トラウマ克服の為にクズに徹します

きるる

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獰猛孔雀の包囲網 4※





ずんずん、と何度も奥に奥に白濁を塗り込めようとする動作の度にシュナの蜜壺は貪欲に反応を示し、白濁だけでなくイアンの凶悪な雄をも呑み込もうと蠢き続ける。


「っは…はっ…シュ、ナ…シュナ…ああ、かわい…死ぬほど…好き」


陶酔したようにシュナの名前を連呼しながら、イアンは萎えない雄を蜜壺の中で旋回させる。突起が荒くなった雄によって達した蜜壺への果てしない快感にシュナはおかしくなる。


「ひぅっ…!ぁ、ぁぁ…イアン…い、あ…」
「ふっ…くく、なぁに?シュナ?気持ち良いなぁ?」


ゆっくり起こされ対面座位になった痙攣が止まらないシュナをイアンはそれは愛しそうに恍惚と見つめながら、顔を寄せてぐちょぐちょと口腔内を犯していく。

美しい暖色孔雀柄の羽がぎゅっと周りを狭めて取り囲む。向かい合わせになっているシュナとイアンをそれこそ絶対に離れないように。


「一生…逃げられないねぇ?」


その間も中の剛直を緩慢に動かしながら、休まずに刺激を与え続けシュナを慮る節は無い。首元から肩にかけてべろべろと咬み付いた箇所を舐められ、ひりつきと快感が合わさる。


半ば朦朧としていたシュナは、ふとリグリアーノから聞いた孔雀族の習性を思い出す。

獰猛さと凶暴性、そして攻撃的になる。人格すら変わる者も。
だが全てにおいて相手への想いが募り過ぎることが前提ならば、シュナはそれを嬉々として受け止めることが出来てしまう。

そう思うシュナもまたおかしいのかもしれない。

遠慮皆無で優しくない過ぎた快楽ではあるがシュナを想っての行動であるならば。

それはシュナにとって幸せの形となる。


「シュナ…シュナ…好き―――どうしようもないくらい」


イアンが口づけの合間に何度も言葉を重ねてくれる。


「ずっと僕に喰われていれば良い」


腰を持たれて上げさせられ、巧みに腰を使い凶器と化した雄でシュナの弱い箇所を正確に突いてくる。


「強いシュナも弱いシュナも全部…全部僕のだねぇ…」


いつもより語尾が伸びて低く掠れ気味の声がイアンが冷静さを―――シュナによって欠如されている事実に仄暗い喜びが湧き上がる。


「…これだけ本性をさぁ…ぶつけてもシュナ…は僕から、離れないよねぇ?―――くくく…」


まるで神々しい女神でも見るように恍惚と蕩けた橙色の瞳でシュナを見つめ獰猛に嗤う可愛い可愛い孔雀。


シュナの前でしか見せないだろうイアンの本質の集大成。

普段の甘く美麗な顔からは想像できない悍ましくも恐ろしい程に美しい顔。

イアンの二面性と言っても過言でない姿を見られる唯一はシュナだけだ。

シュナは執着心の固まりを体現している美しく輝く朱色ベースの羽に震える腕を伸ばしてさらりと触れた。


「っ…」
「…感覚、ある、の?」


その言葉に瞳孔の開いた瞳が近づき、ちゅっと軽く口づけをしてくる。


「だねぇ。羽も性感帯みたいになる」
「潰されても、痛くない?」
「くく…うん、全部快感に変わるねぇ」


イアンの昏い愉悦の笑みが深くなる。害のあり過ぎる美しい笑みでさえシュナにとっては魅力の一つとなる。

二人の繋がっている結合箇所はどろどろだ。
そして二人の周囲は鮮やかに彩られる羽で覆われてどこにも逃げられない。
そして目の前には優しさが欠如した禍々しくも美しいイアン。

そんなイアンがこの上なく可愛いと思ってしまう自分が居る。
イアンも言っていた自分だけに出す感情。

シュナもイアンのそれが欲しい。どんなものでも。

そして。

そんな凶暴性が増したシュナの唯一を頭から喰ってしまいたいと思う自身がいる。


(…何だ。私も狂ってるんじゃん)


ふと咬まれた箇所を見ると、そこには赤みを帯びた孔雀の羽のような模様に併せてクジャクサボテンの鮮やかな花の模様が拳大に顕現していた。

そしてイアンが咬み過ぎたことによる少しの出血。

それを見て何とも言えない美しさが醸し出されるように感じたシュナは惚けてしまう。指でさらりと触れるとぴりっとした痛みと快感が同時に感じ腟内がきゅっと蠢いてしまう。


「っ…シュナー…」


イアンの陶酔した低い声色にゆっくりと目線を合わせたシュナは微笑んだ。

まるで狂暴な獣を捕らえる猛獣使いように妖艶に微笑んで。


イアンの瞳が見開かれ、シュナは甘みを消した美しい顔を包みぺろりと唇を舐めながらぎゅうっと腟内を締めて蠢かせた。


「ん…は…っ…!」
「…ぜーんぶ…喰っちゃうぞ?」


シュナは動けない孔雀羽の包囲網の中で脚をゆっくりと曲げてイアンの腿に乗せて固定し、既にガクガクの腰を酷使しながらも口づけし巧みに腰を蠢かせる。


「っ…ぁ…く―――そ、が」
「ふふ。ん、ん、ほら…負けちゃうよ…?」


シュナの煽りにイアンの瞳孔が窄まり、そこから明け方近くまでずっと羽に囲われながら至上最高峰の背景と快楽に呑み込まれていった。





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