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今日も私は家で引きこもり……
「うん、次はこれにしよう!」
趣味であるコスプレ衣装を作っていた。
コスプレ衣装を作ると言っても布を針で縫ったりをして作っているわけじゃない。
それならどうやって私がコスプレ衣装を作っているのかと言うとそれは……『リアリティーオンライン』と言うゲームの中で私はコスプレ衣装を作っていた。
「うん!今回も可愛いのが作れた!」
今回私が作ったのは『アニマル魔法少女』と言ってこの魔法少女は簡単に言うと動物の力を借りて動物を悪いことに使う組織と戦う魔法少女のコスプレ衣装だった。
そして早速作り上げた衣装に着替えてみることにした。
「うん!ばっちり!」
ゲームならではの体全体を映してくれる360度のカメラを使ってぐるぐる回しながら衣装を細かくチェックしていく。
「さすが!わたし!どこからどうみても『アニマル魔法少女』にしか見えないわ!』」
今回作ったコスプレ衣装は今まで作ってきた衣装の中でも最高傑作といっても過言ではないほどの出来栄えだった。なんといっても今回作った衣装は素材からして最高の物を作っていた。
そして最高の素材を活かすために私は自身の製作スキルを上限のレベルマックスにまで上げて今回の衣装作りに勤しんだのだ。
そのためなんども言うけど最高の衣装を作り上げることができた。
「ん?運営からメール?」
私がコスプレ衣装を作り上げた喜びに浸っているとメールのアイコンが光っていることに気がついた。
これはフレンドもしくは運営からメールが届いていることを表している。
確認してみると今回は運営からメールが届いていた。
メールを開けて中を確認してみると、そこには…
『あなたには異世界へと行く権利が与えられました。』
とだけ書かれていた。
どれだけ下にスクロールしても他には何も書かれていないし、ほんとうに運営が送ってきたのか前のページに戻り確認してみたがフレンドの偽装だった…とかではなく本当に運営から送られてきていた。
「異世界…」
私は異世界に行きたいかどうかと言われたら即答ではい…とは言えない。異世界と言うのがどんな世界なのか分からないからだ。
もしモンスターが世界中に溢れ日々の生活を過ごすのも大変だと言う世界に行きたいかと言われたら今の生活を捨ててまで行きたいとは思えない。
だけどもし…今やっているゲーム『リアリティーオンライン』のような異世界に行きたいかと言われたら私は即答ではいと答えることができる。
だって…可愛いコスプレ衣装をたくさん作ることができるんだから。
「このゲームの世界のような異世界ならいってみたいな、なんてね…」
私はおそらく間違って送ってしまったメールなんだと思い何かすることもなくメールを閉じ、ログアウトすることにした。
「ふわぁ~なんだかねむたいな~」
ゲームを閉じ時計を確認してみると、朝の7時にコスプレ衣装を製作し始め今はなんと夜の9時を指し示していた。どうやら私はまた衣装作りに時間も忘れて夢中になってしまっていたようだ。
「もうだめだ~」
私は布団へ倒れこみそのまま眠ってしまった。
「うん、次はこれにしよう!」
趣味であるコスプレ衣装を作っていた。
コスプレ衣装を作ると言っても布を針で縫ったりをして作っているわけじゃない。
それならどうやって私がコスプレ衣装を作っているのかと言うとそれは……『リアリティーオンライン』と言うゲームの中で私はコスプレ衣装を作っていた。
「うん!今回も可愛いのが作れた!」
今回私が作ったのは『アニマル魔法少女』と言ってこの魔法少女は簡単に言うと動物の力を借りて動物を悪いことに使う組織と戦う魔法少女のコスプレ衣装だった。
そして早速作り上げた衣装に着替えてみることにした。
「うん!ばっちり!」
ゲームならではの体全体を映してくれる360度のカメラを使ってぐるぐる回しながら衣装を細かくチェックしていく。
「さすが!わたし!どこからどうみても『アニマル魔法少女』にしか見えないわ!』」
今回作ったコスプレ衣装は今まで作ってきた衣装の中でも最高傑作といっても過言ではないほどの出来栄えだった。なんといっても今回作った衣装は素材からして最高の物を作っていた。
そして最高の素材を活かすために私は自身の製作スキルを上限のレベルマックスにまで上げて今回の衣装作りに勤しんだのだ。
そのためなんども言うけど最高の衣装を作り上げることができた。
「ん?運営からメール?」
私がコスプレ衣装を作り上げた喜びに浸っているとメールのアイコンが光っていることに気がついた。
これはフレンドもしくは運営からメールが届いていることを表している。
確認してみると今回は運営からメールが届いていた。
メールを開けて中を確認してみると、そこには…
『あなたには異世界へと行く権利が与えられました。』
とだけ書かれていた。
どれだけ下にスクロールしても他には何も書かれていないし、ほんとうに運営が送ってきたのか前のページに戻り確認してみたがフレンドの偽装だった…とかではなく本当に運営から送られてきていた。
「異世界…」
私は異世界に行きたいかどうかと言われたら即答ではい…とは言えない。異世界と言うのがどんな世界なのか分からないからだ。
もしモンスターが世界中に溢れ日々の生活を過ごすのも大変だと言う世界に行きたいかと言われたら今の生活を捨ててまで行きたいとは思えない。
だけどもし…今やっているゲーム『リアリティーオンライン』のような異世界に行きたいかと言われたら私は即答ではいと答えることができる。
だって…可愛いコスプレ衣装をたくさん作ることができるんだから。
「このゲームの世界のような異世界ならいってみたいな、なんてね…」
私はおそらく間違って送ってしまったメールなんだと思い何かすることもなくメールを閉じ、ログアウトすることにした。
「ふわぁ~なんだかねむたいな~」
ゲームを閉じ時計を確認してみると、朝の7時にコスプレ衣装を製作し始め今はなんと夜の9時を指し示していた。どうやら私はまた衣装作りに時間も忘れて夢中になってしまっていたようだ。
「もうだめだ~」
私は布団へ倒れこみそのまま眠ってしまった。
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