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しおりを挟む「うぅ、ここは……」
目を覚ますと、なぜか頭を思いっきりど突かれたような痛みがある。
「ここは俗に言う神界じゃよ」
僕が頭にたんこぶやもしくは血が出ていないか確認をしていると後ろから声が聞こえてきた。
「ん?」
声がした方へと目を向けてみるとそこにいたのは小さな子供だった。その子供は独特な、いや奇抜な、いや子供じゃなくてもアウトだろって言うレベルの服装をしていた。だけど僕がそれ以上に気になったのは右手に握り締められている血がついたステッキだった。
「もしかして僕の頭をそれで殴ったりしてないよね?」
「大丈夫じゃ、もしかしなくても儂はこれでお主を殴った」
「そうだよね、うん、正直に言って偉いね、でもね、物で人を殴ったりしてはいけないんだよ、しかも血がついてるよね、危ないよね、もしかしたら人が死んでしまっていたかもしれないんだよ」
見るからに僕のことを殴ったの犯人はこの子供だと言うことは分かる。そしてそれについて嘘をつかなかったのは子供にしては偉いと思う。いや殴っている時点で偉くはないんだけどね。でもまぁやったことに対して反省し………あれ?反省してないよね?だって僕を殴ったことに関してまだ謝られてないじゃん!
「そうじゃな、人は脆い。それぐらいの怪我で死んでしまうのかもしれぬが、お主は神じゃから大丈夫じゃよ」
「へ?神?僕が神?」
「そうじゃよ」
胡散臭い、何言ってんだ、意味が分からん……と思うかもしれない。僕もついさっきまでならそう思っていただろう。だが今は違う。
「本当に僕は神様になったんだ…」
「そうじゃよ、お主は神になったのじゃ」
「……演出とかはないんだね」
僕は神様になっていた。そのおかげ?せい?で第六感とも言える未知の感覚が僕は人間から神様になったと訴えてくる。神様になっているのは構わない、だって自分から望んだことだから。
だけど……
「僕の頭を殴ることとは関係ないじゃん!」
「あぁ、うるさいうるさいのじゃ、少し口を閉じるのじゃ!」
話がずれかけていた僕の頭を殴った件について再び問いかけようとすると神が口を閉じるような仕草をすると僕の口はチャックが閉められたかのように開かなくなった。
「それじゃ静かになったところで、儂がお主を読んだ理由を話そうと思うのじゃ」
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