灰燼戦記

天緒amao

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風の章

晴れない

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 窓から見下ろす大地は水気を帯びていた。先刻降った俄雨にわかあめ所為せいだ。
 雨の日特有の匂いのせいでナーバスになる。深くため息をついて、葵の言ったことを反芻する。「最近の与奈様はおかしい」。…全くその通り。
 人を引っ張る側の立場になって理解した。先導者には種類があり、それぞれに癖があり、当然、それぞれに信念がある。その人の近くに立っていると、その人のスタイルがぼんやりと分かってくるんだ。
 最近の国の動き方は、明らかに与奈様の意思ではない。どうせ今の与奈様の後ろには、愛国主義者の、さらに懐古主義なうすらハゲた小太りのジジイがいるんだろうな。軍部の人間だろうか。この下手な戦略の立て方で元軍人だの、大物将校だのだったら嫌だな。恥晒しじゃないか。
「…春。中央の小隊に電報を打て。」
「は。何と打ちましょう。」
「『月の裏側に陰りあり、空を見よ。与奈様の裏に誰かいる、探りを入れろ』と。」
 春はぱたぱたと走っていった。電報から察してくれるだろうか。ううん、杏子きょうこ達なら何とかしてくれるだろう。
 ロゼリアの地図を見下ろす。戦況は最悪でもないが、良いとも言えない。どの戦地でもからすの国は勝利を収め、占領している状態だ。しかし、我が軍の兵達の消耗が酷い。ロゼリアの兵士たちは乱戦や戦争そのものには慣れていないものの、個々の戦闘能力においては私直属の部下達と同等。一対一の戦闘なら勝率は低いと言ってもいい。
 それに、ロゼリア軍の方が人数が多い。こっちの兵達は真昼間に正々堂々戦うだなんて慣れていないし、個々の力は向こうのほうが強い。向こうのほうが人数は多いんだから、体力の消耗が酷い。さらに向こうは負ければそれでおしまいかもしれないが、こっちはこのあと本命の戦いがある。体力を温存させたままでは数を削られる。かと言って全力を出し切られても困る。この戦いは想像以上に面倒だ。面倒すぎる。
 あと、怖いのは王国騎士団か。王都周辺にのみ配属されている、実力者揃いの兵士たち。…うちでなら将校としてやっていける程度の戦力が塊でいるというんだから恐ろしい。それに向こうは本職は騎士なんだから、攻め滅ぼす戦いより守り永らえる戦い方の方が強いだろう。
「…勝てるだろうが、泥試合だな…」
 確実に両国がとてつもなく消耗する。そして決まって、そういう戦いの後は虐殺が起きたりするんだ。
 私がそんなこと絶対に起こさせない。そのためには。さっさと戦いを終わらせて、からすの国軍の兵達にストレスを溜めさせない。それに加えて、信仰や勝利の喜びでストレスを上書きする。
 …私が信仰対象でいることで。

 私は、絶対的王者で、常に美徳を重んじ、上から目線で、いつでも冷静な、「合歓様」を演じている。「合歓わたし」には誰もついてこないだろうけど、「合歓様」には誰かがついてくる。だから私は、人前では完璧な「合歓様」を演じ続ける。
 どれだけの人が立ち上がっても、この国が軍事行動をやめないことは分かりきってる。それなら?…戦争での犠牲者を最小限に抑え、からすの国の兵達の心理的なストレスも極限まで減らす。そのためには私が、誰もが盲信するような偶像でい続けなきゃいけない。
 「合歓様」が言うなら、「合歓様」のために、「合歓様」ならこうする、「合歓様」はこんなこと嫌がる。その意識が犠牲者を減らす。頭がおかしくなる人を減らす。だって全部「合歓様」の為で所為せいだから。命令に従っただけだっていう逃げ道を作ってあげれば、人を傷つけることへの罪悪感はいくらか軽くなる。目の前が見えなくなるほど信仰していれば、そもそもそんなことにも気づかないかもしれない。
 いつだって最短で勝利を取る戦略を組み、相手軍の犠牲者を減らす。戦争の期間が長くなると、市民同士、同じ国同士の兵と市民、助け合うべき仲でまでトラブルが起きるから。食糧難や相手国の銃弾の雨から逃げる長い日々はトラウマになってしまうから。
 無意味な虐殺は醜い、美徳に反すると触れ回り、一般市民への被害を抑える。投降した兵は人質ではなく大切な市民として扱う。さらに「合歓様」を信仰する兵達が、他の兵の虐殺まで諫める。「合歓様」の言葉の一つ一つが、戦争に関わって死ぬ人を最小限にする大きな鍵になる。
 でも「合歓様」の存在は、私にとっての大きな枷でもある。
 みんなへの被害やら、ストレスやらは私が考えて、じゃあ、私のこの痛みは誰が何とかしてくれるの?何ともならなくてもいい、誰が少しでも考えてくれるの?
 私が他人を救うためには、自分自身を死に一歩ずつ近づけなきゃいけなかった。誰も気付いてくれない。だって、みんなが好きなのはわたしじゃなくて、「合歓様」だから。
 「わたし」のことを知っているのは今はまだ葵だけだ。いつになったら、砕けた感じで誰か、葵以外の人と喋れるようになるんだろう。姫とも春とも、飾らない私で話してみたいのに。いつまで「合歓様」でいればいいの。偉そうな感じも一切合切全部なしにして、おんなじ立場に立って誰かと話したいよ。
 いっそこの戦争で負けて、二度と戦争するなって感じになっちゃえば、「合歓様」を捨てて誰かと………。
 …そうも思うけど、きっと勝つんだろうな。いや、勝てなきゃ困る。こんなに大きい戦争仕掛けたんだ、負けたら死ぬまで他国に虐げられ続けてしまう。
 それに、ロゼリアをからすの国の下に置くことにも一応、メリットがある。平和主義なロゼリアは、いろんな国に土地を搾り取られ続けてる。契約を有耶無耶にされたり、不法占拠されたり(私たちが言えることじゃないけど)、このままじゃロゼリアは衰退の一途を辿ることになる。正直、ロゼリアがからすの国を後ろ盾として持つことは、そっち方面には効果覿面だ。ロゼリアから土地を奪ってやろうなんて考えてるのは、中途半端に戦争経験のある、卑怯なだけで強くもない国々。そいつらは絶対、烏の国ウチなんて相手にしたがらないはずだ。
 もっとも、上からの指示は「領土拡大のためにロゼリアを潰せ」だし、植民地にしようって魂胆かもしれないが……そこは、皇家の権力フル活用で政治介入してやる。ロゼリアの賢王たちを潰させやしない。あんなに広大な領土を持ちながら暴動や分断が起きないのは、ロゼリア王国民の国民性や現国王フローレス、ならびに今までの国王たちの功績によるものだ。私たちが無理やり支配しようとなんかしたら、絶対に失敗する。
 侵攻にあたり、最初に下調べとして歴史を調べた。その時に初めて知ったのだが、今国を治めているのはどうやら正統な王家ではなく、もとは悪政を強いる国王軍を打ち滅ぼした革命軍の長の一族らしい。それから9代も続いているとのことだった。これは、植民地にしても数十年のうちにまた革命が起こるだろうな。そうなったらきっとロゼリアは強いぞ。下手したらを呼び出してウチを返り討ちにしてしまうかもしれない。
 …とにかく、ロゼリアは今のこの国のまま残したい。できるだけ軋轢を残さず、むしろこちらが慈悲深い国かのように見える形で。この国は戦争バカとカス政治家しかいない戦争大好き帝国だが、そうは見えないようにしないと、今後の国益に響く。
 王族や政治のシステムをほとんど、できれば全く変えず、領土の一部を書類上のみからすの国のものにするだけに留めたい。その土地も治めるのは基本的に任せて、毟りとるより逆に開発に投資する方面で運用。あとは不当に持ってかれた土地を少なくとも三割は回収して、ロゼリアをさらに栄えさせる。
 「あくまで土地を貸して欲しかっただけなんですが、これまで他の国にされてきた仕打ちに耐えかねたロゼリアが反撃に出たので、被害を抑えつつ勝って言うことを聞いてもらうことにしました。ロゼリアを虐げる気はないです、むしろ守ります」というスタンスで進めることができればいい。そこまで上手くいくかが問題だけど、とりあえずここで戦争に勝たなきゃどれもこれも意味がないや。
 …これまでウチが殺したのは、せいぜい5000程度のはず。もっと少なければいいんだけど。実際に交戦するのは極力控えて、威嚇しまくって早めに退散させるようにと伝えた。それから私が鍛えた直属の部下たちを多めに前線に回してきたし、きっと大丈夫。むこうが投降した場合は傷一つつけちゃいけないとも言い聞かせたけど…どうなっただろうか。
 あと三週間でローゼンテ侵攻。本当に気が乗らない。できれば、誰一人殺さず平和的な方法で土地だけ得たかった。計画をもう一度読み返す。侵攻開始は暗くなってから。王都の東側から全軍で攻め入り、城を囲むように広がりつつ進軍。包囲が完了したら、兵達は事前に立てた策をもとに個々で雑兵と戦い、将校クラスで一気に王宮を落とす。時間勝負だ、今回は究極の短期決戦。一晩で決めなければ、将校達のいない戦場は一瞬で劣勢になるだろう。例え我々が人質を取れても、一般の兵の数で負けていたら意味がない。

 私が、現国王のフローレスの武器を全て潰し早々に錠をかける。そうすれば、我々の勝ちだ。そこからは武力による戦いは必要ない。いち早く全ての戦場に伝えて、国王を殺されたくなければ武器を捨て降伏せよと、できれば、国王自ら降伏すると申し出たと広める。
 私たち将校クラスが早く相手を戦闘不能に持ち込めるほど、流れる血が少なくなる。戦略会議であれだけ啖呵切ったんだ、私が誰よりも早く国王に勝たないと。
 こっちの将校で使えそうなのは…楓と牡丹、それから春と姫…楓のところの中尉。八重山やえやまだっけな。あの子は戦えるはず。それ以外の奴らは使えそうもない。でも正直なところ、実力はあるけど牡丹はどうかな。葵のあの様子…今回で死ぬつもりだって感じもするけど。あからさまなんだよな、あの二人は。…相手がたで手強そうなのは、騎士団長デュロイ・クラウンとフローレス、そのほかは特にか。複数でかかればギリギリ負けはしないだろうな。騎士団長さんには楓を当てて、国王は私が取る。そうすればきっと、他が勝てなくたって戦争自体には勝てる。
 はぁ、十人にも満たない数で戦うしかないのか。なんで西方制圧部の将校達は実戦慣れしてないボンボンのオッサンばっかりなんだろう。あいつらきっと前線に出たらすぐ死ぬだろうに、なんであそこまで上の立場にいるんだろう。仮にも戦争仕掛けてるんだから、もっと使える人を寄越してくれればいいのに。
 春が戻ってきた。電報を打ってきましたと満面の笑みだ。分かったありがとう、とだけ言って私は地図に視線を戻す。背が高い割に子犬みたいな春。双子でも性格は姫とあまり似ていない。





 外気の寒さに身を捩る。はしたないから外ではしないけれど、顔まで布団で覆って眠りたいくらい。支給された布団は、家の布団には劣るけれど意外といい物のようで暖かい。木造の扉を時々風が叩いて鬱陶しい。廊下の窓は閉めたはずなのに。引き戸じゃなくても音が鳴るのは知らなかった。
 …眠れない。何一つ、当事者じゃないのに。戦場に出る予定もなく、戦略を練ったわけでもなく、蹂躙される側になる予定もなく、駆け落ちの予定もないというのに、迫る戦争が恐ろしくてたまらない。それも戦争の惨禍を恐れているわけじゃなく、合歓さんや、牡丹さまや、その想い人が抱える重圧を想像して怖くなるのだ。まさかわたしがこんなことを考える日が来るとは思ってもいなかった。わたしは冷たい人間だったから。…牡丹さまと関わるうちに、色々と影響されていたみたいだ。
 寝返りを打ってみる。また身を捩る。ごそごそと大きく衣擦れの音がする。何だか居心地が悪いというか、ハマりが悪く思えてきて、また寝返りを打つ。眠気はあるのに眠れない。こんなのは初めてだ。
「…葵、もしかして起きていますか?」
 反対のベッドから、牡丹さまが囁き声で言った。
「はい、今日は眠れなくて…。起こしてしまいましたでしょうか。」
 私も囁き声で返す。
「いえ…私もなぜか眠れなくて。……あの、夜食をとりませんか?少々不健康ですが…」
「夜食ですか?」
 夜食などを提案されるのも初めてで驚いた。まさか牡丹さまから夜食の提案なんて。想像もしなかった。
「夜食というより…深夜ですが、お茶と菓子などを…」
「…牡丹さまも悪いお方になられましたね。ご一緒させて頂きます。」
 私が体を起こそうとすると牡丹さまは、寒いからまだ布団の中にいて下さい、湯を沸かしたりは俺がするので。そう言ってお茶の用意をし始めた。ロゼリアに来てからのわたし達はすっかり紅茶に魅了されてしまって、前は緑茶や玄米茶ばかりだったのが、今度は紅茶ばかり飲むようになっていた。
 アルコールランプとスタンド、金属製のポットを用意して、水は支給された缶詰のものを開けてポットに注ぐ。それから茶葉をパックに詰めて水に浸す。茶葉の箱を見る限り、今日はダージリンのようだ。
 落ち着かない日々の休息。思えば最初から、それこそが一番大切だったのだろう。異国の文化という物珍しさが気づかせてくれた。好きなものであればいい。そして、全てを忘れて一息をつけるような、そんな時間が必要なのだ。駆け足で進む戦場では、何をしていても心が休まらない。本来は心を休めている場合でもないのだろう、侵略者の分際で。それでもわたしは、牡丹さまに苦しんでほしくない。牡丹さまは休むのが上手じゃない。「癒し」は、牡丹さまの想い人が与えて下さった。ならば、わたしは牡丹さまに「時間」を与えるべきなのだろう。
「ロゼリアの菓子は、からすの国の菓子よりも特別に感じませんか?」
「ええ、現にわたし達にとっては特別ではありますが、そうではなく…からすの国にはない、輝かしい華やかさを感じるからではないでしょうか。うちの国の菓子は何だか、いつも慎ましやかでございますから。」
 小さく笑い合いながら、紅茶が入るのを待つ。淹れたり、蒸らしたり、この手間すら今はあたたかい。見上げた寒空には月が出ていた。満月でもなく、三日月でもない。でも煌々と輝いている。

 牡丹さまはわたしの月だ。わたしだけの。だからわたしは、牡丹さまを輝かせる太陽であらねばならない。わたしの光が強ければ強いほど、牡丹さまはわたしを忘れて輝ける。…次は牡丹さまが、誰かを輝かせる太陽になれるように。ただ脇役に徹して。
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感想 3

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みんなの感想(3件)

瀬戸
2025.11.13 瀬戸

毎回展開が神すぎる

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野々苺
2025.11.12 野々苺

最高です先生🥺💘

解除
野々苺
2025.10.31 野々苺

ほんとにファンです❕🥹💖好きです😿😿🎶

解除

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