25 / 92
声を出させる方法 3※
しおりを挟むうつ伏せで閉じている足の間はぐっしょりだ。その中心にイリエの肌の何倍も熱いフェリウスの長い剛直がゆっくりとずぶずぶと蜜壺に侵入してくる。
「んんん…!ぁ、ぁ、ぁ、ぁぁ…っっ!!」
耳元にはフェリウスの少し荒くなった息遣い、そして蜜壺を遠慮なく満たしていく杭に為すすべもないイリエはあられもない声を何とか我慢しようとするが半分以上達成できていない。
フェリウスはイリエの蜜壺を堪能するかのように緩慢に律動を繰り返す。その動きにいちいち身体が反応しながら中の蠢きも連動してイリエの精神は少しずつ朧気になっていくのだ。
しかも頭をしっかりとフェリウスの腕で固定されている為上に逃げることも出来ず、最近よくされるようになった耳を舐められながら挿入されると、フェリウスの息遣いも聞こえてイリエは余計に興奮してしまうのだ。
「耳弱過ぎ。始まったばかりだ。ほら、イリエ?」
これからがもっと凄いんだと言われているようなもので、イリエはそれに乱れた声と息遣いでしか返せない。
フェリウスのエラの張った穂先がイリエの弱いところを抉りに何度も訪れる。
「は、ぅ、はぁ、ぁ、んん…、っ!ん…っ」
「相変わらず声抑えるな」
不意にフェリウスがそんなことを呟いたかと思ったら、屹立を埋め込まれたままぐりんと視界が変わった。
目の前には天井だ。そしてイリエの背中にはフェリウス。
「…へ、…ぇ?」
「ほら足、手で持って」
フェリウスは弛緩していたイリエの両足を折り曲げて、膝裏に手を入れさせた。天井から見たらイリエの陰部は丸見えだろう。鏡張りにでもなっていたら卒倒しそうだ。そんな体位にされたイリエは焦り始める。
更に言うならば、足を持たされた手ごとフェリウスの両手に抱き込まれているのだ。
要は手も足も固定されたこととなる、と気づいた直後。
「っ!!…ぁぁあ…!ぁ、ぁ、や、んんぅぅぅ!」
フェリウスの律動がゆっくりと再開され、上を向いたことで体勢が変わり蜜壺を抉られる場所も変わった。それがイリエにはしたない声が漏れ出てしまうくらいに感度が高い箇所をぐりっと刮げていくのだ。
声を抑えたいのに手が全く動かせないのでイリエは漏れ出る声を覆う術が無い状態である。
「…ああ、ここかな」
耳元で甘く掠れた息遣いと声が聞こえ、反応して中が勝手に収縮すると、ある一点の場所を何度もゆっくり行き来されフェリウスはイリエの一番感じる場所を集中的に攻め始めたのだ。
「ぁ、ん!ん!んぁっ……ぁ、ぁぁ…あぁっ、こ、声でちゃ、や、やめ―――」
「…ここだ」
イリエの弱点をフェリウスは当然見逃さずに、少しずつ律動を早めていく。
「ぁあ、ぁ、…っひぅ!んん、ん、んんー!」
「唇噛んだら、これ抜いてまた何度もイかせるよ?」
「!」
咄嗟にイリエは唇を噛んでいたのだが、フェリウスにはお見通しだったようだ。
「こ、声、っぁ、大き…ん!…ぃのは、不、快か、…と、思っ…」
「…」
イリエは性交中の声は極力出さないように努力していた。それは恋人の愛しい喘ぐ声ならばいくらでも良いのかもしれないが、好きではない相手のものはどうなのかイリエには判断できないし分からない。
膣中の淫靡な水音もそうだが、それが自分から出ていることに恥ずかしいのも当然ある。
「…それは俺が出させているせいだろう。元々そんな声大きくないしな」
「…ぁ、…あぅっ…!!」
フェリウスがそう耳元で話しながら、ずちゅんと最奥まで熱い屹立を到達させる。そして緩慢にゆるゆると動かしながら、掠れた低音でまた甘い毒を注入しイリエをおかしくしていくのだ。
「俺が出させている声は出しても良いんだ」
「ん、ふ、っ…声、…良い…?」
「ああ。良いんだ」
そっか。フェリウスが言うなら良いのか。
緩い律動が徐々に加速していく。
「ん、ぁ、ぁぁ、…ぁぁあ…!!」
「…ああ、良いな。その調子」
そっか。良いんだ。
イリエはフェリウスに許されたことで、今まで耐えていた声をそのまま出せることに何とも言えない解放感を得る。ごりごりとイリエの敏感過ぎる部分を抉ってくるフェリウスの剛直に、もう声を惜しむことはないんだとイリエはびくりびくりと身体を震わせ始める。
「っはっあぁぁ…ぁ、…ひ、ひぅ、…っ!ぁ、ん、ぁぁあ…!ぁ、ぁ、な、何…?」
震えの中にイリエのしとどに濡れそぼる蜜壺が異常なほどの収縮が始まり、何かが漏れ出そうな感覚にイリエは焦り始める。
「れ、レオダッ……ふ、っっぁ!何、…か何か、…んぅぅ!」
「…うん?」
耳元で聞こえるフェリウスの息遣いも段々と荒くなり、それが余計にイリエの興奮を焚きつける。
「こ、溢れ、ちゃ、な…ぁう!…ひぅ!何、か溢れ、…ぁんん!」
「…ああ、潮かな…良いよ」
「っ…ん、い、良い…?」
「ん」
突如下からの突き上げが激しくなる。震えて収縮していた蜜壺への刺激が過度を超えるものにイリエは身体中が小刻みな痙攣を纏い、膣への力がぐぐっと強まり弛緩した瞬間、目の前で閃光が迸る。
「ゃ、やぁ、ぁん、っっぁああ……!!!っは、ぁ、ぁ、っ!!」
「…!…くっ…!!」
ぷしゅっぷしゅっと断続的に何かが飛び散る感覚と、身体と腟内の痙攣が連動し、直後に最奥にぶわりと白濁が撒き散らされた。
はっはっとイリエは本能的に息を取り込もうとする。足を持っていた手は弛緩しだらんと垂れていた。
身体がころりと横に倒されて、正面を向かされる。既に目は潤みきって視界がぼやけている状態だが、大好きな銀色の瞳が近づいてきた。思わず手を伸ばすが、朦朧としている意識の中でもふと思い出し、引っ込めて拳を握る。
「ゆっくりのやつ…要らないの?」
そう言われ顔を上げるが、離されてしまう。
「…ぁ」
「イリエが手を伸ばして捕まえれば良い」
「手…」
「ん、良いよ」
フェリウスが良いと言う。なら今だけは良いのだ。
イリエは手を伸ばしフェリウスの頬を掴んで引き寄せる。今度は抵抗なく彼の唇が落ちてきた。下を絡め合い、唾液を呑み込み、じゅるっと下を吸われ、イリエの脱力しているはずの身体がヒクつき始める。
「ん、ん、ん、ぁ、ふ……」
「…出した…のに、治まらないとか…」
口づけの間にフェリウスが唸るようにぼやくのをイリエは構わず唇を這わす。イリエの腹の上にあったフェリウスの少し硬さの和らいでいた屹立が再度熱を放ち始め、イリエの蜜口に照準を合わせ緩慢な動きでずぶりずぶりと入ってくる
「ぁ、っぁ、ん、…」
「…責任とれ」
触れ合う唇から甘ったるい掠れた低音にイリエはぶるりと腰を震わせ、蜜壺を収縮させながら迎え入れた。
643
あなたにおすすめの小説
七年目の裏切り 〜赴任先の夫から届く愛の手紙は、愛人の代筆でした〜
恋せよ恋
恋愛
「君は僕の最愛だ。もう二度と、君を危険に晒したくない」
命懸けの出産後、涙を流して私を抱きしめた夫ジュリアン。
その言葉通り、彼は「私を大切にするため」に夜の営みを断った。
私は、女としての寂しさを「愛されている誇り」に変え、
隣国へ赴任した夫を信じて二人の子供と家を守り続けていた。
毎週届く、情熱的な愛の手紙。タイプライターで綴られた
その愛の言葉を、私は宝物のように抱きしめていた。
……しかし、その手紙は「裏切り」だった。
夫が異国の地で、愛人と肌を重ねながら綴らせていた「偽りの愛」。
身分を隠して夫の赴任先の隣国へと向かった私が見たのは……。
果たして、貞淑な妻・メラニアが選んだ結論は……。
子供たちのため結婚生活の継続か、それとも……。
🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
🔶 『エール📣』『いいね❤️』励みになります!
騎士団長様、クビだけは勘弁してくださいっ!
楠ノ木雫
恋愛
朝目が覚めたら、自分の隣に知らない男が寝ていた。
テレシアは、男爵令嬢でありつつも騎士団員の道を選び日々精進していた。
「お前との婚約は破棄だ」
ある日王城で開かれたガーデンパーティーの警備中婚約者に婚約破棄を言い出された。テレシアは承諾したが、それを目撃していた先輩方が見かねて城下町に連れていきお酒を奢った。そのせいでテレシアはべろんべろんに酔っ払い、次の日ベッドに一糸まとわぬ姿の自分と知らない男性が横たわっていた。朝の鍛錬の時間が迫っていたため眠っていた男性を放置して鍛錬場に向かったのだが、ちらりと見えた男性の服の一枚。それ、もしかして超エリート騎士団である近衛騎士団の制服では……!?
※3連休中は一日5話投稿。その後は毎日12時、20時に一話ずつ投稿となります。
※他の投稿サイトにも掲載しています。
※この作品は短編を新たに作り直しました。設定などが変わっている部分があります。(旧題:無慈悲な悪魔の騎士団長に迫られて困ってます!〜下っ端騎士団員(男爵令嬢)クビの危機!〜)
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi(がっち)
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
ずっと好きだった獣人のあなたに別れを告げて
木佐木りの
恋愛
女性騎士イヴリンは、騎士団団長で黒豹の獣人アーサーに密かに想いを寄せてきた。しかし獣人には番という運命の相手がいることを知る彼女は想いを伝えることなく、自身の除隊と実家から届いた縁談の話をきっかけに、アーサーとの別れを決意する。
前半は回想多めです。恋愛っぽい話が出てくるのは後半の方です。よくある話&書きたいことだけ詰まっているので設定も話もゆるゆるです(-人-)
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
【完結】冷酷伯爵ディートリヒは、去った妻を取り戻せない
くろねこ
恋愛
名門伯爵家に政略結婚で嫁いだ、正妻エレノア・リーヴェルト。夫である伯爵ディートリヒ・フォン・アイゼンヴァルトは、
軍務と義務を最優先し、彼女に関心を向けることはなかった。
言葉も、視線も、愛情も与えられない日々。それでも伯爵夫人として尽くし続けたエレノアは、ある一言をきっかけに、静かに伯爵家を去る決意をする。
――そして初めて、夫は気づく。
自分がどれほど多くのものを、彼女から与えられていたのかを。
一方、エレノアは新たな地でその才覚と人柄を評価され、
「必要とされる存在」として歩き始めていた。
去った妻を想い、今さら後悔する冷酷伯爵。前を向いて生きる正妻令嬢。
これは、失ってから愛に気づいた男と、
二度と戻らないかもしれない夫婦の物語。
――今さら、遅いのです。
〈完結〉【書籍化&コミカライズ・取り下げ予定】記憶を失ったらあなたへの恋心も消えました。
ごろごろみかん。
恋愛
婚約者には、何よりも大切にしている義妹がいる、らしい。
ある日、私は階段から転がり落ち、目が覚めた時には全てを忘れていた。
対面した婚約者は、
「お前がどうしても、というからこの婚約を結んだ。そんなことも覚えていないのか」
……とても偉そう。日記を見るに、以前の私は彼を慕っていたらしいけれど。
「階段から転げ落ちた衝撃であなたへの恋心もなくなったみたいです。ですから婚約は解消していただいて構いません。今まで無理を言って申し訳ありませんでした」
今の私はあなたを愛していません。
気弱令嬢(だった)シャーロットの逆襲が始まる。
☆タイトルコロコロ変えてすみません、これで決定、のはず。
☆商業化が決定したため取り下げ予定です(完結まで更新します)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる