トラウマ克服の為にクズに徹します

きるる

文字の大きさ
23 / 140

悪夢の元凶 3※※



そして口の中を蠢く滑ったもの。死ぬほど気持ち悪くて顔を背けたいのに体は動かず、何故か逆に火照り始める。


(気持ち悪い気持ち悪い!嫌だ!)


それでも抱えられ動けないシュナは大した抵抗も出来ずに口の中を蹂躙され、そのままアーロの寝室に連れて行かれた。


「数日間ジュリアは帰らないからゆっくりたっぷりとリアを愛してあげられるね」


目の前の男の言葉の意味が分からずに、目を見開いて戦慄くシュナにアーロは覆い被さり、そこからされたことは、先日学校の授業で習った性のことそのままだった。

弛緩剤が入った媚薬と言われるものは死ぬほど嫌がるシュナの体をいとも簡単に快楽に叩き落とした。そしてそこで言われた衝撃の事実。


「もうリアの純潔はとっくに無いよ。私が美味しくいただいたからね。少し出た血も全部私が舐め取ったよ」


学校の授業で習った性の授業。
シュナはそれを習う前に既に純潔を奪われていたということだ。ぼろぼろと涙を流すシュナにアーロは覆い被さり、動けないシュナを更に動かさないように雁字搦めに正面から隙間なく抱きついて腰を動かしながら顔中を舐めてくる。


「大丈夫。今はリアも思春期だから、ちょっとだけ私のことを厭うかもしれないけど、そのうち私の愛がわかるよ」


そんなわけあるか!一生無い!


まさかの自分の母親の再婚相手に犯されるなんて思っていなかったシュナは初めに挨拶した時の彼の濁った瞳を見逃したことを死ぬほど後悔した。好物のホットミルクに絆された己を死ぬほど叱咤した。


「今までは睡眠薬もミルクに入れておいたんだ。あれに邪魔されるのも嫌だったしね。リアは媚薬の効果で可愛く啼いてはくれたけど、初めてだったからかあまりに泣いて舌まで噛もうとするから口に布を突っ込んじゃったんだよ。それをどうにか出来ないかなと思って、とても良い商品ができたからリアのおかげだよ」


耳元で喘ぎながら悍ましいことを宣うアーロにシュナは死にたくなるが、唇を噛み締めるくらいしか出来ず身体は一向に思い通りにならない。

そしてシュナはこんな奴の為に自ら死んで堪るかと己を鼓舞するようになる。

その選択が後に悪夢になりシュナを苛ますのだが、それでもこんな屑な外道の為にシュナが死ぬ必要なんて塵ほどにもないのだ。


媚薬の影響とアーロの吐き出したものでぐちゃぐちゃの腟内を「ああ、私のものを受け入れて気持ち良い証だね」と彼は自分が吐き出したものとシュナの垂らしたものを恍惚としながら舐め啜る。


その日以降シュナはホットミルクが大嫌いになった。




シュナはまた学校に行かなくなった。いや、行けなくなったが正しい。

退院し帰ってきたジュリアは、実はシュナとアーロとの関係に勘付き、泣き喚いてシュナの所に突撃しようとしていたのをアーロが止め睡眠薬を盛られて、アーロの手が回っている病院に隔離されていたのだ。

シュナに会ったジュリアの開口一番に発した言葉がこれだった。


「あんたを望んでるってアーロが言うのよ!私はついでだって!あんたがあの人を誑かしたんでしょ!?あの人はあんたとの関係が切れたら私も切るっていうのよ!全部あんたのせいよ!私がこうして我慢しなくちゃならないのは全部あんたのせい!阿婆擦れ!泥棒!」


これが実の娘に言う言葉だろうか。
これだけ罵詈雑言を浴びせた母親だった女は、それでもシュナがアーロに犯され続けるのを黙認し続け、時たま訪れるアーロに媚びて生きていた。


暫くすると家には何人かの使用人らしき人物が増えていった。ジュリアが殆ど何も出来なくなったのもあるが、明らかにアーロの用心棒的な屈強な男もいたので、彼の仕事の内容に付随しているのだろう。

シュナは学校にも行かせてもらえず、何が仕出かさないか常に監視され、家から一歩も出ることが出来なくなっていた。

アーロは最近屋敷内で見なくなったジュリアのことを病床に臥せっていて、娘はそれは心配して自分で看病するといってきかないのだと外では吹聴しているらしい。

ジュリアのキチガイじみた発狂する声を聞かないのは良いが、その分アーロから犯される頻度が増えることにシュナの精神は段々とおかしくなりそうだった。

これだけアーロに犯されても孕まなかったことがシュナにとって唯一の救いだった。

人族は望まない相手と性交しても孕むことはないと性の教科書を見た時死ぬほど安堵した。

それでもアーロの思考は狂っていて「まだ幼いから私の愛がわからないだけ。思春期を過ぎればわかるようになる。そしたら沢山孕ませられるようになるよ。楽しみだ」なんて言うのだから、シュナはそんな未来は絶対に来ないと己を鼓舞し続けた。


ある時一度だけ媚薬漬けされた状態でアーロ自らの手で化粧を施された時があった。


「凄いな…リアの可憐な顔がこんなに妖艶になるなんて…まだ幼いのに」


その後興奮しまくったアーロが顔中を舐め回し、さぞかしその後のシュナの顔は化粧が崩れて酷かったであろう。


シュナはそれでも約二年近くアーロに陵辱され続けても逃げることも自ら命を断つことをしなかった。

時たま一ヶ月くらい商売で居なくなることがあった時は死ぬほど嬉しかった。しかしその分監視は厳しくなり、戻った後の執拗な陵辱は余計に頭がおかしくなりそうだった。

シュナはそれでも人が増え監視がある屋敷から逃げ出す素振りも一切見せなかった。



それには理由がある。





あなたにおすすめの小説

【完】麗しの桃は攫われる〜狼獣人の番は甘い溺愛に翻弄される〜

こころ ゆい
恋愛
※完結しました!皆様のおかげです!ありがとうございました! ※既に完結しておりますが、番外編②加筆しました!(2025/10/17)  狼獣人、リードネストの番(つがい)として隣国から攫われてきたモモネリア。  突然知らない場所に連れてこられた彼女は、ある事情で生きる気力も失っていた。  だが、リードネストの献身的な愛が、傷付いたモモネリアを包み込み、徐々に二人は心を通わせていく。  そんなとき、二人で訪れた旅先で小さなドワーフ、ローネルに出会う。  共に行くことになったローネルだが、何か秘密があるようで?  自分に向けられる、獣人の深い愛情に翻弄される番を描いた、とろ甘溺愛ラブストーリー。

完結【強引な略奪婚】冷徹な次期帝は、婚姻間近の姫を夜ごと甘く溶かす

小木楓
恋愛
完結しました✨ タグ&あらすじ変更しました。 略奪された大納言家の香子を待っていたのは、冷徹な次期帝による「狂愛」という名の支配でした。 「泣け、香子。お前をこれほど乱せるのは、世界で私だけだ」 「お前はまだ誰のものでもないな? ならば、私のものだ」 大納言家の姫・香子には、心通わせる穏やかな婚約者がいた。 しかし、そのささやかな幸福は、冷徹と噂される次期帝・彰仁(あきひと)に見初められたことで一変する。 強引な勅命により略奪され、後宮という名の檻に閉じ込められた香子。 夜ごとの契りで身体を繋がれ、元婚約者への想いすら「不義」として塗り潰されていく。 恐怖に震える香子だったが、閉ざされた寝所で待っていたのは、想像を絶するほど重く、激しい寵愛で……? 「痛くはしない。……お前が私のことしか考えられなくなるまで、何度でも教え込もう」 逃げ場のない愛に心が絡め取られていく中、彰仁は香子を守るため、「ある残酷な嘘」を用いて彼女を試す。 それは、愛するがゆえに彼女を嫉妬と絶望で壊し、「帝なしでは息もできない」状態へ作り変えるための、狂気じみた遊戯だった。 「一生、私の腕の中で溺れていろ」 守るために壊し、愛するために縛る。 冷酷な仮面の下に隠された、 一途で異常な執着を知った時、香子の心もまた甘い猛毒に溶かされていく――。 ★最後は極上のハッピーエンドです。 ※AI画像を使用しています。

世継ぎは他の妃が産めばいい——子を産めない私ですが、帝の寵愛を独占して皇后になりました

由香
恋愛
後宮に入る女の価値は、ただ一つ。 ——皇子を産めるかどうか。 けれど私は、産めない。 ならば—— 「世継ぎは他の妃に任せます。私は、陛下に愛される女になります」 そう言い放ったその日から、すべてが狂い始めた。 毒を盛られても、捨てられず。 皇子が生まれても、選ばれたのは私だった。 「お前は、ここにいろ」 これは、子を産めない女が ただ一つの武器“寵愛”だけで頂点に立つ物語。 そして—— その寵愛は、やがて狂気に変わる。

【完結】番である私の旦那様

桜もふ
恋愛
異世界であるミーストの世界最強なのが黒竜族! 黒竜族の第一皇子、オパール・ブラック・オニキス(愛称:オール)の番をミースト神が異世界転移させた、それが『私』だ。 バールナ公爵の元へ養女として出向く事になるのだが、1人娘であった義妹が最後まで『自分』が黒竜族の番だと思い込み、魅了の力を使って男性を味方に付け、なにかと嫌味や嫌がらせをして来る。 オールは政務が忙しい身ではあるが、溺愛している私の送り迎えだけは必須事項みたい。 気が抜けるほど甘々なのに、義妹に邪魔されっぱなし。 でも神様からは特別なチートを貰い、世界最強の黒竜族の番に相応しい子になろうと頑張るのだが、なぜかディロ-ルの侯爵子息に学園主催の舞踏会で「お前との婚約を破棄する!」なんて訳の分からない事を言われるし、義妹は最後の最後まで頭お花畑状態で、オールを手に入れようと男の元を転々としながら、絡んで来ます!(鬱陶しいくらい来ます!) 大好きな乙女ゲームや異世界の漫画に出てくる「私がヒロインよ!」な頭の変な……じゃなかった、変わった義妹もいるし、何と言っても、この世界の料理はマズイ、不味すぎるのです! 神様から貰った、特別なスキルを使って異世界の皆と地球へ行き来したり、地球での家族と異世界へ行き来しながら、日本で得た知識や得意な家事(食事)などを、この世界でオールと一緒に自由にのんびりと生きて行こうと思います。 前半は転移する前の私生活から始まります。

【完結】「元カノが忘れられないんでしょう?」と身を引いた瞬間、爽やか彼氏の執着スイッチが入りました

恋せよ恋
恋愛
「元カノが忘れられないなら、私が身を引くわくべきよね」 交際一周年、愛するザックに告げた決別の言葉。 でも、彼は悲しむどころか、見たこともない 暗い瞳で私を追い詰めた。 「僕を捨てる? 逃げられると思っているの、アン」 私の知る爽やかな王子の仮面が剥がれ落ち、 隠されていた狂おしいほどの独占欲が牙を剥く。 🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。 🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。 🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。 🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。 🔶 『エール📣』『いいね❤️』励みになります!

ずっと好きだった獣人のあなたに別れを告げて

木佐木りの
恋愛
女性騎士イヴリンは、騎士団団長で黒豹の獣人アーサーに密かに想いを寄せてきた。しかし獣人には番という運命の相手がいることを知る彼女は想いを伝えることなく、自身の除隊と実家から届いた縁談の話をきっかけに、アーサーとの別れを決意する。 前半は回想多めです。恋愛っぽい話が出てくるのは後半の方です。よくある話&書きたいことだけ詰まっているので設定も話もゆるゆるです(-人-)

【R18】熱い夜の相手は王太子!? ~婚約者だと告げられましたが、記憶がございません~

世界のボボブラ汁(エロル)
恋愛
激しい夜を過ごしたあと、私は気づいてしまった。 ──え……この方、誰? 相手は王太子で、しかも私の婚約者だという。 けれど私は、自分の名前すら思い出せない。 訳も分からず散った純潔、家族や自分の姿への違和感──混乱する私に追い打ちをかけるように、親友(?)が告げた。 「あなた、わたくしのお兄様と恋人同士だったのよ」 ……え、私、恋人がいたのに王太子とベッドを共に!? しかも王太子も恋人も、社交界を騒がすモテ男子。 もしかして、そのせいで私は命を狙われている? 公爵令嬢ベアトリス(?)が記憶を取り戻した先に待つのは── 愛か、陰謀か、それとも破滅か。 全米がハラハラする宮廷恋愛ストーリー……になっていてほしいですね! ※本作品はR18表現があります、ご注意ください。

【完結】王太子と宰相の一人息子は、とある令嬢に恋をする

冬馬亮
恋愛
出会いは、ブライトン公爵邸で行われたガーデンパーティ。それまで婚約者候補の顔合わせのパーティに、一度も顔を出さなかったエレアーナが出席したのが始まりで。 彼女のあまりの美しさに、王太子レオンハルトと宰相の一人息子ケインバッハが声をかけるも、恋愛に興味がないエレアーナの対応はとてもあっさりしていて。 優しくて清廉潔白でちょっと意地悪なところもあるレオンハルトと、真面目で正義感に溢れるロマンチストのケインバッハは、彼女の心を射止めるべく、正々堂々と頑張っていくのだが・・・。 王太子妃の座を狙う政敵が、エレアーナを狙って罠を仕掛ける。 忍びよる魔の手から、エレアーナを無事、守ることは出来るのか? 彼女の心を射止めるのは、レオンハルトか、それともケインバッハか? お話は、のんびりゆったりペースで進みます。