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19.始まる!?
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瀧本を置いて、俺だけダッシュでホテルに戻ってきた。
もう23時だが、榎本はまだ起きてるだろうか。今から瀧本と同じ部屋で寝るのは気まず過ぎる。榎本、起きててくれ……!
という思いをこめて、連絡したら、秒で返事が返ってきた。
ということで……
「さぁ、早く僕の部屋へ涼介さん! 涼介さんと初めてのお泊まりだぁ( 〃▽〃)」
「あー確かに、榎本と一緒に寝るのは初めてだね! でも、急に悪いな…… 榎本と同部屋の人達にも申し訳ない……」
「それは問題ありません!同部屋のメンバーは全員、荷物と一緒に追い出しました! 完全に涼介さんと僕の二人だけです! 大丈夫です、同部屋のメンバーは他の部屋で寝られるようにセッティング済みなんで!」
「んん!? 問題ありありじゃねぇの!? 俺が連絡してから、なんかいろいろな事が早すぎないかぁ!?」
「だって、涼介さんと二人きりが良かったんだもん(*>ω<*)」
「同部屋の人達を追い出すまでしちゃったか……まぁでも、俺も榎本と二人の方が、気が楽だ正直!!」
「やったー!!今夜は寝かせないぞ(≧▽≦)」
「いや、寝かせてくれ!(笑)」
「で、涼介さん! 瀧本さんと具体的に何があったんですか!!」
「あー、うん、それね……」
俺はついさっきの出来事を榎本に全部話す。
「えー!!じゃあじゃあ、明日から瀧本さんは、涼介さんに積極的にアプローチしてくるってことなんですか!! 何その面白い展開!!」
「面白い……のか? うーん、なんか本当に、自分でも何やってんだかって感じだわ…… 榎本ぉ~俺はどうしたらいいんだ~(涙)助けてくれ(涙)」
「泣かないで涼介さん( ・ω・) そしたら、僕も争奪戦に加わろうかな!!」
「ん?何、争奪戦って?」
「え?だってそういう事ですよね? 誰が涼介さんをGET出来るかですよ!!瀧本さんなのか、古川という女なのか、まさかの僕なのか(*>∀<*)」
「あー、なるほど! だから争奪戦ってことね。いやぁ、困ったな、モテる男は辛いぜ。」
「困ってるなら、今ここで僕を選んでもらって、争奪戦終わりにしてもいいんですよ(*ノ▽ノ)」
「それは公平じゃないからダメだ! これから頑張る瀧本さんがかわいそうだ!」
「瀧本さんが頑張る前提なんですね!(笑) 涼介さん、やっぱり瀧本さんの事をちゃんと考えてるんですね! 涼介さん自身は古川という女に魅了されてるけど、それでも、瀧本さんにチャンスを与えたんですね!」
「チャンスを与えたか……まぁそんなつもりじゃないんだけどな、なんかそういう感じになるよな。というか、秋保ちゃんに魅了されてはいないから!まぁ気になってるけど!」
「チッ…やっぱり古川という女が本命か…… でもでも、明日から瀧本さんがどういう態度になるか、楽しみですね♪」
「うーん、まぁ、何も変わらんだろう?(笑) そもそも、俺を口説いてこい!!っていうのを、真面目に受け取るわけがないっしょ! というか、自分自身のせいだけど、これから先、職場で会う時が気まずいんだが(笑) そこどうしたら良いと思う!?」
こうして、なんだかんだ榎本と1時間程話してから、眠りにつくのであった。
ーーーーーーーーーーーー
朝。俺と榎本は軽く身支度を整えて、ホテルの朝食の会場へ向かう。
「涼介さん、会場で瀧本さんに会ったら挨拶するんですか?」
「するよ! そこは逃げない!!というか、俺の方からは逃げちゃいけないかな…(笑) まぁ、瀧本さんも普通通りだとは思うさ。」
朝食の会場に着くと……うん、瀧本がいた。俺に気がつくと、気まずそうにするどころか、むしろ瀧本の方からこっちへ近づいてくる。
「皆川、おはよう。昨日はちゃんと眠れた?」
「あっ、は、は、はい!! よく眠れたであります…!」
普通に話しかけてきたから、俺の方が動揺してしまった。何してんだ俺は。
「なら良かったよ。それと、皆川、昨日はありがとうね。」
「はい……えーっと……ありがとう、なんですか……?」
「そう。俺も気合いが入ったよ。だから……」
そう言うと、瀧本は更に俺の方へと近づき、顔を近づけてきて、俺の目を真剣な眼差しで見つめてくる。
「皆川、俺は頑張るから。皆川を振り向かせたい。」
な、なんだなんだ……いつもの瀧本じゃない……俺を振り向かせたいって……本当に昨日の俺のセリフを真剣に受け取ってるじゃん!?
「は、はい、頑張ってください……おおぅ!?」
更に瀧本は、俺の手を取り話す。
「もう変なことは絶対しない。正攻法でいくから。」
俺は黙り込んでしまった。そして数秒間の沈黙のあと、再び瀧本が口を開く。
「じゃ、今日から改めてよろしくね。」
「ふぁ、ふぁい……」
昨日は自分のことを嫌ってくれとか言ってたのに……今は、そんな弱気な奴とはとても思えない。この感じは、たまにやる分かりづらい冗談とも違うっぽいぞ……
しかも見つめてくるもんだから、思わずドキッとしてしまった。あぁ……
瀧本……マジでなんかの火が付いた感じ……?
マジで俺を口説きにきてる感じ……?
そうか……
なら、男皆川涼介、受けて立とうじゃねーの!?
団体でチェックアウトを済まし、社員旅行は終了。ここからは現地解散となる。あえて瀧本とは一緒に帰らずに、俺は榎本と一緒に帰ることに。
さて、明日からまた普通に仕事である。
瀧本から、一体どんなアプローチがあるのか……
なぜだか、内心楽しみだという気持ちも正直ある。
こうして、今年の社員旅行は終わったのであった。
もう23時だが、榎本はまだ起きてるだろうか。今から瀧本と同じ部屋で寝るのは気まず過ぎる。榎本、起きててくれ……!
という思いをこめて、連絡したら、秒で返事が返ってきた。
ということで……
「さぁ、早く僕の部屋へ涼介さん! 涼介さんと初めてのお泊まりだぁ( 〃▽〃)」
「あー確かに、榎本と一緒に寝るのは初めてだね! でも、急に悪いな…… 榎本と同部屋の人達にも申し訳ない……」
「それは問題ありません!同部屋のメンバーは全員、荷物と一緒に追い出しました! 完全に涼介さんと僕の二人だけです! 大丈夫です、同部屋のメンバーは他の部屋で寝られるようにセッティング済みなんで!」
「んん!? 問題ありありじゃねぇの!? 俺が連絡してから、なんかいろいろな事が早すぎないかぁ!?」
「だって、涼介さんと二人きりが良かったんだもん(*>ω<*)」
「同部屋の人達を追い出すまでしちゃったか……まぁでも、俺も榎本と二人の方が、気が楽だ正直!!」
「やったー!!今夜は寝かせないぞ(≧▽≦)」
「いや、寝かせてくれ!(笑)」
「で、涼介さん! 瀧本さんと具体的に何があったんですか!!」
「あー、うん、それね……」
俺はついさっきの出来事を榎本に全部話す。
「えー!!じゃあじゃあ、明日から瀧本さんは、涼介さんに積極的にアプローチしてくるってことなんですか!! 何その面白い展開!!」
「面白い……のか? うーん、なんか本当に、自分でも何やってんだかって感じだわ…… 榎本ぉ~俺はどうしたらいいんだ~(涙)助けてくれ(涙)」
「泣かないで涼介さん( ・ω・) そしたら、僕も争奪戦に加わろうかな!!」
「ん?何、争奪戦って?」
「え?だってそういう事ですよね? 誰が涼介さんをGET出来るかですよ!!瀧本さんなのか、古川という女なのか、まさかの僕なのか(*>∀<*)」
「あー、なるほど! だから争奪戦ってことね。いやぁ、困ったな、モテる男は辛いぜ。」
「困ってるなら、今ここで僕を選んでもらって、争奪戦終わりにしてもいいんですよ(*ノ▽ノ)」
「それは公平じゃないからダメだ! これから頑張る瀧本さんがかわいそうだ!」
「瀧本さんが頑張る前提なんですね!(笑) 涼介さん、やっぱり瀧本さんの事をちゃんと考えてるんですね! 涼介さん自身は古川という女に魅了されてるけど、それでも、瀧本さんにチャンスを与えたんですね!」
「チャンスを与えたか……まぁそんなつもりじゃないんだけどな、なんかそういう感じになるよな。というか、秋保ちゃんに魅了されてはいないから!まぁ気になってるけど!」
「チッ…やっぱり古川という女が本命か…… でもでも、明日から瀧本さんがどういう態度になるか、楽しみですね♪」
「うーん、まぁ、何も変わらんだろう?(笑) そもそも、俺を口説いてこい!!っていうのを、真面目に受け取るわけがないっしょ! というか、自分自身のせいだけど、これから先、職場で会う時が気まずいんだが(笑) そこどうしたら良いと思う!?」
こうして、なんだかんだ榎本と1時間程話してから、眠りにつくのであった。
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朝。俺と榎本は軽く身支度を整えて、ホテルの朝食の会場へ向かう。
「涼介さん、会場で瀧本さんに会ったら挨拶するんですか?」
「するよ! そこは逃げない!!というか、俺の方からは逃げちゃいけないかな…(笑) まぁ、瀧本さんも普通通りだとは思うさ。」
朝食の会場に着くと……うん、瀧本がいた。俺に気がつくと、気まずそうにするどころか、むしろ瀧本の方からこっちへ近づいてくる。
「皆川、おはよう。昨日はちゃんと眠れた?」
「あっ、は、は、はい!! よく眠れたであります…!」
普通に話しかけてきたから、俺の方が動揺してしまった。何してんだ俺は。
「なら良かったよ。それと、皆川、昨日はありがとうね。」
「はい……えーっと……ありがとう、なんですか……?」
「そう。俺も気合いが入ったよ。だから……」
そう言うと、瀧本は更に俺の方へと近づき、顔を近づけてきて、俺の目を真剣な眼差しで見つめてくる。
「皆川、俺は頑張るから。皆川を振り向かせたい。」
な、なんだなんだ……いつもの瀧本じゃない……俺を振り向かせたいって……本当に昨日の俺のセリフを真剣に受け取ってるじゃん!?
「は、はい、頑張ってください……おおぅ!?」
更に瀧本は、俺の手を取り話す。
「もう変なことは絶対しない。正攻法でいくから。」
俺は黙り込んでしまった。そして数秒間の沈黙のあと、再び瀧本が口を開く。
「じゃ、今日から改めてよろしくね。」
「ふぁ、ふぁい……」
昨日は自分のことを嫌ってくれとか言ってたのに……今は、そんな弱気な奴とはとても思えない。この感じは、たまにやる分かりづらい冗談とも違うっぽいぞ……
しかも見つめてくるもんだから、思わずドキッとしてしまった。あぁ……
瀧本……マジでなんかの火が付いた感じ……?
マジで俺を口説きにきてる感じ……?
そうか……
なら、男皆川涼介、受けて立とうじゃねーの!?
団体でチェックアウトを済まし、社員旅行は終了。ここからは現地解散となる。あえて瀧本とは一緒に帰らずに、俺は榎本と一緒に帰ることに。
さて、明日からまた普通に仕事である。
瀧本から、一体どんなアプローチがあるのか……
なぜだか、内心楽しみだという気持ちも正直ある。
こうして、今年の社員旅行は終わったのであった。
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