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イアン 10
しおりを挟む食堂で髪の香油の話をして褒めた時のシュナの表情が僅かに嬉しそうに瞳が煌めき精製がとても好きなのだと感じたイアンは、エリックだけの香油が羨ましいのもあって自分専用の香油をお願いした。
性交させられるものだと思っていただろう驚くシュナにどんな香りが良いかと聞きながらイアンの髪に触れさせてみる。
近づいてさらりと細い指で梳かれた瞬間、ふわりとシュナの香り―――他の雌の無駄に甘ったるい鼻が曲がるような香水ではなく、恐らく彼女自身の匂い。
情欲の一切ない職人として髪の質など見定めながらの触れ方が気持ち良くてイアンは穏やかな気持ちになる。
イアンに欲の無い触れ方をする雌は居ない。
だがシュナは所々呟きながらちゃんとイアンの為の香油を考え髪に遠慮なく触れている。
遠征帰りなのもあり、触れられ方とシュナの匂いが何故か心地良く眠くなりそうなことに内心驚きながらもイアンはシュナの腰に手を回して胸に顔を埋めた。
シュナの匂いが何故かとても落ち着く。
窘められるが、シュナは髪の質の方が気になるのかそのまま続行している様子にイアンは口元を緩めた。
(面白い。僕を邪険…でなく他と同じ扱い、か。なのに香油依頼には真摯に対応)
シュナから香油の受け取りの時期を約束させ、イアンは目の前にいるつれない幼顔の悪女を膝上に乗せた。
勿論条件として香油の話はしていないので、ここからは条件交渉だ。
性交で意識を飛ばさなければ二度としないという提示をし、ちゃんとエリック達のことも出して出口を塞ぐ。
物珍しさと言われ頷きはしたが、実際はちょっと違うともイアンは感じていた。
シュナの言動と行動はイアンが今まで知る雌にはどれにも当てはまらない。
シュナは性に関して奔放だが、自分が気持ち良いだけでなく雄を屈服させたいという意思がとても感じられるのだ。イアンのように異性を見下すのではなく、負けるわけにはいかないという気概にも見える。
その真意を確かめたいのもあり、納得すればイアンも興味を失うかもしれないし、しないかもしれない。
イアン自身特定に興味を示したことが無いので、初めての試みである。
呼び方はシュナにした。
リアよりもシュナの方が、どちらかというと化粧をしない目の前にいる『本物』という気がしたからだ。
シュナの先制で口づけられ、やはり前回と同様でとても心地良く感じる。甘いという感覚でそれを確かめるべく、素早く動きシュナの蜜口に顔を埋めるとそれはより顕著になった。
化粧を施した妖艶なリアの時と違い、今は幼さの残るシュナの顔。快楽に僅かに歪む表情と相変わらず抑える声にイアンは余計に煽られる。
イアンの舌技にも何とか声を漏らさないシュナに興奮し張り切ってせっせと奉仕する。果てた陰核と蜜壺を同時に責め続け、焦るシュナに余計に高揚が増す。
屈服させたいと思う以上に、雄に対して揺らがない強い何かをイアンだけが知りたいという感覚だろうか。
全身を震わせながら潮を吹き、それすらも声を耐える姿に今度は嗜虐心も合わさる。
禁止事項である正面から覆い動かさないように雁字搦めにして思い切りシュナを味わいたいのを我慢し、痛いくらい張った己の雄をどろどろの蜜壺に押し込めた。
あまりの蠢動と中のざらつきによる収縮に歯を食い縛りながらシュナの弱い部分を責め続けシュナをイカせはしたが、捕食するような蜜壺の壮絶な蠢きにすぐにイアンも達してしまい一度目はシュナの意識は飛ばせなかった。
それでも一度達したイアンは二度達しているシュナに勝つ自信は十分あったので、正面から覆えない分横に倒してそこから口づけで翻弄させながら、小生意気な言葉を溢すシュナの意識を飛ばさせる技巧を駆使して達成を果たした。
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