顔と身体だけ完璧な悪役剣士にベタぼれされて童貞を奪われちゃう!?

毒島醜女

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聖女を怒らせるもんじゃない

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「なんとかしろよユーゴぉ……」
「いま、調べてるから待っててよ……ガル」

僕はアイテムボックスから取り出した本に目を通しながら、ガルを落ち着かせた。
集中できない状況だが事態を解決するためには調べなくては。
遡る事、数時間前。僕とガルはある依頼を受けた。
ある一人の女性を隣の領地まで送り届けるというもの。
女性はロベリアといい、ある地区の結界を張る役目を課された聖女だった。本来なら自身の担当する地区からは動けないはずの彼女がどうして持ち場を離れているか疑問だった。が、その疑問はロベリアを見ていれば自ずと理解出来た。

「――そうして私は全てを妹に奪われてきたの。ね、可哀そうでしょう? どうせ今頃みんなでいい気味だとほざいているに決まっているわ。ああ。早く目的地に着かないかしら。きっとそこの領主様なら私のことを理解して受け入れて、この傷を癒してくれるはずだわ」
「はあ……」

絶え間なく自身の不幸自慢を話す彼女にそう言って頷いた。
自慢話の長い上司によく絡まれた経験がここで助かったな。
しかし僕は早い段階からその話の違和感に気づいた。
ロベリアは養子に来た平民で孤児の妹の育ちや生まれを罵り、自身の担当地区の領主、その他諸々を小馬鹿にしていた。自身が虐げられた側というが、ここまでの彼女の態度からそれも疑問だ。僕らに対しても、生活必需品を揃える時に対応してくれた商人に対しても横暴で、見下すような威圧的な態度が目立った。
特に逞しい男が苦手なのか――婚約者でもあった担当の領主が筋骨隆々だったらしい――ガルに対してもあからさまに邪険に扱った。

(もしかして妹からの嫌がせってのも皆彼女の思い込みで、ただ皆ロベリアに付き合い切れなくて距離を取ってただけじゃないのか?)
「――っていうこともあったわ。ひどいでしょう?」
「それは、お察しします」

本日二回目の話題に相槌を打って、彼女の機嫌を損ねないようにする。
性格に難があるとはいえ、ロベリアは聖女。
魔力も僕とは段違いだし、まだ別地区の人間だ。僕らの安全のためにもここはうまくやらなければ。
ガルと言えば僕とロベリアの向かいの席にドッシリと腰かけ、不機嫌そうに睨んでいる。
……あとでこいつの機嫌もとらないとな。
そうしてなんとか目的地に着くと、ロベリアは後払い分の護衛費用を渡した。

「では、これから修道院に助けを求め、この土地の領主様との面会を取り計らって貰おうとするわ。虐げられた私を、皆は自ずと助けてくれるはずよ」
「はい、そうですか」

ぺこりと頭を下げ、すぐに彼女は目当ての修道院へと向かう。
これでいい。ロベリアのような地雷原は適当にあしらってすぐに別れるのがいい。

「虐げられた、なんて言ってっけどお前性悪の妹にそっくりだから無理じゃねえか?」

やっと口を開いたガルがその場に超級冷凍魔法をかけた。
意気揚々としていたロベリアは眉間に皺を寄せて振り返った。

「なんですって……?」
「違うんですロベリア様、彼は――」
「人のモンにべたべたべたくっ付いて、下らねえ愚痴に付き合わせてんじゃねえよ。ユーゴを男娼だとでも思ってんのか?」

言い過ぎだ! ああ、今ロベリアはピリピリと鋭い魔力を放っている。こ、怖い。

「そもそも聖女のくせにうじうじしすぎなんだよ。そんだけ力があるなら周りに認められてんだろうが。そうやって口ばっかだから周りからナメられてるんじゃねえのか? そんな雑魚女に忙しい領主様が会ってくれるわけねえと思うがなぁ?」

こいつ、頭悪い癖に正論で殴って来やがった!
瞬間、竜に炎を吐かれたかのような熱気がロベリアから発せられた。そう思うや否や、ロベリアは右手をガルに翳し、その悪しき気を放った。

「ガル!?」
「っ、が? なん、だ」
「忌々しい肉だるまめ!! 地獄の苦しみを味わうがいいわ!!」

ガルに駆け寄り、僕は彼の身体を調べる。
並の攻撃魔法ではないことは理解できる。
彼女の口ぶりから察するに、恐らくこれは【呪術】だろう。
すぐに対処をしなければと思い、僕は身体を休められる場所を探した。幸運にも近くにいた気のいい商人が広めの仮眠室を貸してくれた。

「ガル、体調で変わったところはない?」
「う……胸、痛ぇ」
「胸!? まさか心臓を……」

じわじわと苦しむように死なせる、禁術レベルの【呪術】の可能性に僕はいてもたってもいられずガルの胸元を開く。そのようなものなら呪いの印が刻まれているはずだ。
だが、その予想は違った。

「な、なんだ、これ……」

一糸纏わぬガルの上半身。
そこにはたわわな胸筋があった。
それはいつものことだが、今の彼の胸筋はいつもの倍ほどの大きさに膨れ上がっていた。
いつも張りがあるムチムチの胸筋であるのだが、今のそれはまるで破裂寸前まで空気を入れられた風船のようで、危うさを感じさせた。
とはいえ、エロい。
いつも魅力的なガルの身体が更に魅力を増していっている。ガル自身が苦しげな表情をしているのが更にそのエロさを高めている。
苦し気に膨らんだ胸を抑えるガルの為に、僕は普段持ち歩いている魔術書を読み漁る。
そして遂に答えを見つけた。
【雌牛の呪い】
その名の通り、胸部が胸の様に肥大し乳を溢れさせるというものであった。
この呪いの恐ろしい所は女性だけでなく男性でも同じような目にあわせられるところで、男性の咎人に恥辱を与えるのに用いられた。
ロベリアがこの呪いをガルに掛けたのは納得だな。
そして、【雌牛の呪い】の解呪方法と言うのが……ここまで読んで、鼻血が出そうになるのを抑える。

「お、おい。わかったのか?」
「うん……ガル、覚悟して聞いて欲しい」

魔術書を閉じてガルに向き直る。
そして震える肩を掴んで、僕は言う。

「乳を、搾らせてくれ」
「……はあ!?」
「この呪いを解くには胸に詰まっている乳を全て抜かないといけないんだ。だから、その、大丈夫。全部僕に任せて欲しい」

解呪方法。
それは胸に堪った乳を全て搾り取ること。
それ以外に方法はない。
幸い、僕とガルは恋人だし、僕は胸筋フェチだ。胸に堪ったものを全て抜き切るまで弄ればいいのだ。
他人に掛けられた呪い――煽ったガルにも悪いとこはあるけれど――というのが引っかかるが、このままガルを苦しめるわけにもいかない。

「ユーゴがそういうなら、信じてやるよ……痛くすんじゃねえぞ」
「わかった。頑張ってみる」

僕の胸弄りに何時も悦んでくれているんだから、そこは安心してくれていい。
ベッドの上にガルを座らせ、その隣に腰かけ向かい合う体勢をとって、僕は両手をガルの胸に置いた。

「っひ!」

まず、触感と反応からして違った。
張りがありつつも柔いガルの胸筋が、高反発に僕の指を弾き、触れられただけでガルはきゅっと瞼を閉じた。あの強がりのガルがこんなになるなんて、それほど苦しいのだろう。
萌えている場合じゃない。すぐに楽にしてあげないと。

「力抜いて。いつでも出していいからね」
「出す、って、ン、お前ぇ」
「乳しぼりなんて久しぶりだけど、すぐに楽にするからな」
「わかってんなら早く、しろ」

余裕が無さそうに急かすガルの為にも、僕は遠慮なく乳首に手を伸ばす。
牛の乳しぼりは子供の時手伝いでやったことあるけど、勿論人間なんて初めてだ。でもアレ乳首摘まんでるよな。じゃあガルのもそんな風にすればいいんじゃないか?
そううだうだ考えて僕は慎重に乳首を掴み、指で挟みこんだ。
その瞬間。
ビュルルゥ!

「ひぐっ」
「うわ!」

視界を白が覆った。
驚いたがしばらくして、ガルの乳が僕に掛かったのだと分かる。真っ白な母乳は僕の鼻筋から口に伝い、舌に乗る。
牛乳なんて比べ物にならないほど濃く、甘く、危険な美味しさだった。

「ガルのおっぱい、美味しい……」
「! キメェこと言うんじゃねえよ!」

いつも弄られて悦ぶくせに。と、心のうちだけで思うのだった。
とにかくこれで乳の出は確保した。後は効率よくそれを引き出すだけだ。
となれば、吸うしかない。
乳首と言うのは赤子が母乳を吸う為のものだ。ガルの乳首だって僕が吸う為にあるはずだ。
興奮しすぎでそんな事を思った僕はそのまま、いつもよりもぷっくりと盛り上がったツヤツヤの乳首にかぶりつく。
唇を窄めてチュウと吸うと、あの甘い味が口の中に広がった。
それと同時にガルが喉仏を晒して仰け反る。

「あっあああぁ! ひ、あ、なんだ……胸吸われてるだけで、なんれ、こんな、っ」

ガルは自身の身体の変化に、更に戸惑っていた。
【雌牛の呪い】では胸部の神経が過敏になっている。要するに、感度が上がるのだ。
いつも以上に胸で感じてしまい、肩をビクビク揺らすガルのなんて可愛いことだろう。溢れる母乳を飲みながら彼の痴態を目で楽しんでいった。

「ーーっぷは。やっと止まったか……ご飯食べてなくてよかった」
「はあ、はあ……」
「ガル。もう片方もやるね」
「へ、やぁ、まって。お、俺、まだ、ッ」

先程吸い終わった方は指で残りを搾りつつ、破裂寸前のそこに口をつけた。
緩急をつけてちゅぱちゅぱと吸うと、ガルが腰を浮かしているのがわかる。
僕、いっつも弄るからな。あっという間に開発出来ちゃった。
甘く濃厚なガルの母乳は結構重く、胃袋に負担をかけるがそんなことも気にならないほどに僕も昂っていた。

「ひっぎいいいぃ~……っ!!」

じゅううっと音を立てて一気に吸い込むと、母乳が激流の様に僕の口内を満たす。勿体なくて一滴も逃さず飲み込むと、酸素を求めて深呼吸した。

「ごちそうさま。ガル」
「うっ……てめぇ……」
「ちょっと落ち着かせてからの方が出やすいみたいだし、休憩、しよっか」
「……ん」

ガルは頬を上気させながら、そのままベッドに仰向けに横たわる。散々イかされた乳首を庇うように手で持ってて、すごく可愛い。
一安心すると、流石に僕もお腹が重くなるのを感じる。回復体位をとって消化しやすくするのか。
そうしてガルの隣で右半身を下にすると、ガルがいつもより弱々しい声で尋ねてきた。

「ユーゴ」
「ん?」
「お前……変態だな。いつも俺の胸見たり弄ったりしてんのは知ってたけどよ……そっから出たモンまで飲むなんて」
「そりゃあガルのだからだよ。他の人にはしないよ」
「……他の奴の母乳まで飲みたいとか言い出したら本物の犯罪者だろ」

うぐ。まさかガルに突っ込まれるとは。
と、まあなんやかんやあったけれど、僕はそうして一晩中ガルの胸を揉みしだいては搾って、飲み込んだ。朝日が昇る頃には解呪は成功した。
一方、ガルに呪いをかけた張本人であるロベリアは無事に領地一の規模の修道院に到着した。
そこのシスター長である老女はかつて歴戦の女騎士であり、彼女の過酷な教育指導によりロベリアの根性は徹底的に叩き直される事になるのだが、それはまた別の話。
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