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朱色を視しては一人待つ
エピローグとしての語り部
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校舎を出れば、街灯だけが点滅を繰り返していた。
さすがに信号機が変る程の時間でも無かったようで、妙に清々しい冬夜の風は町の喧騒から離れる程に臓腑が洗われる。時折横切る車は少なく、あれよ来れよと事務所へ赴いた時には時計の針が九時を指していた。
最終バスは通り過ぎ、事務所の寝泊まりが確定した身としては早くシャワーを浴びてソファーに埋もれたかったが、後輩が意気揚々と台所へと足を運ぶところを見て、未だに寝れぬ確信が浮かんだ。
少なくとも温水だけは浴びようと併設されたシャワールームへ足を運び、予備の衣服へと着飾りながらソファーへと戻る。其処には、炒れたばかりのコーヒーを片手に持った七井後輩が”隣”を勧めていた。
それに従い隣に座る。
七井後輩は、話を続けた。
「つまり、今回のオチを付けるのなら。朱色を視しては一人待った結果という訳です」
七井スペシャルが目の前に置かれたが、口を焼かぬ為にしばし我慢。
話に納得が出来るのは、七井後輩だけだ。
「__いや、納得できないんだけど?」
「まあまあ、いいじゃないですか。先輩。バス代が浮かんだと思えば吉ですよ」
七井後輩は、泊まり込みではないのだから言えることだ。
「今回の私の仕事は、万が一の可能性をゼロにする事でした」
「それは、七井幽霊の”朱色を視しては一人待つ”の影響って事?」
朱色を視しては一人待つは、履いた人間の自殺を誘発する異常性を持つ。この異常性の厄介な点は、全国レベルで出現し、その対処が困難だという所にある。
朱色の影響は七井幽霊が被っているからこそ、あの場所だけにとどまっていた。しかし、その次はどうなるかは分からない。
「ええ、その通りです。彼女を、朱色の影響から脱することが私の務めです」
だけども、朱色の影響は履いた人間を自殺に誘う程度だ。程度という言葉に悪意はないが、全国的に危険な異常性はいくらでもある。それこそ、七井幽霊が手放さない理由がない程に。幾らでもある異常性の中で、何故彼女はそれを選んだのか?
それは多分、四方木幽霊の為で。その殺傷能力が限定的なのは変わらない。
「__朱色の影響は、履いた人間にしか影響されないのでは?」
「いいえ、ちがいますよ?先輩。七井友里からも説明があったとは思いますが」
…そうだ。
それは違う。朱色の影響は、七井幽霊にも伝染しその性質を変えていた。
「触っただけでも、影響する」
「そうです。彼女の特性は変化していました」
ウイルスが宿主の影響で変化するように、七井幽霊の異常性と混合したかどうかは知らない。だが、その異常性は明らかに変化をしていた。七井幽霊は触れても効果があると言った。それは、きっと誰かの前例で分かった事だろう。異常性を取り除かない限り友人に触れられなかったのもそのせいだ。
いや、幽霊に自殺があるかどうかはさておき。
それでも悪しき影響下になるかもしれないからこそ、四方木幽霊は七井幽霊に触れる事が出来なかったのだろう。触れたら何が変わるかも分からない状況だからこそ、そんな事は出来ない筈だ。
「それが勿論。変わらないのならばそれでいい。だけども、二十年間変わらなかったとしても二十一年目にどうなるかは誰にもわかりません。それが突如変わるかもしれない」
「それなら、無かった事にすればいいと」
だから、異常性を実質無力化できる私の力が必要だった。
私の時計は異常性事態の時間を止める。そして止められる異常性は一つだけだ。この制限が今回は役に立ったという訳だ。七井幽霊の異常性を保ち、彼女ではない朱色の影響だけを止めることが私に課せられた”役割”だった。
「先輩は察しが良くて助かります」
「褒めたついでに、お茶菓子でも出ればいいんだけどね」
七井スペシャルを口にしながら、私は毒を吐いた。
素直でない私ににこやかな笑顔を続ける七井後輩は今日も実に楽しそうで何より。
生憎、バスを逃した私の信条とはかけ離れている。
「仕方ないじゃないですか、先輩。この店何もないんですから」
店主のへそくりでも取りますか?
何て、甘美な言葉に誘われたもので。私は深く考えずこの疲れを癒す事にした。
隠し戸棚から開けたチョコレートを淹れたてのコーヒーに入れながら、今夜の出来事を鮮明に思い出す。話の脇役である事は珍しくなく、栞は本へと登場できない。
今回のオチは、私達とどこか似ている他人の再開の話だ。
「……七井幽霊は、其処に殺意を持たなかったとしても人を殺してしまうかもしれません。そして、朱色の影響が何処かへと広まらないとも限らない。ならば、無かった事にすればいいんです。それで誰もが救われますから」
「実際、履いてはならない致死性から触れてはならない致死性になっただけだからね」
「その通りです。もし彼女が赤い靴の転移能力まで制御できなかったら、赤い靴の都市伝説が幽霊の都市伝説になってしまいますから」
七井幽霊がどれほど気を付けていたとしても、その能力が暴走する可能性は零ではない。
何せ二十年の間彼女は一人で戦っていたのだ。
「幽霊はですね。枯れ尾花くらいがちょうどいいんですよ」
枯れ尾花程度の話
だからこそ、価値があると。
「で、その他に戦利品はあったの?」
「何の話です?」
私の後輩は言い淀まなくていい所で勿体ぶる。
「なんでわざわざ図書館に残ったのかって思って」
「ああ。その話ですか。あれ、実はですね__いや」
勿体ぶる後輩は、試すように口を開いた。
「何か?」
「先輩、またあの幽霊たちに会いたいですか?」
あの学園の蔵書は目を見張るものがあり、カフェテリアとなっている一階で相当な書籍が埋もれていた。それ以上の蔵書量を誇る二階にはどれ程の名作が転がっていると考えれば、胸が高まるだろう。
何より私は、あの二人の今後に興味がある。
一歩を踏み出した本の虫と、鮮やかな異質はきっとこの先も歩むだろうから。
「機会があれば、かな?」
「なら言えません。言わないのではなく、言えない。この意味、先輩なら分かるでしょ?」
それは言葉に出しては会えないという意味だ。
それ位の不思議が、異常性が相応しい相手だという事だろう。
「言葉には出さないよ」
「正解です。世の中には程々に知った方が得な事もあるのですよ」
ホットコーヒーに溶けてなくなったチョコレートに、口を付ける。
外の寒さを消す様に、流動的な温かみが染みていく。
「で、戦利品の話ですけど」
「それって、マスターキーでは?」
「ええ。あの学校にかけられていた物です。そんな顔しなくても許可は取ってありますよ」
彼女はぽけぅとから取り出したそれを、自慢の一品のように見せた。
それは変哲の無いマスターキーに見えるが、彼女が言うのならそれ相応の異常性を持つ物体のようだ。わざわざ仕事を放り投げて先輩に苦労を掛ける価値がある物らしい。
異常性との関わりは、それをどこまでも詳細に知る事で遺憾なく安全に発揮される。故に彼女はその異常性を知っていて尚且つ、それが今回の彼女の報奨金になった可能性が高いのは否めない。
「異常性は?」
「ありますとも。これは、常識的な異次元鍵です」
__成程。
「……何か反応をください」
「__まあ、君が楽しそうならいいんだけど」
名称に遊び心が盛りだくさんに見える。
「このカギはですね。異常性の無い扉ならば全てのカギを開ける事が出来ます」
「犯罪御用達だね」
「そんな事には使いませんけどね。何時か言っていたじゃないですか?廃墟巡りしたいって」
最後の鍵なんて、名称が尽きそうな物品を彼女は廻した。
今は十二月。
しんしんと降りつもる雪は未だに無いが、アスファルトの上でその結晶を溶かす程度の小雪が見られる頃。客用ソファーからでは全体は見られないけれど、きっと外では酔っぱらいの喧騒がひときわ寂しい夜を着飾っている頃合いだろう。
彼女達の世界が、私達と同じ世界であるかは分からないけれど。きっと二人きりになっている幽霊は、昔話の雑談で花を咲かせている。
それが生産的ではない会話であろうと、”幽霊達”はきっと楽しそうにしているはずだ。
「不法侵入なのですが?」
「細かい事は水に流してください。冷たいですね、先輩は」
まあ、そういう訳で。
「”廃墟ガールは一歩を歩んだ”という事で」
これで一幕、話は終わり。
さすがに信号機が変る程の時間でも無かったようで、妙に清々しい冬夜の風は町の喧騒から離れる程に臓腑が洗われる。時折横切る車は少なく、あれよ来れよと事務所へ赴いた時には時計の針が九時を指していた。
最終バスは通り過ぎ、事務所の寝泊まりが確定した身としては早くシャワーを浴びてソファーに埋もれたかったが、後輩が意気揚々と台所へと足を運ぶところを見て、未だに寝れぬ確信が浮かんだ。
少なくとも温水だけは浴びようと併設されたシャワールームへ足を運び、予備の衣服へと着飾りながらソファーへと戻る。其処には、炒れたばかりのコーヒーを片手に持った七井後輩が”隣”を勧めていた。
それに従い隣に座る。
七井後輩は、話を続けた。
「つまり、今回のオチを付けるのなら。朱色を視しては一人待った結果という訳です」
七井スペシャルが目の前に置かれたが、口を焼かぬ為にしばし我慢。
話に納得が出来るのは、七井後輩だけだ。
「__いや、納得できないんだけど?」
「まあまあ、いいじゃないですか。先輩。バス代が浮かんだと思えば吉ですよ」
七井後輩は、泊まり込みではないのだから言えることだ。
「今回の私の仕事は、万が一の可能性をゼロにする事でした」
「それは、七井幽霊の”朱色を視しては一人待つ”の影響って事?」
朱色を視しては一人待つは、履いた人間の自殺を誘発する異常性を持つ。この異常性の厄介な点は、全国レベルで出現し、その対処が困難だという所にある。
朱色の影響は七井幽霊が被っているからこそ、あの場所だけにとどまっていた。しかし、その次はどうなるかは分からない。
「ええ、その通りです。彼女を、朱色の影響から脱することが私の務めです」
だけども、朱色の影響は履いた人間を自殺に誘う程度だ。程度という言葉に悪意はないが、全国的に危険な異常性はいくらでもある。それこそ、七井幽霊が手放さない理由がない程に。幾らでもある異常性の中で、何故彼女はそれを選んだのか?
それは多分、四方木幽霊の為で。その殺傷能力が限定的なのは変わらない。
「__朱色の影響は、履いた人間にしか影響されないのでは?」
「いいえ、ちがいますよ?先輩。七井友里からも説明があったとは思いますが」
…そうだ。
それは違う。朱色の影響は、七井幽霊にも伝染しその性質を変えていた。
「触っただけでも、影響する」
「そうです。彼女の特性は変化していました」
ウイルスが宿主の影響で変化するように、七井幽霊の異常性と混合したかどうかは知らない。だが、その異常性は明らかに変化をしていた。七井幽霊は触れても効果があると言った。それは、きっと誰かの前例で分かった事だろう。異常性を取り除かない限り友人に触れられなかったのもそのせいだ。
いや、幽霊に自殺があるかどうかはさておき。
それでも悪しき影響下になるかもしれないからこそ、四方木幽霊は七井幽霊に触れる事が出来なかったのだろう。触れたら何が変わるかも分からない状況だからこそ、そんな事は出来ない筈だ。
「それが勿論。変わらないのならばそれでいい。だけども、二十年間変わらなかったとしても二十一年目にどうなるかは誰にもわかりません。それが突如変わるかもしれない」
「それなら、無かった事にすればいいと」
だから、異常性を実質無力化できる私の力が必要だった。
私の時計は異常性事態の時間を止める。そして止められる異常性は一つだけだ。この制限が今回は役に立ったという訳だ。七井幽霊の異常性を保ち、彼女ではない朱色の影響だけを止めることが私に課せられた”役割”だった。
「先輩は察しが良くて助かります」
「褒めたついでに、お茶菓子でも出ればいいんだけどね」
七井スペシャルを口にしながら、私は毒を吐いた。
素直でない私ににこやかな笑顔を続ける七井後輩は今日も実に楽しそうで何より。
生憎、バスを逃した私の信条とはかけ離れている。
「仕方ないじゃないですか、先輩。この店何もないんですから」
店主のへそくりでも取りますか?
何て、甘美な言葉に誘われたもので。私は深く考えずこの疲れを癒す事にした。
隠し戸棚から開けたチョコレートを淹れたてのコーヒーに入れながら、今夜の出来事を鮮明に思い出す。話の脇役である事は珍しくなく、栞は本へと登場できない。
今回のオチは、私達とどこか似ている他人の再開の話だ。
「……七井幽霊は、其処に殺意を持たなかったとしても人を殺してしまうかもしれません。そして、朱色の影響が何処かへと広まらないとも限らない。ならば、無かった事にすればいいんです。それで誰もが救われますから」
「実際、履いてはならない致死性から触れてはならない致死性になっただけだからね」
「その通りです。もし彼女が赤い靴の転移能力まで制御できなかったら、赤い靴の都市伝説が幽霊の都市伝説になってしまいますから」
七井幽霊がどれほど気を付けていたとしても、その能力が暴走する可能性は零ではない。
何せ二十年の間彼女は一人で戦っていたのだ。
「幽霊はですね。枯れ尾花くらいがちょうどいいんですよ」
枯れ尾花程度の話
だからこそ、価値があると。
「で、その他に戦利品はあったの?」
「何の話です?」
私の後輩は言い淀まなくていい所で勿体ぶる。
「なんでわざわざ図書館に残ったのかって思って」
「ああ。その話ですか。あれ、実はですね__いや」
勿体ぶる後輩は、試すように口を開いた。
「何か?」
「先輩、またあの幽霊たちに会いたいですか?」
あの学園の蔵書は目を見張るものがあり、カフェテリアとなっている一階で相当な書籍が埋もれていた。それ以上の蔵書量を誇る二階にはどれ程の名作が転がっていると考えれば、胸が高まるだろう。
何より私は、あの二人の今後に興味がある。
一歩を踏み出した本の虫と、鮮やかな異質はきっとこの先も歩むだろうから。
「機会があれば、かな?」
「なら言えません。言わないのではなく、言えない。この意味、先輩なら分かるでしょ?」
それは言葉に出しては会えないという意味だ。
それ位の不思議が、異常性が相応しい相手だという事だろう。
「言葉には出さないよ」
「正解です。世の中には程々に知った方が得な事もあるのですよ」
ホットコーヒーに溶けてなくなったチョコレートに、口を付ける。
外の寒さを消す様に、流動的な温かみが染みていく。
「で、戦利品の話ですけど」
「それって、マスターキーでは?」
「ええ。あの学校にかけられていた物です。そんな顔しなくても許可は取ってありますよ」
彼女はぽけぅとから取り出したそれを、自慢の一品のように見せた。
それは変哲の無いマスターキーに見えるが、彼女が言うのならそれ相応の異常性を持つ物体のようだ。わざわざ仕事を放り投げて先輩に苦労を掛ける価値がある物らしい。
異常性との関わりは、それをどこまでも詳細に知る事で遺憾なく安全に発揮される。故に彼女はその異常性を知っていて尚且つ、それが今回の彼女の報奨金になった可能性が高いのは否めない。
「異常性は?」
「ありますとも。これは、常識的な異次元鍵です」
__成程。
「……何か反応をください」
「__まあ、君が楽しそうならいいんだけど」
名称に遊び心が盛りだくさんに見える。
「このカギはですね。異常性の無い扉ならば全てのカギを開ける事が出来ます」
「犯罪御用達だね」
「そんな事には使いませんけどね。何時か言っていたじゃないですか?廃墟巡りしたいって」
最後の鍵なんて、名称が尽きそうな物品を彼女は廻した。
今は十二月。
しんしんと降りつもる雪は未だに無いが、アスファルトの上でその結晶を溶かす程度の小雪が見られる頃。客用ソファーからでは全体は見られないけれど、きっと外では酔っぱらいの喧騒がひときわ寂しい夜を着飾っている頃合いだろう。
彼女達の世界が、私達と同じ世界であるかは分からないけれど。きっと二人きりになっている幽霊は、昔話の雑談で花を咲かせている。
それが生産的ではない会話であろうと、”幽霊達”はきっと楽しそうにしているはずだ。
「不法侵入なのですが?」
「細かい事は水に流してください。冷たいですね、先輩は」
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