平成30年北海道胆振東部地震実況・電気がない!食べ物がない!

沢麻

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①④

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 帰っておやつを食べ、「つまんない」「暇だ」「ちょっとぶつかんないで」「痛い、嫌い!」「ドラえもん見たい」「やだ妖怪ウォッチがいい」「暇」「おもちゃとらないで」と子供達は争い始める。誰か私と昼寝してくれないかなーと思い、次女を誘って布団へ行ってみるが長女もついてきてうまくいかない。そこへピンポーン! とチャイムが鳴った。こんな時に誰だろうと思う間もなく、「○○いますかー? あそぼー!」と小学生男子の声。
 長男の友達だ。
 私はすぐに玄関を開け、いるよー、ちょっと待ってねと長男を呼ぶ。大人は遠慮して他の家を誘えないが、子供は違うのだ。部屋で一人でベイブレードをしていた長男も嬉しそうに降りてきた。
 「見て見て、俺今日靴買ってきて、今履いてるんだ」
 「俺んちに角三本あるカブトムシいるんだ」
 長男の友達は二人連れで、二人とも無邪気に普通なことを話しかけてきた。へぇー靴いいじゃん。カブトムシすげーじゃん。私も普通に返し、長男に携帯を持たせて送り出した。単独で遊びに出すのが不安だったのに、なんだかすっきりした気分になった。行く公園も何個か把握してるし、メンバーもわかったし、大丈夫だよね? 子供達は普通に過ごして、オッケーなんだよね? 地震当日は数日後にこんな普通なことが可能だなんて思わなかったが、何が普通で何が普通じゃないとかそういうことは考えなくていいのだ。
 
 長男は帰宅時間をきっちり守って五時半に何事もなく戻った。女子たちは家の前で二人で少し遊んで、その後妖怪ウォッチを見ながら寝落ちしていた。夕飯はハンバーグ。かぼちゃサラダ。もやし。白菜の味噌汁。全体的に量は少なめである。家族が多いのでいつもは豆腐でハンバーグを増やすが、今日は無理だったので「一人一個でおかわりはないよ」と伝えるが特に問題ない。
 夜は次男が泣いてしまい、起きて抱っこ。ああ、やっぱり他の子と寝るのはきつい、その時は次男と二人がいいなと思ったが、その後少し大きめの揺れがきた。そこで、やはりまだみんなで寝ようと思い直す。揺れで子供達は誰も起きなかった。
 明日は小学校が再開する。給食がまだなので、弁当だ。長男は習い事が二つあるので単独行動は避けられない。私も勿論通常通り仕事がある。
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