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第三章 転生王妃
第七十九話 頭脳合戦
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最悪な事実を知ってしまった。まさか、あれほど正義感の強い父が、自らの子すら殺してまで妻を蘇らせようとしていたなんて。ありえない。彼は大英雄と皆に慕われ、このアストライア族を導く存在だ。それが、悪事に手を染めていたなんて。
正直、失望している。俺は父に、完璧を求めていた。彼は誰よりも強く、誰よりも正義で、そして誰よりも部族の皆を愛している。そんな像を、気付かないうちに押し付けていたのかもしれない。
だが、それはこの部族に住む全ての者が、皆一様にそうだろう。彼に期待しないタイタンロブスターはいない。彼を頂点と信じないタイタンロブスターはいない。彼は、全タイタンロブスターの中でも常に指標であり、目標であるべき人物であった。
確かに、愛する妻を生き返らせる方法が存在するというのならば、それに縋ろうとするのは理解できる。俺も、仮にウチョニーが死んだとするのならば、きっと同じようなことをするのだろう。その自覚はある。
しかし、それ以前にどうして他者に相談することができなかったのか。彼には、彼を助けてくれる多くの仲間がいる。遥か昔より共に戦ってきたムドラストは元より、他の戦士たちや、俺にだって相談することはできたはずだ。何故そうしなかったんだろうか。
「いや、考えなくてもわかる。俺の親父のことだ。自分が悪いことをしているという、自覚があったのだろう。そして、自分が受ける皆からの信頼を考えたとき、こんなことを相談できるような相手が思い浮かばかなった」
父は豪気豪胆な性格をしているが、それは戦闘中の印象が大きい。普段は子煩悩で、とても優しい男性だ。部族の子どもたちにも大人気である。その彼は、皆からの期待を裏切りたくなかったのだろう。
大英雄アグロムニーという肩書が、彼の行動を狭めて閉まっている。
皆から正義たれと願われていることで、彼の悪事を抑止することができなかった。誰もそれを、事前に察することができなかったのだ。彼が完璧に隠してしまったから。
「……そういえば、父アグロムニーとリーンビレニーは今どこに? 特に大規模な戦闘が起きている様子もないですけど、二人は何か行動を起こしているのでしょうか。向こうも、こちらの事情を知っていると思うのですが」
こちらが一方的に父の情報を知っているというのは、あまりに楽観視が過ぎる。
何せ、彼は全タイタンロブスター中最強と言われる男だ。当然、部族内の全てのことに精通している。千年という時が、それを可能にしたのだ。
ならば、向こうは既に行動を始めている可能性がある。悪事を暴かれたのだから、こちらから制裁を加えることは当然である。それに対抗し、先手を撃ってくるというのは容易に想像できた。そして父の先手というのは、きっと容赦のないものだろう。
「それがな、ニーズベステニー。アグはこのアストライア族で、法律を定める議員の席を持っていることは知っているだろう?」
なんだ、いきなりそんな話。まさか大精霊ロンジェグイダ様と霊王ウチェリト様まで呼んでおいて、戦闘をしないという気か? その高い地位を理由に、父を無罪にするつもりか!? まさかあの族長ムドラストが、父にほだされたというのか。
「驚いたことに、アグは議会に提案してきている。知能を持たない、400歳未満のタイタンロブスターを殺しても犯罪にならないという法律を作ろう、という話だ。まったく、この期に及んで、奴は正攻法でこの局面を乗り切ろうとしている」
……は?
正攻法? はて、ムドラストは何を言っているのだろうか。同族殺しの罪に、今更否を突き付けるなどありえない。ここまでやったのだから、俺たちと戦って潔く制裁を受け入れたらどうなんだ。我が父ながらに、恥ずかしいぞ。
「もともと、そういう法律の案は出ていたのだ。タイタンロブスターは元々本能のままに生きる魔獣である。法律の適用となる500歳を超えた知恵ありし者達であっても、たまに知恵を持たない同族を殺してしまう者がいるのだ」
タイタンロブスターは、群れの規模が大きく、そして密度が高くなると共食いをする生き物だ。これは、他の甲殻類に関しても言えることである。
特に、肉食性が非情に強いタイタンロブスターに、これは飢餓は耐えられない。
「共食いは私たちにとって本能だ。それこそ、三大欲求と何も変わらない。確かに理性である程度抑止できるものだが、個体ごとに知能にも差があるのだ。当然、逆らうことのできない者もたくさんいる」
なるほど、そのための法律改正か。確かに今まで、共食いをした者の処罰が多くて大変だと、ムドラストがぼやいていたのも聞いたことがある。
しかし知能の差が問題だというのならば、知能を明確にする手段を導入すれば良いだけではないか。
例えば、IQテストのようなものを製作するとか。それで基準値を満たさなかった者だけ、共食いに関する罪を減刑するとか。その程度で良いのではないだろうか。何も、完全にフリーにする必要はない。
しかし、彼女の言うことも理解できる。タイタンロブスターにとって、一回り以上体格の違う同胞は、もはや同胞ではない。明らかにレベルが違い過ぎるのだ。それを理解できるのは、ある程度の知能を獲得した者か、もしくはよほど自制心の強い者か。
体格の大きなタイタンロブスターには、子どものタイタンロブスターなどまったく別の生物に見えている。人間の感覚で言うのならば、ヒューマンとモンキーくらい違う。サルを食う地域もあるのだから、彼らの正当性は理解できるだろう。しかし……。
「ムドラスト殿、吾輩たち精霊の法律を言わせてもらうのならば、それは受け入れられんことだ。法律というのは、制定のタイミングから遡らない。つまり、制定以前にした犯罪はその当時の法律で裁かれる。今回の場合で言うのならば、アグロムニーはアウトだ」
大精霊ロンジェグイダが、決定的な言葉を放った。そうだ。たとえこの法律が可決されようとも、アグロムニーが犯罪を犯したのはそれよりもずっと前。当時の法律で裁くというのは、何の疑問もない。
「……ロンジェグイダ殿、アストライア族は法律の可塑性を認めている。200年も前に、アグロムニーが制定してしまった! あやつは、そんな当時からこの計画を考えていたのだ。今に始まったことではない」
「な、なんだと!?」
場が騒然となる。まさか、父がここまで盤面を揃えた状態であったとは。
200年も前から、ずっとリーンビレニー復活に向けて合作していたのか。いや、ともすれば400年前、リーンビレニー死亡事件の当初から、計画していたことかもしれない。
「議員の皆には説明したが、やはりアグロムニーの大英雄という肩書は大きい。彼を信頼する者は未だに多いのだ。それに、議員の多くは400年前の当時を知っている。つまり、リーンビレニーを知っている。彼女の優秀さを、知っている」
なるほど、議員の大半が彼に賛同していまえば、この法律が可決されてしまう。そうなれば、アグロムニーに制裁を加えることはできない。
しかし、そんな前例を許してしまえば、後はもうアグロムニーが好き勝手にできてしまう。武力でも権力でも、アグロムニーを止められる者がいなくなってしまうのだ。それは、アストライア族にとって危険が過ぎる。
「それだけじゃ、ないだろう」
ここで、霊王ウチェリトが言葉をねじ込んだ。誰もが何を言おうか考えていた時、彼はごく自然に言葉を放ったのだ。その表情は、どこか呆れている。
「説明を聞いた上でなおもアグロムニーを支持するということは、つまり戦いを回避したい、ということだ。アグロムニーが無罪になれば、こちらから制裁を加えることはない。大英雄と称される彼の実力が、こちらに向けられることもない」
……よくわかった。議員の連中は、皆アグロムニーが怖いのだ。
そりゃ、全タイタンロブスター中最強の称号を持つ者なのだから、怖がるのは当然である。しかし、多くの命を奪われて立ち上がらないなど、誇り高き種族の名が廃るだろう。
「その通りだ、ウチェリト殿。連中は、アグロムニーと戦うつもりがない。しかし、こんな大犯罪を許してなるものか。私の正義は、彼を犯罪者と認めている。アレは、野放しにしておくわけにはいかない。どうか皆の知恵を貸してくれ。私一人では、議会で奴を打ち負かす方法など浮かばない」
アストライア族随一の頭脳と称されるムドラストが、頭を下げて頼んでいる。
正直、彼女でも無理ならば俺になど手の施しようがないが、師匠が弟子に頭を下げているのだ。どうして拒否できようものか。
「もちろんですよ、師匠。これほどの猛者が集まっているのですから、案のひとつも浮かぶでしょう。三人寄れば文殊の知恵、という奴ですよ」
戦いの火蓋は、静かに切り落とされた。
正直、失望している。俺は父に、完璧を求めていた。彼は誰よりも強く、誰よりも正義で、そして誰よりも部族の皆を愛している。そんな像を、気付かないうちに押し付けていたのかもしれない。
だが、それはこの部族に住む全ての者が、皆一様にそうだろう。彼に期待しないタイタンロブスターはいない。彼を頂点と信じないタイタンロブスターはいない。彼は、全タイタンロブスターの中でも常に指標であり、目標であるべき人物であった。
確かに、愛する妻を生き返らせる方法が存在するというのならば、それに縋ろうとするのは理解できる。俺も、仮にウチョニーが死んだとするのならば、きっと同じようなことをするのだろう。その自覚はある。
しかし、それ以前にどうして他者に相談することができなかったのか。彼には、彼を助けてくれる多くの仲間がいる。遥か昔より共に戦ってきたムドラストは元より、他の戦士たちや、俺にだって相談することはできたはずだ。何故そうしなかったんだろうか。
「いや、考えなくてもわかる。俺の親父のことだ。自分が悪いことをしているという、自覚があったのだろう。そして、自分が受ける皆からの信頼を考えたとき、こんなことを相談できるような相手が思い浮かばかなった」
父は豪気豪胆な性格をしているが、それは戦闘中の印象が大きい。普段は子煩悩で、とても優しい男性だ。部族の子どもたちにも大人気である。その彼は、皆からの期待を裏切りたくなかったのだろう。
大英雄アグロムニーという肩書が、彼の行動を狭めて閉まっている。
皆から正義たれと願われていることで、彼の悪事を抑止することができなかった。誰もそれを、事前に察することができなかったのだ。彼が完璧に隠してしまったから。
「……そういえば、父アグロムニーとリーンビレニーは今どこに? 特に大規模な戦闘が起きている様子もないですけど、二人は何か行動を起こしているのでしょうか。向こうも、こちらの事情を知っていると思うのですが」
こちらが一方的に父の情報を知っているというのは、あまりに楽観視が過ぎる。
何せ、彼は全タイタンロブスター中最強と言われる男だ。当然、部族内の全てのことに精通している。千年という時が、それを可能にしたのだ。
ならば、向こうは既に行動を始めている可能性がある。悪事を暴かれたのだから、こちらから制裁を加えることは当然である。それに対抗し、先手を撃ってくるというのは容易に想像できた。そして父の先手というのは、きっと容赦のないものだろう。
「それがな、ニーズベステニー。アグはこのアストライア族で、法律を定める議員の席を持っていることは知っているだろう?」
なんだ、いきなりそんな話。まさか大精霊ロンジェグイダ様と霊王ウチェリト様まで呼んでおいて、戦闘をしないという気か? その高い地位を理由に、父を無罪にするつもりか!? まさかあの族長ムドラストが、父にほだされたというのか。
「驚いたことに、アグは議会に提案してきている。知能を持たない、400歳未満のタイタンロブスターを殺しても犯罪にならないという法律を作ろう、という話だ。まったく、この期に及んで、奴は正攻法でこの局面を乗り切ろうとしている」
……は?
正攻法? はて、ムドラストは何を言っているのだろうか。同族殺しの罪に、今更否を突き付けるなどありえない。ここまでやったのだから、俺たちと戦って潔く制裁を受け入れたらどうなんだ。我が父ながらに、恥ずかしいぞ。
「もともと、そういう法律の案は出ていたのだ。タイタンロブスターは元々本能のままに生きる魔獣である。法律の適用となる500歳を超えた知恵ありし者達であっても、たまに知恵を持たない同族を殺してしまう者がいるのだ」
タイタンロブスターは、群れの規模が大きく、そして密度が高くなると共食いをする生き物だ。これは、他の甲殻類に関しても言えることである。
特に、肉食性が非情に強いタイタンロブスターに、これは飢餓は耐えられない。
「共食いは私たちにとって本能だ。それこそ、三大欲求と何も変わらない。確かに理性である程度抑止できるものだが、個体ごとに知能にも差があるのだ。当然、逆らうことのできない者もたくさんいる」
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しかし知能の差が問題だというのならば、知能を明確にする手段を導入すれば良いだけではないか。
例えば、IQテストのようなものを製作するとか。それで基準値を満たさなかった者だけ、共食いに関する罪を減刑するとか。その程度で良いのではないだろうか。何も、完全にフリーにする必要はない。
しかし、彼女の言うことも理解できる。タイタンロブスターにとって、一回り以上体格の違う同胞は、もはや同胞ではない。明らかにレベルが違い過ぎるのだ。それを理解できるのは、ある程度の知能を獲得した者か、もしくはよほど自制心の強い者か。
体格の大きなタイタンロブスターには、子どものタイタンロブスターなどまったく別の生物に見えている。人間の感覚で言うのならば、ヒューマンとモンキーくらい違う。サルを食う地域もあるのだから、彼らの正当性は理解できるだろう。しかし……。
「ムドラスト殿、吾輩たち精霊の法律を言わせてもらうのならば、それは受け入れられんことだ。法律というのは、制定のタイミングから遡らない。つまり、制定以前にした犯罪はその当時の法律で裁かれる。今回の場合で言うのならば、アグロムニーはアウトだ」
大精霊ロンジェグイダが、決定的な言葉を放った。そうだ。たとえこの法律が可決されようとも、アグロムニーが犯罪を犯したのはそれよりもずっと前。当時の法律で裁くというのは、何の疑問もない。
「……ロンジェグイダ殿、アストライア族は法律の可塑性を認めている。200年も前に、アグロムニーが制定してしまった! あやつは、そんな当時からこの計画を考えていたのだ。今に始まったことではない」
「な、なんだと!?」
場が騒然となる。まさか、父がここまで盤面を揃えた状態であったとは。
200年も前から、ずっとリーンビレニー復活に向けて合作していたのか。いや、ともすれば400年前、リーンビレニー死亡事件の当初から、計画していたことかもしれない。
「議員の皆には説明したが、やはりアグロムニーの大英雄という肩書は大きい。彼を信頼する者は未だに多いのだ。それに、議員の多くは400年前の当時を知っている。つまり、リーンビレニーを知っている。彼女の優秀さを、知っている」
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しかし、そんな前例を許してしまえば、後はもうアグロムニーが好き勝手にできてしまう。武力でも権力でも、アグロムニーを止められる者がいなくなってしまうのだ。それは、アストライア族にとって危険が過ぎる。
「それだけじゃ、ないだろう」
ここで、霊王ウチェリトが言葉をねじ込んだ。誰もが何を言おうか考えていた時、彼はごく自然に言葉を放ったのだ。その表情は、どこか呆れている。
「説明を聞いた上でなおもアグロムニーを支持するということは、つまり戦いを回避したい、ということだ。アグロムニーが無罪になれば、こちらから制裁を加えることはない。大英雄と称される彼の実力が、こちらに向けられることもない」
……よくわかった。議員の連中は、皆アグロムニーが怖いのだ。
そりゃ、全タイタンロブスター中最強の称号を持つ者なのだから、怖がるのは当然である。しかし、多くの命を奪われて立ち上がらないなど、誇り高き種族の名が廃るだろう。
「その通りだ、ウチェリト殿。連中は、アグロムニーと戦うつもりがない。しかし、こんな大犯罪を許してなるものか。私の正義は、彼を犯罪者と認めている。アレは、野放しにしておくわけにはいかない。どうか皆の知恵を貸してくれ。私一人では、議会で奴を打ち負かす方法など浮かばない」
アストライア族随一の頭脳と称されるムドラストが、頭を下げて頼んでいる。
正直、彼女でも無理ならば俺になど手の施しようがないが、師匠が弟子に頭を下げているのだ。どうして拒否できようものか。
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