気違い博士(マッドサイエンティスト)邸宅の落とし穴外伝タチバナ ガイ編

らんすろー

文字の大きさ
7 / 10
落とし穴

異世界?

しおりを挟む
光が感じる。

目蓋を開けると 目の前にカプセルがそそりたっている。

気持ち悪い。

胃の中の液体を吐き出す。

落ち着いて来たので 辺りを見回すと

後ろにもカプセルがたっていて

よく見ると 高橋玲が横たわっている。

胸に手を当てて押す。

人工呼吸だ。

やがて 液体を吐いて気がついた。

近くで 狼の遠吠えがする。

取り敢えず 銃器の確認をする。

小銃は 液体が詰まっているので 暴発しそうだ。

肩のホルスターから 拳銃を出してよく振る。

弾丸を銃口から入れて奥まで入るか確かめる。

大丈夫だ。

玲と共にラボからの脱出を謀る。

ドームの出口まで行き 外を見ると

ライオンよりも大きい 狼が囲んでいる

七匹くらい。

1番でかい奴が飛びかかって来た。

拳銃で目を狙い撃つ。

奴は倒れたが、身体から靄が出てきて

俺たちの中に入り込む。

苦しい。

玲は気絶したが 俺は何とか踏ん張った。

狼達は 様子を見てる。

身体が熱い。力が湧き上がるようだ。

狼達の上に魔狼Lv9~13とゲームみたいに表示されている。

落ち着いて来たので次のターゲットに目を狙い撃つ。

弾かれてしまった。

なぜか 今度は効かない。

拳銃を捨て、アーミーナイフを構える。

残った中で1番大きい奴が飛びかかって来た。

巻藁切りの要領で袈裟斬りすると

スパッと真っ二つになった。

それを見て群れは逃げていく。

視界の上に 立花 ガイ Lv15  健康 ストレージとあるので

ストレージを見つめると二匹の狼が消えて

目の前に 魔狼の魔石2  魔狼の肉2  魔狼の毛皮2  魔狼の牙8  魔狼の目3  と表示された。

ドームの入り口を塞いで 中でかまどを作る。

肉を焼くのだ。

取り敢えず 後ろ足四本を焼く。

焼けた頃 玲も気がついた様だ。

一緒に食べた。

塩がないので薄味で臭みがある。

しかし腹が減ってたので一本づつ食べて

残りはストレージに入れた。

次郎さんですよね? 立花 ガイって上に出てるんですが?

俺はガイ! 魂の名前なんだ❗️

ちなみに 玲の上には レイ Lv15と出てる。

自分が強く意識する あるいは周りから認識される名前が表示されるのだろう。

取り敢えず交代で寝ることにした。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

いまさら謝罪など

あかね
ファンタジー
殿下。謝罪したところでもう遅いのです。

【完結】あなたに知られたくなかった

ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。 5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。 そんなセレナに起きた奇跡とは?

【完結】精霊に選ばれなかった私は…

まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。 しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。 選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。 選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。 貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…? ☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

愛していました。待っていました。でもさようなら。

彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。 やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。

処理中です...