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拝んでいいですか?

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「晶先輩の事情はわかりました。公然の秘密って感じなんですか?あのぉ・・・先輩の場合男性寄りにしても、可憐過ぎて正直余り意味をなさないと思います。体に負担かけるぐらいなら、すっぱり止めた方が良いですよ。」

「同意。」と涼し気な環ちゃん。

「まぁ!人の事を思いやって意見が言えるなんて、美和ちゃん偉いわねぇ。」

何故かブレアさんに関心されて頬ずりされた。もふもふご馳走様です!最高です
!こちらこそありがとうございます。

「今更素直になれって言われても、戻れないし!」

おお!つん!と、そっぽを向く姫の耳が真っ赤だ。
うん。これはあれだ。要するに姫は、夜彦先輩の事が好きな拗らせの真正ツンデレさんだった訳ですね!
はわわ尊い!拝んでいいですか?

「それに・・美和ちゃんだって夜彦の事気になるんじゃないの・・?」

おずおず顔の姫も可愛いです!
が、ちょい待ち!誰が、誰が誰を気になってるって?

「いやいやいやいや!それは無いです!あの魅惑のもふもふには惹かれますが、それは愛玩の意味であって!恋慕の気持ちではありません!勘弁して下さい!
あんな顔面偏差値に高くて、スパダリ感増し増しの人なんて、付き合えるわきゃない!平身低頭謹んでお断りさせて頂きます!本当に無理です!私は己が身の丈にあった方がいいです!」

そもそも私の何処を見て、夜彦先輩に思いを寄せていると勘違いしたのか?
はっ?あれか?姫に真顔で見られてた、あの時か?
もふもふが名残惜しくて、つい熱く見つめていたのを誤解された?

「「「・・愛玩・・」」」

全身全力で否定する私と、目を点にして呆然とする姫。
一方ブレアさんは、ソファーに倒れ込みお腹抱えて大爆笑。
はて?私、そんなに面白い事言ったつもりは無いんだけど?沸点低いのかな?

「あの夜彦を愛玩動物ペット扱いとは、流石ね美和ちゃん。」

ねぇ?何故ドヤ顔なの環ちゃん?
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