気違い博士(マッドサイエンティスト)邸宅の落とし穴外伝タチバナ ガイ編

らんすろー

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落とし穴

大月

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俺はガイ。

自衛隊の レンジャーだ。

趣味は 格闘技。

小さい頃から 剣道、少林寺、柔道、体操など 色々やったが、

すぐ 1番強くなってしまい 四年生の頃には やめてしまった。

父親が 自衛官だったので 転勤が多く

下関で 居合の道場を開いている 
母方の 祖父の所に かなりいた。

刀鍛冶の 知り合いが 出来て

中学の 夏休みなどは ほとんど

手伝いに 行っていた。

高2の 夏休みに とうとう一本 作り上げた。

じっちゃんは ガイ ガイと可愛がってくれる。

人付き合いも良く いろんな友達がいる。

刀鍛冶のおっちゃんも その1人だ。

俺には 兄貴と妹がいる。

兄貴は 両親と一緒に 転校生の生活をしてるが

妹は 死んだ ばあちゃんのかわりに 家事をしてくれる。

もちろん 俺は かのじょの部下だ。

夏休みなど 休み中 勉強しない俺は

もちろん 成績は良くない。

高3の 夏休みは 自衛官問題集を 妹の監視付きで やらされ

10月の試験で なんとか一次を 突破した。

高校を 卒業すると 山梨の 北富士演習場に 配属になった。

親父は 朝霞で幹部。

兄貴は 防衛大学。

と、落ち着いてきたので、

東京で 一軒家を買い

両親と妹 そして じっちゃんで暮らし始めた。

車の免許取ったり、取れる資格は面白いので、全てとる。

戦車もとり、レンジャーに挑んだ。

なんでも出来る俺は、周りから浮いている。

休みに 遊ぶ奴もいない。

だが、昇進試験には学科がある。

俺が 突破出来る訳がない。

目標が 無くなった俺は 五十嵐風吹に出逢った。

同室の奴が 格闘オタクで動画を観てる画面に

開始後 一瞬で 終わってしまう試合と言うタイトルで流れていて

それを観た俺は 惚れ込んでしまったのだ。

それからは 休みは興行に合わせる

追っかけ生活が 始まった。

近くの大月に 興行が来る。

当然チケットは購入済みだ。

当日、訓練が終わると そのままジャージを羽織り

バスで 富士吉田まで行き、

富士急で 大月だ。

大月スーパーアリーナは リニアの迷惑料で建てた 巨大なドームだ。

東京から リニアですぐと 言う事で 

この辺は 凄まじい開発速度で 発展している。

中に入ると グッズが売られている。

まだ持ってない 風吹グッズを 大人買いする。

なんと 新しい抱き枕があった。

もちろん買い 入場して席に着き 隣に座らせた。

前座が始まる頃

おいらの風吹ちゃん💕

と アラサーのおっちゃんが 飛びついてきた。

俺の風吹に 何するんだ🤬🤬

と、言うと

ここ おいらの席なんだけど おいらの為に 風吹ちゃん用意されてたんじゃないの⁉️

いや わるいわるい

誰も来ないから 座らせてたんだよ。

俺はガイ!立花ガイだ!!

名札には 橘 次郎 て 書いてあるじゃん⁉️

ガイは じっちゃんがつけてくれた

魂の名前なんだよ。

名札のは 仮の名前なんだ❗️

そうかい。

おいらは 田中 聡

会社員さ。

俺は 北富士演習場で レンジャーしてる。

奴も 風吹ファンで 話してみると気が合い 仲良くなった。

試合は 30cmぐらい 大きい相手を投げ飛ばし 寸止めの肘打ちで決まり。

コーナーまで送り 挨拶して帰った。

相手は 腰が抜けて歩けないので

トレーナーが 支えながら帰った。

外へ出ると 雨だ。

聡のアパートは すぐ近くだと言うので

グッズが濡れるのも やなので

泊めてもらう事にした。

聡のアパートは 八畳間2部屋と 広いのだが

ラノベや 風吹グッズが、たくさんあり

俺の寝る空間は ギリギリであるくらいだ。

観戦中に 飲もうと持ってきた 芋焼酎で乾杯して 風吹談義に花を咲かせた。

俺は 習慣で朝が早い。

寝言 言ってる聡に 置き手紙して

駐屯地に 帰る。

雨は止んで 良い天気だ。

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