コスプレ少女はただ可愛いのが好きなだけ!

レイン

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2話

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私は目が覚めると草原の中に立っていた。

…………
………
……



そして私は眠る前に製作していたコスプレ衣装を着ていた。

…………
………
……



いや、なに?

私は訳がわからないことが自分の身に起こっていることはなんとなくだが理解…出来ているのかな?とにかく私に理解しがたい常識外のことが起こっていることだけは分かった。

だって私…寝ていたはずなのに起きたら直立の姿勢で立っているんだよ?寝ているはずなのに立っている、私には立ちながら寝るなんて器用なことはできないのでこれがいかに常識外なのかわかってほしい。

まぁ服装が変わっていることもおかしいと言えばおかしいけど私には寝ていたはずなのに立っていることの方が驚きが大きくて、それ以外のことは気にならないほどだった。

「…ってここ?どこ?」

そして私はもう一つありえないことが起きていることに気がついた。

それがここが私の部屋の中ではなく草原になっていることだ。

やばいありえないことが3つも起こっている、まさかこれは…夢?

もう本当に夢としか言えないようなことばかり起こっているけどなんだが夢じゃない気がするんだよね~

「あれ?なんか光ってる?」

視線の端の方でチカチカと光っていることに気がついた。どうやらメールが受信されたようだ。

「あれ?メールが来たってことはここはゲームの中なの?」

私は受信されたメールを確認することにした。

『あなたは異世界へ行く意思を表明されましたので異世界へと転移しました。これから異世界での生活をお楽しみください。』

メールには送り主が書かれる欄は空白で内容はこれだけが書かれていた。

「…え?なにこれ?」

いやいや私がいつ異世界へ行く意思を表明したっ………あぁ、そうだ夜寝る前に確かに『リアリティーオンライン』のようなゲームの世界なら行きたいって言ってた…ような気がする。あの時はもう眠気が寸前にまで襲って来ていたので少し曖昧だが確かにそんなことを言ってた。でもそれなら私が異世界へ行きたいと言ったのは『リアリティーオンライン』の世界であってどこかは知らない異世界ではない。

「…いや…でも…ここは…」

辺りを見渡すとこの場所を私は見たことがあった。ここは『リアリティーオンライン』のゲームでは初めてプレイした時に降り立つ草原『初めての草原』と言われる場所に酷使していることに気がついた。

「それにこのコスプレ……うん、可愛い」

って、違う違う、確かにこのコスプレは超絶可愛いんだけど…。このコスプレがあって初めての草原にいるってことは、もしかしたらただ似ているだけっのどこか違う場所って可能性もあるんだけど…どうやら私は『リアリティーオンライン』のゲームの世界へと異世界転移したようだ。
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