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分からせパート
第16話 嫉妬 / 独占
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「ちょっと……何か言えよ」
両足をもじもじさせる香久山さん。
「ああ、ごめん。凄く似合ってるよ」
夏に相応しい、サックスブルーのトップスとロングスカート。
首のラインと綺麗なシルエットが出て、スタイルの良さが分かる。
足先の可愛い紐リボンサンダル。
隙間から見える真っ白な肌がとても魅力的で……思わず跪いてキスをしたくなってしまいそう。
本当にしたら、足蹴りされそうだけど。
ショッピングモール内の洋服屋にきた僕たち。
今は香久山さんの夏コーデ選びに付き合っているところ。
「さっき着たやつと今のどっちがいい?」
「今のかな」
「そ、なら買ってくるわ。……日浦に変なことするなよ、立夏」
「そんな怖い顔しないでも大丈夫だよ~。ほら、買いに行った行った」
香久山さんは立夏ちゃんを数秒見た後、駆け足でレジに向かった。
「立夏ちゃんは服買わなくていいの?」
「私はいいかな。で、次の狙いは美奈ってこと?」
やはり2番目という告白で察したのか、確信したように聞いてくる。
立夏ちゃんはもう彼女なんだし、話てもいい気が……。
「立夏ちゃん僕ね……ハーレムを作りたいんだ」
僕の言葉に立夏ちゃんは目を見開き驚いていたが、すぐにクスリと笑い。
「なるほど。それなら私への急なアプローチも納得できた。やっぱり大晴くんは面白いや」
「ごめんね、こんな考えで……」
「ううん。女子からしたら、ハーレムを目指す男の子は嬉しいと思うよ。それに大晴くんなら、みんなに愛情を注いでくれそうだしね」
ハーレムが完成した暁には、もちろんみんな平等に愛する。
僕を巡って修羅場展開もたまにあっても……。
理想はみんな仲良く、幸せハーレムかな。
「告白を受けてくれたのは何で?」
「そりゃ大晴くんのことが好きだからだよ」
おお……そんなに照れもなくハッキリ言われると逆にこっちがドキッとしてしまう。
「2番目でもいいの?」
「大晴くんの彼女になれるならいいっかな。でも1番を諦めたわけではないよ? ……あの人は1番は譲る気なさそうだけど」
後半は聞こえなかったが、立夏ちゃんみたいな可愛い子が僕のハーレムの一員だなんて前世では考えられない。
貞操逆転世界万歳!
こんな余裕でいられたのが今のちだったことを後の僕は知ることとなる。
◆
『今週はお弁当食べれない! ごめん!』
既読がつかないよう、長押しして送られてきたメッセージを確認する。
……いや、もう何度確認したか。
アタシの弁当が嫌になったかと思っていたが……まだそれなら良かった。
その翌日。
日浦と立夏ができている噂が学園中に流れた。
何故なら、日浦が立夏に付き纏っていたから。
他の生徒の情報だと、常に一緒にいて、昼も一緒に食べている。
2、3日だけならその噂もただの勘違いで済むのだが、5日も続けば無視するわけにはいかない。
「……立夏の奴、少なくとも日浦とはただならぬ関係だよな……」
本当に付き合っているのか?
どちらかが弱みを握っているのか?
考えるほど謎が増える。
グタグタせず、本人に聞くのが1番だ。
レジで会計を終わらせた時、誰かにポンっと背中を叩かれた。
「っ、お前は……」
両足をもじもじさせる香久山さん。
「ああ、ごめん。凄く似合ってるよ」
夏に相応しい、サックスブルーのトップスとロングスカート。
首のラインと綺麗なシルエットが出て、スタイルの良さが分かる。
足先の可愛い紐リボンサンダル。
隙間から見える真っ白な肌がとても魅力的で……思わず跪いてキスをしたくなってしまいそう。
本当にしたら、足蹴りされそうだけど。
ショッピングモール内の洋服屋にきた僕たち。
今は香久山さんの夏コーデ選びに付き合っているところ。
「さっき着たやつと今のどっちがいい?」
「今のかな」
「そ、なら買ってくるわ。……日浦に変なことするなよ、立夏」
「そんな怖い顔しないでも大丈夫だよ~。ほら、買いに行った行った」
香久山さんは立夏ちゃんを数秒見た後、駆け足でレジに向かった。
「立夏ちゃんは服買わなくていいの?」
「私はいいかな。で、次の狙いは美奈ってこと?」
やはり2番目という告白で察したのか、確信したように聞いてくる。
立夏ちゃんはもう彼女なんだし、話てもいい気が……。
「立夏ちゃん僕ね……ハーレムを作りたいんだ」
僕の言葉に立夏ちゃんは目を見開き驚いていたが、すぐにクスリと笑い。
「なるほど。それなら私への急なアプローチも納得できた。やっぱり大晴くんは面白いや」
「ごめんね、こんな考えで……」
「ううん。女子からしたら、ハーレムを目指す男の子は嬉しいと思うよ。それに大晴くんなら、みんなに愛情を注いでくれそうだしね」
ハーレムが完成した暁には、もちろんみんな平等に愛する。
僕を巡って修羅場展開もたまにあっても……。
理想はみんな仲良く、幸せハーレムかな。
「告白を受けてくれたのは何で?」
「そりゃ大晴くんのことが好きだからだよ」
おお……そんなに照れもなくハッキリ言われると逆にこっちがドキッとしてしまう。
「2番目でもいいの?」
「大晴くんの彼女になれるならいいっかな。でも1番を諦めたわけではないよ? ……あの人は1番は譲る気なさそうだけど」
後半は聞こえなかったが、立夏ちゃんみたいな可愛い子が僕のハーレムの一員だなんて前世では考えられない。
貞操逆転世界万歳!
こんな余裕でいられたのが今のちだったことを後の僕は知ることとなる。
◆
『今週はお弁当食べれない! ごめん!』
既読がつかないよう、長押しして送られてきたメッセージを確認する。
……いや、もう何度確認したか。
アタシの弁当が嫌になったかと思っていたが……まだそれなら良かった。
その翌日。
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何故なら、日浦が立夏に付き纏っていたから。
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2、3日だけならその噂もただの勘違いで済むのだが、5日も続けば無視するわけにはいかない。
「……立夏の奴、少なくとも日浦とはただならぬ関係だよな……」
本当に付き合っているのか?
どちらかが弱みを握っているのか?
考えるほど謎が増える。
グタグタせず、本人に聞くのが1番だ。
レジで会計を終わらせた時、誰かにポンっと背中を叩かれた。
「っ、お前は……」
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