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『待て』ができる狼
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「ん-?うーん?」
優雅に午後のお茶を楽しんでいた主が、怪訝そうな声をあげ、まるで悪寒が走ったかの様に両腕をさする。
主にしては珍しい動きだ。
「どうしました。変な声をあげて。」
「・・一臣。私ちょっと寝台に籠るよ。そうだねぇ一週間ばかり。」
主はお茶の途中だと言うのに立ち上がり部屋を出ようとする。
こんな無作法な事をする方では無い事を知っているので、かなり焦った。
「は?待って下さい。体調が悪いんですか?一週間って何処からでてくるんですその数字!」インフルエンザかよ。
「んー?大丈夫だよ、吸精鬼の行事ごとみたいなもんだから。籠ってる間は部屋に来ないで。後、翠の扉の部屋使える様に整えといて。」
「・・・・。」
「そんな顔しない、いい子で『待て』しておきなさい。」
両頬を包み込み、ニッコリと主が笑う。
「・・だから私は犬ではありません。」
待てを言いつけられた私は、主の後ろ姿を見送るしかなかった。
優雅に午後のお茶を楽しんでいた主が、怪訝そうな声をあげ、まるで悪寒が走ったかの様に両腕をさする。
主にしては珍しい動きだ。
「どうしました。変な声をあげて。」
「・・一臣。私ちょっと寝台に籠るよ。そうだねぇ一週間ばかり。」
主はお茶の途中だと言うのに立ち上がり部屋を出ようとする。
こんな無作法な事をする方では無い事を知っているので、かなり焦った。
「は?待って下さい。体調が悪いんですか?一週間って何処からでてくるんですその数字!」インフルエンザかよ。
「んー?大丈夫だよ、吸精鬼の行事ごとみたいなもんだから。籠ってる間は部屋に来ないで。後、翠の扉の部屋使える様に整えといて。」
「・・・・。」
「そんな顔しない、いい子で『待て』しておきなさい。」
両頬を包み込み、ニッコリと主が笑う。
「・・だから私は犬ではありません。」
待てを言いつけられた私は、主の後ろ姿を見送るしかなかった。
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