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元クズ同士尋常に勝負 2※
ピクンピクンと動く萎えきらない雄とイアンの腰に愉悦の笑みを浮かべながら、ちゅぷんっと外したシュナははあはあと甘い息遣いのイアンに話しかける。
「こうしてイアンを可愛がりたいくらい私は離れるつもりないよ。だから信用されるまでずっとこうしてるね」
「っ、シュナ…!?」
それだけ言って達したばかりの雄をまたぱくりと咥えた。
まるで母の母乳を求める赤子のようにシュナはイアンの腰に腕を回しながらひたすら口と舌を動かし素直な雄を可愛がることに専念する。
掛布の外からは口を覆ったようなくぐもったイアンの漏れる声にシュナも興奮しながら、ひたすら奉仕を続けた。
続けて口淫されたことがないのか、いよいよイアンが息を乱しながら訴えてきた。
「ぁ、…シュナ、も、わかった―――っ、から、離しっ…!」
その辺の魅惑的な女の喘ぎ声より半端なく色っぽい。再度元気になっている雄に触れながら「んーじゃああと一回呑んでからー」と速度を上げる。
「っ…ちょ、……ふ、ぁあ…シュナ…シュナ――――っだ、め――っ!」
もう本当に可愛いでしかない。
どくりと再度跳ね上がったイアンの屹立から量の少なくなった白濁をシュナは根刮ぎいただく。
くたりとした禍々しい雄の可愛らしい様ににんまりしてしまったシュナは最後にちゅっと尖端に口づけしてもそもそと掛布から這い上がった。
掛布から顔を出すと、イアンは腕で目元を覆い耳は真っ赤になり息を乱している。
スーランが良く言う『もう堪らん』という言葉の通りの気持ちである。
「栄養剤ごちそうさまー」
「…っ、何、それ」
「ふふ。イアンの全部が好き」
シュナはイアンにくっついて背中に手を回す。トクトクと速鳴る胸の音を聞きながら、少しでもイアンが安心できるように次は言葉で伝える。
「私、意外にそこまで弱くないよ?スーランも言っていたでしょ」
イアンの背中を優しく擦りながらシュナは続ける。
「ちょっと凶悪なイアンも、こうして私に喰われて悶えるイアンも全部ひっくるめて私は大好きなんだよねー」
「っ…」
「これでも色々あった私がその程度のことで去るような軟な神経はしてないよ?…いつか信じてね。明日でも、来週でも、来年でも―――――何十年後でも良いから」
この言葉を以前イアンが言ってくれた時、シュナは物凄く救われた。
だからこそこの言葉を借りてシュナはイアンに伝える。
そっとシュナの頭を囲うイアンの腕。そして鼻を啜る音と少し震えている喉。
(泣き虫さんだなぁ…それも全部私にとって大切で大好きな理由になる)
シュナは敢えて顔を上げずにイアンが落ち着くまでそのままくっついて惰眠を貪ることにした。
***************
一刻後ほど経ち二人のお腹の音が同時に鳴る。
お互い噴き出しながらゆっくりと起き上がろうとするが、シュナはやはり無理そうだ。「散々貪っちゃったから、僕。持ってくるから待ってて」イアンが下履きを履いて扉に向かった。
恐らくイアンに喰い付いたあの動きがシュナの最後のイタチっペだったのだろう。シュナの腰から下はずっとカクカクしてとてもではないが座位も無理だった。
行儀は悪いが本日のみ寝そべりながら食事をいただき、イアンのわざとらしく口からはみ出させる給餌に最早諦めの境地で順応する。
ターニャから湯が張ったことを伝えられ、立てないシュナを抱っこしたイアンに洗面所でシュナに付けられた紋印を見せてもらった。
「神秘だ…」
「ね。しかも種族によって違うっていうんだから驚きだよね。…咬み過ぎてごめん」
「それだけ思いが強いってことでしょ?」
「うん。溢れてヤバかった」
「ふふ。なら許しちゃう」
イアンがすりすりとシュナの頭に頬を乗せるのを好きにさせながら、シュナは跡が咬まれた赤みだと思っていたがどうやら孔雀族特有の色合いらしい。
浴室にはシュナとイアン専用の香油が置かれており、シュナは柔らかいイアンの髪を丁寧に洗わせてもらって、湯船の中でブラックカラントの香油を満遍なく塗り込める。
イアンは髪を触られて気持ち良いのか、シュナの胸に顔を埋めながらうとうとしている姿にほっこりしてしまう。
湯上がりにシュナがラベンダーの香油を付けていると「僕もやってみたい」と橙色の瞳をきらきらさせたイアンに量を指定してお願いする。
元々器用な手先なのか、流れるように髪に馴染ませる動作はとても見事だった。
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