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魔物討伐
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「今回のお仕事は、魔物討伐です‼」
カナは、それがまるで重大な発表をしたかのようなしたり顔をさらしているが、都を離れる準備をしている時点で、大体そうであろうと察していた。
「魔物……ね」
魔物。それは僕たちの世界には、存在しなかった生き物で、フィクションでよく登場する生物である。
でもそれは、あくまで創作の話で、この世界に於いて、ゴブリンやオークといった僕たちの世界でメジャーな人型の魔物は、この世界に於いては、ほとんど存在しておらず、極少数のみが、その存在を確認されている。
彼らの発見報告がごく少数なのは、彼らが滅多に人里に降りてこないからであり、住んでいる地域も人里から遠く離れている。
彼らは他の魔物たちと比べて圧倒的に頭がよく、人を襲ったら自分たちが、淘汰されてしまうということをよく理解しているのだ。
ーー僕としてもその方が都合の方がいいのだけれどね
僕は、今まで人型の魔物を一度だけあるのだが、その見た目は、本当に人間と瓜二つだ。
僕はそんな存在の命を奪うことなどとてもじゃないができそうになく、彼らの事を魔物だと認めるのを心の奥そこで忌避している節がある。
どうしてそうなのかは、僕にもわからない。
唯一わかるのは、僕の心が頑なに彼らの存在を魔物であると認めてはいけないといっていることだけだ。
「そんな心配したような顔をしなくても大丈夫ですよ。聞いた話なのですが、今回の討伐依頼の魔物は、人型では、なく、獣型らしいですから」
カナは、僕の事を安心させるつもりでそう言ったのだろうが、僕からすれば魔物を相手にしなくてはいけないという時点で、安心できる要素など微塵もなかった。
この世界に於いて魔物に名はなく、魔物と呼ばれる存在は、総じて姿、形によって型に分けられて呼ばれている。
獣型の魔物は、その中で最も主流の魔物で、その姿は姿、形は、僕たちの世界の動物と非常に酷似している。
でもそれはあくまで姿だけであり、その身体能力は、比ではなく、獰猛性だって桁違いだ。
獣型の魔物に知性はなく、常に飢えており、何か食べ物を取っていないと生きていけない。
彼らは、本当に強欲で、浅ましく、醜い。生物であるならばなんであろうと食し、骨の一つすら残さない。
僕は、そんな彼らの事を生理的に受け付けず、心底嫌悪しており、シドからの依頼の中で一番苦手としている。
僕は、この世界に呼び出されてすぐに獣型の魔物によって殺されかけている。
もしあの時カナが、助けてくれなかったら僕の命は、既に消えていただろう。
人間一度感じた死の恐怖は、中々消えない物で、あの時の空気、緊張感、焦燥、怒り、そのすべてが今も尚僕の胸に残り続けていて、五年たった今でも一向に消えてはくれない。
シド曰く、その方が長生きするというのだが、そもそも長生きしたいのならば、このような仕事を引き受けなければいいだけの事で、そんな仕事を僕に押し付けてきたシドのニヤつき顔を想像するだけで、腸が煮えくりかえりそうだ。
「もしかして風音さんは、まだあの時の事……」
「気にしていない……と言えば嘘になる。でもいつまでもそうも言っていられないだろう」
僕は、緊張からかつい腰にさしてある愛刀八雲に手が伸びていた。
八雲というのは、この刀に刻まれた名であり、武器に名がつくのは、それだけ優れた武器であるという証拠に他ならない。
事実僕は、八雲をこの五年間使い続けているが、唯の一度も刃こぼれをしたことはない。
重さも他の物とは比べ物にならないほど軽く、それでいて切れ味も凄まじい。
ーー流石元々シドが使っていたものだけはある
シドは僕と出会った当初この刀をいつも腰に差し、帯刀していた。
僕は、そんな彼の愛刀を今は、受け継いでいる。
何時も帯刀しているということは、それだけ気にいっているということで、普通に考えればその様なものを手放すはずがないのだが、シドは何の迷いもなく、僕にこれをくれた。
それは何故かと言われれば僕の筋力量的な問題で、これ以上に重い武器をまともにふるうことが、できなかったのだ。
ーー本当あの時は、本当に恥ずかしかったなぁ……
僕は、昔の事を思い出し、死にたい気分になる。
僕は、元々運動ができるほうではなく、当然筋トレだってしていなかった。
その様な人間が、この世界の人間と比べて筋力量が少ないのは仕方がないのだが、女性であるカナにすら腕相撲で負けた時は、中々に効いた。
僕はその悔しさをバネに、日々筋トレをするようになり、時折シドに剣の稽古をつけてもらっている。
そのおかげで五年たった今では、八雲以外の刀も持てるようになったが、その頃には八雲は僕の手に完全に馴染んでいて、これ以外の武器を使うなどとてもじゃないが、考えられない。
僕が八雲を使うのには、もう一つの理由があり、仮に刀以外の武器となるとどれも熟達するのに、時間がかかってしまい、手っ取り早く使えるのは、これしかないといわれてしまったのだ。
よく異世界物で、初心者でありながら弓を使って矢をポンポン敵にあてているのを見るが、あれは創作だからこそできる代物で、現実ではできるわけがない。
弓を引くのは、絵で見るのより遥かに力がいり、まして敵にあてるなど風を計算し、どこをうったら何処に当たるか相当頭を働かせながらでないと不可能な芸当なのだ。
一度僕もカナの指導の下試してみたことがあるのだが、弓の弦を引いた時点で既に腕は、プルプルと震えていて、打った矢もあらぬ方向へと飛んで行ってしまった。
カナは、その時必死に慰めてくれたが、できる人間に励まされるというのはより劣等感を感じさせるだけで、改めて異世界物の主人公がチートなのかを改めて痛感させられた。
ーーとは言っても彼らが、ああも簡単に弓を扱えるのには、トリックがあるのだけれどね……
彼ら異世界の主人公たちと僕との間では、決定的に違うものが一つある。
それはスキルの有無だ。
彼らは、誰一人として自身の腕で、弓を扱っているわけではなく、スキルと呼ばれる特殊な存在のおかげで、あの様な芸当を身に着けている。
中には、元々才能があって、その様な芸当を身に着けてしまうものもいるだろうが、そんなの現実でいるかと言われればまず間違いなくいない。
弓の道とは、一日、二日で極められるような簡単な代物ではなく、誰よりも努力を必要するものであり、奥深い物なのだ。
対して刀だが、これを極めるという一点においては、弓と何ら変わらない。
違う点は、刀の使用方法は、弓に比べ遥かに簡単で、誰にでも使えてしまうという点だ。
柄を握って、対象に向かって振り下ろす。簡単に言ってしまうと刀の使い方は、これで終わりだ。
それ以外に特別何かを要求することはなく、相手の事をとても簡単に傷つけることができる。
その特性こそが刀の最も良い点であり、悪い点でもある。
刀は、誰にでも扱える分、誰でも人を殺すことができるのだ。
この特性は、僕たちの世界で言う所の包丁と同じだろう。
便利な物は、便利であると同時にそれと同じくらいの危険性を孕んでいるのだ。
僕はその事を一番初めにシドによって叩きこまれ、その教えは今も僕の中で生き続けている。
カナは、それがまるで重大な発表をしたかのようなしたり顔をさらしているが、都を離れる準備をしている時点で、大体そうであろうと察していた。
「魔物……ね」
魔物。それは僕たちの世界には、存在しなかった生き物で、フィクションでよく登場する生物である。
でもそれは、あくまで創作の話で、この世界に於いて、ゴブリンやオークといった僕たちの世界でメジャーな人型の魔物は、この世界に於いては、ほとんど存在しておらず、極少数のみが、その存在を確認されている。
彼らの発見報告がごく少数なのは、彼らが滅多に人里に降りてこないからであり、住んでいる地域も人里から遠く離れている。
彼らは他の魔物たちと比べて圧倒的に頭がよく、人を襲ったら自分たちが、淘汰されてしまうということをよく理解しているのだ。
ーー僕としてもその方が都合の方がいいのだけれどね
僕は、今まで人型の魔物を一度だけあるのだが、その見た目は、本当に人間と瓜二つだ。
僕はそんな存在の命を奪うことなどとてもじゃないができそうになく、彼らの事を魔物だと認めるのを心の奥そこで忌避している節がある。
どうしてそうなのかは、僕にもわからない。
唯一わかるのは、僕の心が頑なに彼らの存在を魔物であると認めてはいけないといっていることだけだ。
「そんな心配したような顔をしなくても大丈夫ですよ。聞いた話なのですが、今回の討伐依頼の魔物は、人型では、なく、獣型らしいですから」
カナは、僕の事を安心させるつもりでそう言ったのだろうが、僕からすれば魔物を相手にしなくてはいけないという時点で、安心できる要素など微塵もなかった。
この世界に於いて魔物に名はなく、魔物と呼ばれる存在は、総じて姿、形によって型に分けられて呼ばれている。
獣型の魔物は、その中で最も主流の魔物で、その姿は姿、形は、僕たちの世界の動物と非常に酷似している。
でもそれはあくまで姿だけであり、その身体能力は、比ではなく、獰猛性だって桁違いだ。
獣型の魔物に知性はなく、常に飢えており、何か食べ物を取っていないと生きていけない。
彼らは、本当に強欲で、浅ましく、醜い。生物であるならばなんであろうと食し、骨の一つすら残さない。
僕は、そんな彼らの事を生理的に受け付けず、心底嫌悪しており、シドからの依頼の中で一番苦手としている。
僕は、この世界に呼び出されてすぐに獣型の魔物によって殺されかけている。
もしあの時カナが、助けてくれなかったら僕の命は、既に消えていただろう。
人間一度感じた死の恐怖は、中々消えない物で、あの時の空気、緊張感、焦燥、怒り、そのすべてが今も尚僕の胸に残り続けていて、五年たった今でも一向に消えてはくれない。
シド曰く、その方が長生きするというのだが、そもそも長生きしたいのならば、このような仕事を引き受けなければいいだけの事で、そんな仕事を僕に押し付けてきたシドのニヤつき顔を想像するだけで、腸が煮えくりかえりそうだ。
「もしかして風音さんは、まだあの時の事……」
「気にしていない……と言えば嘘になる。でもいつまでもそうも言っていられないだろう」
僕は、緊張からかつい腰にさしてある愛刀八雲に手が伸びていた。
八雲というのは、この刀に刻まれた名であり、武器に名がつくのは、それだけ優れた武器であるという証拠に他ならない。
事実僕は、八雲をこの五年間使い続けているが、唯の一度も刃こぼれをしたことはない。
重さも他の物とは比べ物にならないほど軽く、それでいて切れ味も凄まじい。
ーー流石元々シドが使っていたものだけはある
シドは僕と出会った当初この刀をいつも腰に差し、帯刀していた。
僕は、そんな彼の愛刀を今は、受け継いでいる。
何時も帯刀しているということは、それだけ気にいっているということで、普通に考えればその様なものを手放すはずがないのだが、シドは何の迷いもなく、僕にこれをくれた。
それは何故かと言われれば僕の筋力量的な問題で、これ以上に重い武器をまともにふるうことが、できなかったのだ。
ーー本当あの時は、本当に恥ずかしかったなぁ……
僕は、昔の事を思い出し、死にたい気分になる。
僕は、元々運動ができるほうではなく、当然筋トレだってしていなかった。
その様な人間が、この世界の人間と比べて筋力量が少ないのは仕方がないのだが、女性であるカナにすら腕相撲で負けた時は、中々に効いた。
僕はその悔しさをバネに、日々筋トレをするようになり、時折シドに剣の稽古をつけてもらっている。
そのおかげで五年たった今では、八雲以外の刀も持てるようになったが、その頃には八雲は僕の手に完全に馴染んでいて、これ以外の武器を使うなどとてもじゃないが、考えられない。
僕が八雲を使うのには、もう一つの理由があり、仮に刀以外の武器となるとどれも熟達するのに、時間がかかってしまい、手っ取り早く使えるのは、これしかないといわれてしまったのだ。
よく異世界物で、初心者でありながら弓を使って矢をポンポン敵にあてているのを見るが、あれは創作だからこそできる代物で、現実ではできるわけがない。
弓を引くのは、絵で見るのより遥かに力がいり、まして敵にあてるなど風を計算し、どこをうったら何処に当たるか相当頭を働かせながらでないと不可能な芸当なのだ。
一度僕もカナの指導の下試してみたことがあるのだが、弓の弦を引いた時点で既に腕は、プルプルと震えていて、打った矢もあらぬ方向へと飛んで行ってしまった。
カナは、その時必死に慰めてくれたが、できる人間に励まされるというのはより劣等感を感じさせるだけで、改めて異世界物の主人公がチートなのかを改めて痛感させられた。
ーーとは言っても彼らが、ああも簡単に弓を扱えるのには、トリックがあるのだけれどね……
彼ら異世界の主人公たちと僕との間では、決定的に違うものが一つある。
それはスキルの有無だ。
彼らは、誰一人として自身の腕で、弓を扱っているわけではなく、スキルと呼ばれる特殊な存在のおかげで、あの様な芸当を身に着けている。
中には、元々才能があって、その様な芸当を身に着けてしまうものもいるだろうが、そんなの現実でいるかと言われればまず間違いなくいない。
弓の道とは、一日、二日で極められるような簡単な代物ではなく、誰よりも努力を必要するものであり、奥深い物なのだ。
対して刀だが、これを極めるという一点においては、弓と何ら変わらない。
違う点は、刀の使用方法は、弓に比べ遥かに簡単で、誰にでも使えてしまうという点だ。
柄を握って、対象に向かって振り下ろす。簡単に言ってしまうと刀の使い方は、これで終わりだ。
それ以外に特別何かを要求することはなく、相手の事をとても簡単に傷つけることができる。
その特性こそが刀の最も良い点であり、悪い点でもある。
刀は、誰にでも扱える分、誰でも人を殺すことができるのだ。
この特性は、僕たちの世界で言う所の包丁と同じだろう。
便利な物は、便利であると同時にそれと同じくらいの危険性を孕んでいるのだ。
僕はその事を一番初めにシドによって叩きこまれ、その教えは今も僕の中で生き続けている。
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