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怪談話としては非情な方法 そのB
side”N”の調書
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ホラー映画にはお約束が付き物です。
それは映画に限った話ではないですが、大抵の場合は主人公は大学生であり、サークルなどの影響で曰く付きの建物を探検する。そうして、何かに呪われてしまう。この辺りが妥当な話ではないでしょうか?
所謂。花子さんや、こっくりさんもそういった人々が興味本位で手を出してしまい呪われる。そういった大抵の話は、需要と供給によって成り立っています。
曰く、臓物を冷やしたい興味津々な被害者と、それに叶う形で現れる怪異。加害者の関係です。
聞いている分には自業自得だと片付ける関係も、こうしてみれば対等な関係だと私は思います。
ええ。そうです。
怪談話は、その全てが理不尽であるという事ではないんですよ。
全ての死因には理由があって、たとえ一割が理不尽だとしてもその全てが理不尽であってはならないのです。被害者には呪われる理由が必要なんです。
誰々は何をした。
だから、呪われた。
Qがあるからこそ、答えはあるんです。
注意事項
この報告書は現在編集中であり、現状は今も進行中であるという事を留意してください。
対象は民間の住宅に偽装された施設、通称”春の家”にて拘留。本人に了承を取り録音を始める。
対象が拘留された経緯については、先日起きた*”矢ヶ暮神社における集団怪死事”の被疑者として浮上、佐藤職員の証言と調査報告により関わっている可能性が濃厚となった。
このインタビューでは前半に事実関係の確認。その後、真相についての質問を執り行う以前に、この案件が”顕現事象アルファ”神的存在の顕現。もしくはその行為に付随する事象である事が確定となった。
その為、この案件についてのインタビューを現場に居合わせ神的事象に対しての対策を持つ佐藤職員に一任されております。
これは、その時に行われた聴取の一部を抜粋した資料になります。
録音開始。
「私はソレを、ホラー三か条と呼んでいます」
「ホラー三か条。__ね」
佐藤職員が向かい側の席に座り、置かれたコーヒーを啜る。
*被疑者にはここが佐藤職員の実家であり、佐藤職員は独自に調査をしている部活動の後輩というカバーストーリ―を流布しています。
彼女は佐藤職員から手渡された珈琲を一瞥するだけで、特に行動を示す様子は見られない。
その瞳が此方を向いているが、その瞳孔の奥底では何を考えているか予想が付かない。
「ホラーゲームで必要な三つの要素です。これが必ずしも当てはまるとは限りませんが、大抵はこうであるという指数です」
「推理小説でもそういうのあるな。それは確か……何とかの十箇条だったか」
「ノックスの十戒ですね。確かに、それを模した物といって差し支えないとは思います」
会話はいたって単調であり、高校生活における先輩としての面と変わりがない。対象が何処まで知っているかは分からないが、少なくとも此方への疑いは些細な物だろうと推察される。
彼女の証言が全て事実だとすれば、その興味は矢ヶ暮神社における巫女と顕現事象のみに集約されているだろう。顕現事象アルファは彼女が元凶であり、その起源はおそらくあの中学校だ。
*個人的な感想を含みます。
「アレも必ずしも当てはまる訳では無いしな。特に、中国人の件とか」
「作者自身も破っていますし、ユーモア色が強い話ですからね。まあ、そういう物を模したものだという事を念頭においてください」
彼女の口調は崩れなかった。
その言葉の一つ一つが何かを理解しているかのような物言いがあった。彼女に対して、超常現象を信じる愉快な高校生のベールを保つ。
何処までお見通しなのかを詮索するには鼬ごっこが過ぎるだろう。
怪談話。
確かに、一連の事件の話を統合すればそういう話になるだろう。
「先ず、初めに。怪談話は、その全てが理不尽であってはならない」
「冒頭の件の事か」
「ええ。そうです。呪われる、もしくは何らかの怪異に終われるものは、自覚無自覚を置いといて一線を越えなければならない。一線を越えたからこそという、明確な理由が必要なんです」
「理由が無ければスプラッタ映画と相違ない……って理由か?」
「半分ほどは正解ですかね。似たようなものです。でないと、理由付けが複雑になってしまうから。が、正解です」
「__製作者側の都合とは驚いた」
「いえいえ。これが実に言いえて妙で。この手の話は、そういった理由の作り方の方が受け入れやすいんです。好奇心から足を運んで、怪異に出会う。何かの封印を解いてしまい、呪われる。前者には足を踏み込んだという。後者には、危険な物を扱ったという過失があります。
例え全ての人がそうで無くとしても、物語を構成する要素として”誰か”は過失をしなければいけないのですよ」
「ああ、そういう事か。つまりアンタは、禁忌を破った人間という”過失”があるからこそ、理不尽に死ぬ人間がいると言いたいんだな」
「ええ、その通りです。”清く正しい物語はホラーではない”。そのボイスレコーダーに私の名言はきちんと記録されているでしょうか_?」
話の概要をまとめるという体裁のボイスレコーダーを指さし、彼女は笑う。
彼女の実家である矢ヶ暮神社は、二種類の神様を祀る神社だ。片方は不運を呼び起こし、人を殺す。もう片方は幸福を呼び込む。スプラッタ映画ではない不運だけの結末で無く、自業自得の末というのは彼女へのアプローチ以前に調べ上げた事だ。
彼女の解釈をそのまま綴るなら、彼女はこの事件を”過失ある不幸”だとつけくわえている。
その過失が、彼女の物であるかはさて置いて。
「ああ。関係ない話もきちんと録画されている」
「それはそれであなたが怒られるのでは?」
「俺の仕事はあんたから話を聞く事だ。回り道をしても”聞きたい部分”があればそれでいい。後で編集するのは面倒だがな」
「それは何よりです。私、こう見えてお喋りが好きなので」
それを俺は良く知っていた。
「で、残りの二つは何だ?」
「もう一つは、ですね」
此処で俺は、彼女の視線がコーヒーに注がれていた事に気付いた。
湯気を立ち昇らせていたその珈琲は、今では一肌程に冷めている。彼女は猫舌を自称しており、あまり暑いのを好まないと付け加える。
「……コーヒーを飲んでも?」
「許可は必要じゃないだろ?先輩」
「それはそうでした。では、言葉に甘えて」
彼女はカップを持ち、その口を付ける。
「もう一つは。怪談話は、不完全な説明でなければならない」
「不完全な説明?」
「ええ。その通りです。例えば、ホラーゲームの冒頭で主人公は何かに襲われます。しかし、この何かというのはこの場面では説明しません」
「それが不完全な説明?」
「主人公にも、出来れば観客にも。自分が置かれた状況というのは知らない方が面白いのです」
伝える情報が不完全であるからこそ、面白いという事だろうか?
「その、”曖昧な何か”というものが恐怖心を掻き立てると?」
「知っている物より、知らないモノの方が怖いですから。大概のものは、知ってしまえば怖い物ではありません。
貴方が見ているそれは何か。
貴方の認識は間違っていないか。
それは本当に知っている物か。
ほら、十分に怖いと思いませんか_?」
俺はコーヒーを啜り、目を閉じ頭を横に傾けた。
彼女に対して、そういった存在に触れ合う機会の話はもちろんしていない。
「かけ離れているな。認識を歪める存在と今の話は関係が無いだろ?」
「言ってみただけですよ。__本当に直哉君って、怖い物が得意なんですね」
「確かに、未知の者に対して知らないというのは恐怖の対象だろう」
「それが何なのかを知っている人間と、貞子さんさえ知らない人間には明確な差があります。そして何より」
それが我々のような存在を示しているとも言ってとれる。
世間話の延長だと決めつけるには、矢ヶ暮先輩の言葉は軽くないだろう。
そういう人間である事は、三か月の調査で大抵理解できた。
「そういう人間程、正しくは知らないのですよ。貞子さんを、髪の長い女の幽霊としか見ない様に」
興味を少しだけ含めて、それを聞く。
「最期の一つは?」
「__怒らないで聞いてくださいね」
「怒る要素が無ければ」
「この話における主人公は”陽炎”君です。私、でも"彼女"でもない。勿論、君でも」
私は、主役ではない。
後輩としての目線で言うなら、目立ちたがりである彼女がそう答えた。
其処には、諦めが含まれているようだった。
「この物語において、憧れている存在が主役とは限りません」
私の憧れは”私の姉”だと彼女は付け加える。
被害者と参考人は書類上の血縁関係は親類では有るが、実の姉妹という訳ではない。その呼び名はあだ名に類するものだという事を念頭に置いていただきたい。
そして前述の通りの推論が正しければ、彼女達の間には血のつながりという物が存在しない。
それはおそらく、認識の上での重要な事だろう。
そして我々は、その真実を広める事は避けるべきだ。
この発言は、ある一点の脅威が潜んでいる事を示している。
「主人公は、神様であってはならない」
しかし、記述は出来ず口外も出来ない。
おそらくはそれは、彼女が言い淀むほどの理由であり、発言自体や直接的な表現が新たな顕現事象につながる恐れがあるからです。
佐藤研究員が記述した報告書には、少なくとも二体の神的存在の有無が確認されております。その為、もう片方の存在に対しての調査も検討を予定しております。
その資料については別途、八月以前の調査を参照してください。
*注記
令和8年8月10日。
13時02分に起きた、顕現事象アルファの民間報道名。
追記 このインタビューでの本人への承諾は録音のみ許可を得ている。それに対して映像記録が残っているのは被疑者への疑いを持った佐藤職員の独断による判断である事を留意していただきたい。
個人的な意見を述べるなら、私は彼女との対立を避ける為に余計な詮索はするべきでないと思う。これまでの調査により彼女自身が未知数である事は確実だし、我々に対しての興味が何に変化するかも曖昧だからだ。
それと、両職員は書式を統一するように。
谷苗事務官
それは映画に限った話ではないですが、大抵の場合は主人公は大学生であり、サークルなどの影響で曰く付きの建物を探検する。そうして、何かに呪われてしまう。この辺りが妥当な話ではないでしょうか?
所謂。花子さんや、こっくりさんもそういった人々が興味本位で手を出してしまい呪われる。そういった大抵の話は、需要と供給によって成り立っています。
曰く、臓物を冷やしたい興味津々な被害者と、それに叶う形で現れる怪異。加害者の関係です。
聞いている分には自業自得だと片付ける関係も、こうしてみれば対等な関係だと私は思います。
ええ。そうです。
怪談話は、その全てが理不尽であるという事ではないんですよ。
全ての死因には理由があって、たとえ一割が理不尽だとしてもその全てが理不尽であってはならないのです。被害者には呪われる理由が必要なんです。
誰々は何をした。
だから、呪われた。
Qがあるからこそ、答えはあるんです。
注意事項
この報告書は現在編集中であり、現状は今も進行中であるという事を留意してください。
対象は民間の住宅に偽装された施設、通称”春の家”にて拘留。本人に了承を取り録音を始める。
対象が拘留された経緯については、先日起きた*”矢ヶ暮神社における集団怪死事”の被疑者として浮上、佐藤職員の証言と調査報告により関わっている可能性が濃厚となった。
このインタビューでは前半に事実関係の確認。その後、真相についての質問を執り行う以前に、この案件が”顕現事象アルファ”神的存在の顕現。もしくはその行為に付随する事象である事が確定となった。
その為、この案件についてのインタビューを現場に居合わせ神的事象に対しての対策を持つ佐藤職員に一任されております。
これは、その時に行われた聴取の一部を抜粋した資料になります。
録音開始。
「私はソレを、ホラー三か条と呼んでいます」
「ホラー三か条。__ね」
佐藤職員が向かい側の席に座り、置かれたコーヒーを啜る。
*被疑者にはここが佐藤職員の実家であり、佐藤職員は独自に調査をしている部活動の後輩というカバーストーリ―を流布しています。
彼女は佐藤職員から手渡された珈琲を一瞥するだけで、特に行動を示す様子は見られない。
その瞳が此方を向いているが、その瞳孔の奥底では何を考えているか予想が付かない。
「ホラーゲームで必要な三つの要素です。これが必ずしも当てはまるとは限りませんが、大抵はこうであるという指数です」
「推理小説でもそういうのあるな。それは確か……何とかの十箇条だったか」
「ノックスの十戒ですね。確かに、それを模した物といって差し支えないとは思います」
会話はいたって単調であり、高校生活における先輩としての面と変わりがない。対象が何処まで知っているかは分からないが、少なくとも此方への疑いは些細な物だろうと推察される。
彼女の証言が全て事実だとすれば、その興味は矢ヶ暮神社における巫女と顕現事象のみに集約されているだろう。顕現事象アルファは彼女が元凶であり、その起源はおそらくあの中学校だ。
*個人的な感想を含みます。
「アレも必ずしも当てはまる訳では無いしな。特に、中国人の件とか」
「作者自身も破っていますし、ユーモア色が強い話ですからね。まあ、そういう物を模したものだという事を念頭においてください」
彼女の口調は崩れなかった。
その言葉の一つ一つが何かを理解しているかのような物言いがあった。彼女に対して、超常現象を信じる愉快な高校生のベールを保つ。
何処までお見通しなのかを詮索するには鼬ごっこが過ぎるだろう。
怪談話。
確かに、一連の事件の話を統合すればそういう話になるだろう。
「先ず、初めに。怪談話は、その全てが理不尽であってはならない」
「冒頭の件の事か」
「ええ。そうです。呪われる、もしくは何らかの怪異に終われるものは、自覚無自覚を置いといて一線を越えなければならない。一線を越えたからこそという、明確な理由が必要なんです」
「理由が無ければスプラッタ映画と相違ない……って理由か?」
「半分ほどは正解ですかね。似たようなものです。でないと、理由付けが複雑になってしまうから。が、正解です」
「__製作者側の都合とは驚いた」
「いえいえ。これが実に言いえて妙で。この手の話は、そういった理由の作り方の方が受け入れやすいんです。好奇心から足を運んで、怪異に出会う。何かの封印を解いてしまい、呪われる。前者には足を踏み込んだという。後者には、危険な物を扱ったという過失があります。
例え全ての人がそうで無くとしても、物語を構成する要素として”誰か”は過失をしなければいけないのですよ」
「ああ、そういう事か。つまりアンタは、禁忌を破った人間という”過失”があるからこそ、理不尽に死ぬ人間がいると言いたいんだな」
「ええ、その通りです。”清く正しい物語はホラーではない”。そのボイスレコーダーに私の名言はきちんと記録されているでしょうか_?」
話の概要をまとめるという体裁のボイスレコーダーを指さし、彼女は笑う。
彼女の実家である矢ヶ暮神社は、二種類の神様を祀る神社だ。片方は不運を呼び起こし、人を殺す。もう片方は幸福を呼び込む。スプラッタ映画ではない不運だけの結末で無く、自業自得の末というのは彼女へのアプローチ以前に調べ上げた事だ。
彼女の解釈をそのまま綴るなら、彼女はこの事件を”過失ある不幸”だとつけくわえている。
その過失が、彼女の物であるかはさて置いて。
「ああ。関係ない話もきちんと録画されている」
「それはそれであなたが怒られるのでは?」
「俺の仕事はあんたから話を聞く事だ。回り道をしても”聞きたい部分”があればそれでいい。後で編集するのは面倒だがな」
「それは何よりです。私、こう見えてお喋りが好きなので」
それを俺は良く知っていた。
「で、残りの二つは何だ?」
「もう一つは、ですね」
此処で俺は、彼女の視線がコーヒーに注がれていた事に気付いた。
湯気を立ち昇らせていたその珈琲は、今では一肌程に冷めている。彼女は猫舌を自称しており、あまり暑いのを好まないと付け加える。
「……コーヒーを飲んでも?」
「許可は必要じゃないだろ?先輩」
「それはそうでした。では、言葉に甘えて」
彼女はカップを持ち、その口を付ける。
「もう一つは。怪談話は、不完全な説明でなければならない」
「不完全な説明?」
「ええ。その通りです。例えば、ホラーゲームの冒頭で主人公は何かに襲われます。しかし、この何かというのはこの場面では説明しません」
「それが不完全な説明?」
「主人公にも、出来れば観客にも。自分が置かれた状況というのは知らない方が面白いのです」
伝える情報が不完全であるからこそ、面白いという事だろうか?
「その、”曖昧な何か”というものが恐怖心を掻き立てると?」
「知っている物より、知らないモノの方が怖いですから。大概のものは、知ってしまえば怖い物ではありません。
貴方が見ているそれは何か。
貴方の認識は間違っていないか。
それは本当に知っている物か。
ほら、十分に怖いと思いませんか_?」
俺はコーヒーを啜り、目を閉じ頭を横に傾けた。
彼女に対して、そういった存在に触れ合う機会の話はもちろんしていない。
「かけ離れているな。認識を歪める存在と今の話は関係が無いだろ?」
「言ってみただけですよ。__本当に直哉君って、怖い物が得意なんですね」
「確かに、未知の者に対して知らないというのは恐怖の対象だろう」
「それが何なのかを知っている人間と、貞子さんさえ知らない人間には明確な差があります。そして何より」
それが我々のような存在を示しているとも言ってとれる。
世間話の延長だと決めつけるには、矢ヶ暮先輩の言葉は軽くないだろう。
そういう人間である事は、三か月の調査で大抵理解できた。
「そういう人間程、正しくは知らないのですよ。貞子さんを、髪の長い女の幽霊としか見ない様に」
興味を少しだけ含めて、それを聞く。
「最期の一つは?」
「__怒らないで聞いてくださいね」
「怒る要素が無ければ」
「この話における主人公は”陽炎”君です。私、でも"彼女"でもない。勿論、君でも」
私は、主役ではない。
後輩としての目線で言うなら、目立ちたがりである彼女がそう答えた。
其処には、諦めが含まれているようだった。
「この物語において、憧れている存在が主役とは限りません」
私の憧れは”私の姉”だと彼女は付け加える。
被害者と参考人は書類上の血縁関係は親類では有るが、実の姉妹という訳ではない。その呼び名はあだ名に類するものだという事を念頭に置いていただきたい。
そして前述の通りの推論が正しければ、彼女達の間には血のつながりという物が存在しない。
それはおそらく、認識の上での重要な事だろう。
そして我々は、その真実を広める事は避けるべきだ。
この発言は、ある一点の脅威が潜んでいる事を示している。
「主人公は、神様であってはならない」
しかし、記述は出来ず口外も出来ない。
おそらくはそれは、彼女が言い淀むほどの理由であり、発言自体や直接的な表現が新たな顕現事象につながる恐れがあるからです。
佐藤研究員が記述した報告書には、少なくとも二体の神的存在の有無が確認されております。その為、もう片方の存在に対しての調査も検討を予定しております。
その資料については別途、八月以前の調査を参照してください。
*注記
令和8年8月10日。
13時02分に起きた、顕現事象アルファの民間報道名。
追記 このインタビューでの本人への承諾は録音のみ許可を得ている。それに対して映像記録が残っているのは被疑者への疑いを持った佐藤職員の独断による判断である事を留意していただきたい。
個人的な意見を述べるなら、私は彼女との対立を避ける為に余計な詮索はするべきでないと思う。これまでの調査により彼女自身が未知数である事は確実だし、我々に対しての興味が何に変化するかも曖昧だからだ。
それと、両職員は書式を統一するように。
谷苗事務官
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