オペレーション✖️シールド〜周りのエロい声が凄すぎて僕の防御(理性)を貫通してきます。スキルの裏効果と派生で最強の盾使いを目指すッ!〜

トロ

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40話

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「さすがに分が悪いな……」

「そうね。そろそろ観念したら?」

 私はステラに連撃を放ちながら言う。

 余波があまり出ないようにこちらに誘導しながら戦っているから向こう側の詳しい事はわからない。だけど、爆発音と魔物の反応から察するに反撃を開始したのだろう。

 後はステラをここで仕留めるだけッ!

「ふんっ、今のお前ならなんとでもなる。だが──10年もブランクがあるのにそこまで衰えてないな……訓練は怠っていなかったか」

「私が調子を取り戻す為に剣を握ってそんなに日は経ってないわよ? ここ最近かしらね?」

「なっ!?」

 私の言葉に驚きが隠せないステラ。

 それもそうでしょう。本来なら数年かけて勘を取り戻す所だし。

「そして、もうすぐで全盛期並になるわ──貴女は丁度良い訓練相手よッ! ──!?」

「──舐めるなよッ! ──「ステラちゃーん撤退だよー」──ちっ、時間か……」

 その時、空に属性竜であるレッドドラゴンが現れる──

 上に乗っているのはエンブレムから察するにステラの傭兵団の1人ね。竜使いドラゴンテイマーか……。

「ステラちゃん、もうこれ以上は無理だよー。氾濫スタンビートを起こされたって連絡も来たから、さっさと離脱しよ!」

「そうか──なら私達の最低限の依頼は終わりだな」

「──まだ終わってないわよ?」

「……本来は依頼内容は言わないんだが、今回は昔のよしみだし、お前も関係ある事だから教えてやる。依頼は──合図があるまでお前らの足止めと魔物の駆除だ」

「足止めと魔物の駆除?」

「この付近には魔物があまり出ないだろ?」

 確かに不思議だった。この街には雑魚しか魔物が現れない。

「それが?」

「実はな……この街の『』が弄られている。そのせいで周辺の街に魔物が流れている……今回は元の状態に戻す為に私達がお前らを惹きつけていた。まぁ、お前らをちょっと戦闘不能にしたら魔物を全滅するつもりだったんだが──お前らと遊ぶのが思いの外楽しくてな……はしゃいじまったな! まさかいきなり攻撃されるとはなっ! ちなみに外の魔物は私達が原因じゃない。シャーリーを狙ってる輩だ」

 ──!?

 つまり……ステラは敵対してたわけじゃない?

 龍脈の膨大な魔力の流れを他へ移動させているからこの街には元々魔物が少なかったのは理解した。

 今回の大量の魔物やマンティコアの件はシャーリーを狙ったもの?

 ──いきなり攻撃したこっちの早とちり?


「ご、ごめんッ! まさか味方だったなんて……それなら──」

 初めから言ってくれていたらいいのに──と言いかけるとステラは言葉を被せるように言ってくる。

「──既に旧友であるが龍脈を元に戻しているはずだ。それに今回──フランの目的はお前の息子も含まれているからな」

 ──何故、ロイがフランに!?

 ロイはカイルの才能を受け継いでいるから?

「まさか──カイルの後継者としてロイは試されている?」

「そうだ──いずれ大きな戦が始まる。今回はその序章みたいなものだ。その為に次代の戦力を掻き集める──それがフランの目的の一つ。今回お前の息子は見事に【守護者】の武具を使いこなしたからな」

 軽はずみに渡した腕輪がロイを危険に晒している事実に衝撃を受ける。あの腕輪は『鑑定』で調べた時──確か昔の英雄の1人、様が作った魔道具だと記載されていたはず。

「──と言っても、お前の息子の確保は出来なかったみたいだがな? 外に来たという事は失敗しているんだろ。お前の息子があれを使いこなしたのは確認したし、外の魔物もあの戦力ならたぶん問題ないだろう。最低限の任務はこなしたってわけさ」

「フランはどこ!?」

「──今回の魔物の元凶を潰してるんじゃねーか? めんどくせー事に龍脈を元に戻した瞬間に氾濫スタンビート起こしやがった奴がいるみたいだからな……魔力が膨らみつつある。まぁ、後はお前らでなんとかしろ」

「……ステラが変わってなくて安心したわ……手伝ってくれない?」

「──少しぐらい手伝ってやるよ。この氾濫スタンビートの原因の奴ぐらい仕留めておいてやるよ。また生きてたらやろう──死ぬなよ? じゃあな──」

 レッドドラゴンに飛び乗りステラは去っていく──


 でも、反応からシャーリーの結界は解けていない。


 その時──

 街の方から更なる魔力の尋常じゃない高まりを感じた──


 早く戻らないとッ!


 私は駆け出す──



 ◆



 あーヤバかった……。

 本当ヤバかったよ……シャーリーさんのおっぱいに続いて、服の上からとはいえ──擦り付けられるという行為は半端なくヤバかった!

 密着してるだけでも童貞の僕にはキツいのに更に服が擦れて耳元から艶っぽい声が聞こえてくると僕も勘違いしそうだよ!

 だって──

「もっと……も──っと……あん、つ、強く──」

 とか聞こえてくるんだぜ?

 もう股間がえらい事になる寸前だったわ!

 しかも終わったら小声で「レラも私もちゃんと聞こえてましたよ?」って言われた……。それって奮起するために言った言葉しか思い浮かばないじゃない!?

 その場で告白しそうになったよ!?

 でもこれ勘違いだったら恥ずかしすぎると思ったら一気に肝が冷えた。

 前世でも勘違いして酷い恥をかいた記憶があるしね……。

 そんなわけで僕は一気に頭が冷えて耐える事に成功した!

 更に言うと目の前の光景に更に肝が冷えてるけどね!


 母さんがめちゃ強い獣人の女の人と一緒にいなくなってホッとしてたんだけど──

 なんとッ!

 魔物の大軍勢が攻めたきているんだよ!

 しかも、さっきのドラゴンと一緒に!


 エレノアさんもシャーリーさんも頑張って駆逐してくれてるんだけど──

 規模が大きすぎてどんどん魔物がこっちにむかって来ているんだよね!

 めっちゃピンチだよ!?

 あのドラゴンに乗ってる鎧に身を包んだ人が今回の見た目的に元凶っぽくね!?


「──ロイッ! 無事!?」

「母さんッ!」

 救世主登場だよ! 母さんいたらなんとかなるよ!

「拙い事になったわ! これからは総力戦よッ!」

 それは見たらわかるよ!

「だろうね! それでさっきの獣人の人はどうなったの!?」

「…………」

「倒したの?」

 どうしたんだろ? 言い辛そうだし──もしかして逃げられたのかもしれないな。

「……敵じゃなかったの……勘違いだったみたい」

「「「え?」」」

 僕、師匠、シャーリーさんの声が被る。

「……だからステラは敵じゃなかったのよ……敵は目の前のあいつらよ……」

「「「…………」」」

 沈黙する中、最初に口を開いたのはシャーリーさんだった。

「ステラは敵じゃなかったんですね……」

「こっちの早とちりだったみたい……」

 ……早とちり?

 続いて師匠も母さんに聞く──

「……何で俺達に攻撃してきたんだ?」

「ステラの悪い癖が出たみたいね……強い奴がいたら我を忘れて特攻していくから……」

 酷い癖だな……。

 でも、わかった事が一つある!

 早とちりした事によって、すっごく強い味方が減ったという事が!

「……母さん、味方は減ったという事だね?」

「そ、そんな事ないわ! ステラは氾濫スタンビートの元を叩くって言ってたからそのうち魔物も増えなくなるはずよ! それより大事な事を話すわね──」

 なるほど、一瞬貴重な戦力が減ったと思ったけど、これ以上魔物が増えないようにしてくれる為に動いてくれているのか!

 そして、母さんは事情を話していく。

 何やら大地に流れている魔力の流れ──龍脈ってのがあるらしく。その流れを元に戻す為にお手伝いでステラさんは来てたとの事。

 なら目の前の魔物はなんなの? って話なんだけど……その龍脈を戻された事に腹が立って氾濫スタンビートを起こしたらしい。

 どうやら、今回の魔物の件やマンティコアの件は目の前にいる人がやっているらしい。

 他にも話していたけど重要な事は伏せられていた。まぁ、要約したらこんな感じだ。なんか複雑すぎてよくわからない!


「さぁ、来たわよ──」

 母さんの視線の先を見ると、討伐ランクAの魔物──

 グリフォンがたくさん飛んで来ていた。


 わかったのは──


 本番はこれからという事らしい……。
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