3 / 9
皮肉な話
しおりを挟む
で父は母をどうしたかと言うと。
登り窯で作品と一緒に焼いちゃった。
母と焼いた大皿は大きな賞をとった。
それからは熱心な顧客が付き、父の作品は常に予約待ちの状況だ。
皮肉な話だ。
私は、なじり合い揉める両親、殺される母、登り窯に引きずられる母、燃え盛る炎の中でグズグズと崩れていく母。
一連の流れを父の側でずっと見ていた私は、結果言葉を失った。
失語症と言うらしい。
世間的には、母が私を捨てて家を出ていき、行方不明になった事でショックを受けたから・・て事になってる。
本当は、逃げ出す事は叶わず、あれから父の寝室に大事に飾られているので、ずっとお家にいるんだけどね。
元々寡黙な父と喋れない私。
二人きりの静かな生活だ。
あれから10年、学校に通う事もなくこの家で暮らしている。
登り窯で作品と一緒に焼いちゃった。
母と焼いた大皿は大きな賞をとった。
それからは熱心な顧客が付き、父の作品は常に予約待ちの状況だ。
皮肉な話だ。
私は、なじり合い揉める両親、殺される母、登り窯に引きずられる母、燃え盛る炎の中でグズグズと崩れていく母。
一連の流れを父の側でずっと見ていた私は、結果言葉を失った。
失語症と言うらしい。
世間的には、母が私を捨てて家を出ていき、行方不明になった事でショックを受けたから・・て事になってる。
本当は、逃げ出す事は叶わず、あれから父の寝室に大事に飾られているので、ずっとお家にいるんだけどね。
元々寡黙な父と喋れない私。
二人きりの静かな生活だ。
あれから10年、学校に通う事もなくこの家で暮らしている。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる