令嬢ではない悪役転生(しかも女体化)

毒島醜女

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十九話 戦いの終わり。

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結界の補強を確認した後、私は再び水晶玉からの映像を覗いた。
彼らの戦いは見事だった。
スタンピードの影響か巨大化したゴブリンやバーサーカー状態のオーガが、ルルの出したドーム状の結界により一所に集められ、集中攻撃を受けていた。

「すごい、すごすぎる」
「あれだけの規模と強度を持った結界を、たった一人で作れてしまうだなんて」
「さすがルルだな……アイツがいれば、テレーシア領は大丈夫だ」

水晶玉から映し出された冒険者たちの活躍に、領民たちは喜び、安堵する。
彼らから不安が無くなった事を、私は素直に喜んでいたし、戦い成長するルルくんの姿を見れて誇らしかった。

「ルルくん……よかった」

そして数十分ほどで魔物たちの制圧は終わり、冒険者たちの完全勝利となった。
領民たちは彼らを出迎え、心からの感謝を込めて出迎えた。

「ありがとうございました。みなさんのおかげで町が救われました」
「皆さまの活躍ぶり、本当に見事でした!」

私も彼らに感謝を伝えるために前に出る。
その私の前に黒いコートを纏った男性が近づく。
ルルくんだった。

「ルルくん。お疲れ様。すごかったね」
「当たり前のことをしたまでです。それに、私は強いですから」

自信をもってルルくんは笑う。
その穏やかな笑みは出ていくときのものと変わっていなかった。

「じゃあ、私、皆に挨拶してくるね。ルルくん、目覚めたばかりで無理したんだから……ゆっくり休んでね?」
「ありがとうございます、ドロシー様」

そう言って私の手を取って、口付ける。
突然のことに固まってしまう。
周りはニヤニヤと笑うばかりで何も言わない。
きっと、敢えて何だろう。
ひと段落ついて、私は彼との会話を思い出した。
ルルくんに告白されたんだ。
……どう答えればいいだろう。私。

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