすごく礼儀正しかったのに、まぁやんたち3人は驚いた。
「あっ!今何時だ!」
龍弥が突然声を上げた。
「20時過ぎ…やべー門限過ぎてるぅー」
「俺ら!急いで帰らんと!」
慌てて帰ろうとした時
「よしゃ!車手配したる。乗ってけ!」
車に乗り込み、帰る間際。まぁやんに雷斗が
「近々、ゆっくり遊ぼうぜ!ここに連絡くれ」
っと名刺を渡された。
「サンキュー!連絡するわ!」
手を振って、雷斗と別れた。
急いで帰ったがとっくに門限が過ぎており、
戻った3人はみさき先生よりキツーいお説教があった。
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