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第3話 雪原で出会った男
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再び雪が降り出したのは、それから三日後の午後だった。エレナは王都を離れようと決意していた。あの婚約破棄の場から立ち直るには、しばらく遠くで静かに過ごすしかないと考えたのだ。両親にも兄にも話を通した。「療養を兼ねて別邸で過ごしたい」と告げると、皆うなずき、誰も反対しなかった。王都の視線から逃れる必要があるのは、家族も理解していたのだろう。
馬車の車輪が雪の路を踏みしめる音が一定のリズムを刻む。窓の外は一面の白い世界だった。枝先まで凍りつく冬木立、薄く煙る吐息。けれど心の中は、それ以上に冷たい。
エレナは膝の上で指を組み、ただ黙って座っていた。ふと手のひらの感覚を思い出す――あのとき、氷の公爵が差し伸べてくれた手。その温もりは確かに存在したのに、現実のようには思えなかった。
「……夢だったのかしら」
独り言が馬車の中に溶けていく。その瞬間、外で何かが軋む音がした。がたん、と車体が大きく揺れ、御者の叫びが響く。
「車輪が! 氷に――っ!」
振り落とされまいと必死に手を掴むが、次の瞬間、視界が反転した。雪の冷たさと重たい衝撃が身体を襲い、意識が一瞬遠のく。気がつけば、馬車は斜面に傾いて止まっていた。外では馬のいななきと風の唸り。御者が怪我をしたらしく、立ち上がったものの足を引きずっている。
「お嬢様、申し訳ありません……。このままでは王都には戻れません。近くの宿場か、誰かに助けを――」
「大丈夫。落ち着いて」
エレナは外套をきつく羽織り、外に出た。強い風が吹きつけ、髪を乱す。雪道の先、霧の向こうに人影が揺らめいた。黒い馬にまたがった長身の人物。外套の裾が風になびき、氷のような空気をまとっている。
その姿を見た瞬間、心臓が跳ねた。
まるで、祈りが形になったかのようだった。
馬から下りた男がこちらへ歩み寄る。その足取りにはためらいがなく、彼の周囲の空気までもが静まり返る。
「怪我はないか」
低く響く声。確信した。
「……ベルガード公爵……!」
思わず言葉が漏れる。
アーヴィン・ベルガードは無表情のまま頷いた。雪に濡れる彼の髪が、白い光の中で銀糸のように輝いている。
「転倒したのか?」
「はい。道が凍結していたようで……」
「馬も疲れているな。ここから最寄りの宿場までは十数キロ、歩かせるのは危険だ」
アーヴィンは状況を一瞥しただけで把握したようだった。
無駄のない動きで手綱をつかみ、馬をつなぎ直す。そしてエレナを見つめた。
「このままでは凍える。ちょうど近くに私の館がある。そこまで案内しよう」
「館……?」
「この国に滞在している間の、臨時のものだ。人も少ないが、暖は取れる」
突然の申し出に、エレナは言葉を失う。けれど、吹雪は刻一刻と強まっていた。
ためらう余地もなく、御者も深々と頭を下げる。
「お嬢様、どうか……助けをお受けください。これ以上は危険です」
「……分かりました。お言葉に甘えさせていただきます」
アーヴィンが頷いた瞬間、どこかほっとしたように見えた。
黒馬に導かれるようにして、彼とエレナは白い雪原を進む。馬車と御者は後からゆっくりとついてきた。風は肌を切るほど冷たいが、隣を歩く彼の存在が、不思議とその冷気を遠ざける。
やがて、白い霧の奥に石造りの館が見えてきた。厳かな構えを持ちながらもどこか寂しさを帯びている。古い鐘塔の影が雪の上に長く伸びていた。
「こちらです」
アーヴィンが扉を押し開けると、温かい空気が流れてくる。暖炉の火が広間を照らし、二人の息が白く消えた。
「体を温めろ」
彼がそう言って外套を脱ぎ、自らの肩に積もった雪を払う。エレナも礼を言って手袋を外した。指先が赤くなっているのを見て、アーヴィンは軽く眉を寄せた。
「無理に動かすな。火のそばに」
「ありがとうございます。ご迷惑を……」
「気にするな。困っている人間を放っておくほど冷たい性格ではない」
そう言うと、彼は暖炉の上に吊るされた鉄鍋の湯を確かめ、羊毛の毛布を差し出してくれた。温もりが全身を包み、ようやく震えが止まる。息を吐くと、胸の奥の緊張が少しずつ解けていった。
「あなたがなぜこの国に……」と尋ねかけたが、アーヴィンはすぐには答えなかった。
「公務だ。だが、休息を兼ねて滞在している」
それだけ言うと、視線を窓の外へ向けた。その横顔が、炎の光を受けて静かに照らされる。
氷の公爵――。冷徹無比で人を寄せつけぬ男と噂されていたが、こうして間近に見ると、むしろその静けさの奥に穏やかさが見えた。
「お嬢様……」
遅れて到着した御者が部屋に入り、深く頭を下げた。「公爵様、本当にありがとうございます。馬車は修理できますが、しばらく動かせません」
「ならば、皆この館で休むといい」
アーヴィンの一言で、御者の顔がほっと緩んだ。
彼が周囲に指示を出す姿には、王国で高位貴族として生きてきた人間特有の威厳があった。それでいて、命令というよりも自然に人を動かすような柔らかさを持っている。
エレナはその姿に目を奪われていた。思えば彼に助けられるのはこれで二度目だ。偶然とは思えない。
「体は温まったか」
彼が近づいてきて問う。
「はい……。おかげさまで」
「顔色がまだ悪い。少し休め」
促されるまま、応接のソファに座る。アーヴィンが一度部屋を出て戻ってくると、銀の盆に熱い紅茶をのせていた。
「自分で淹れましたの?」と思わず聞くと、彼は淡く笑った。
「人手が足りないからな」
その笑みがほんの少しだけ柔らかく、胸がどきりとした。
湯気の立つ紅茶を口に含む。優しい香りが広がり、心まで温まる。
どれほど沈んでいた心が軽くなるのを感じたことだろうか。気づけば唇の端がわずかにほころんでいた。
「……笑うといい顔だ」
「え……?」
突然の言葉に、紅茶をこぼしそうになる。
アーヴィンは相変わらず端正な表情ながら、どこかうつむくように目を細めた。
「その方が、ずっと似合う」
「そ、そんな……普段から笑っているつもりです」
「そうか?」
「……少し、自信はありませんけれど」
静かなやり取りの中に、かすかに温かい空気が生まれる。
外ではまだ雪が降りしきっているのに、この部屋の中だけ別世界のように穏やかだった。
「しばらく滞在の必要があるなら、この館を使え」
「えっ?」
「馬車が直るまで帰れないだろう。部屋を用意しよう」
「そんな、恐れ多いです!」
「礼は要らない。客人だ」
断固とした口調なのに、不思議と威圧感がない。むしろ、それが彼なりの思いやりであることがわかってしまうから余計に胸が熱くなる。
その夜、エレナは与えられた部屋で眠りについた。寝台はふかふかで、窓の外には雪の野原が広がっている。小さなランプの光のもとで、彼女は手帳を開き、久しぶりに日記をつけた。
――今日、再び彼に会った。
――あの方の瞳の冷たさの中に、なぜか安らぎを感じた。
書き終えて、彼女はペンをそっと置いた。胸の奥が、穏やかな期待に満ちている。自分でも不思議だった。ほんの数日前まで、誰にも会いたくなかったのに。
外では雪が静かに降り続いている。
その中で、エレナの人生の頁は確かにめくられつつあった。
そして翌朝、アーヴィンの館で待っていたのは、さらに奇妙な出来事だった。
(続く)
馬車の車輪が雪の路を踏みしめる音が一定のリズムを刻む。窓の外は一面の白い世界だった。枝先まで凍りつく冬木立、薄く煙る吐息。けれど心の中は、それ以上に冷たい。
エレナは膝の上で指を組み、ただ黙って座っていた。ふと手のひらの感覚を思い出す――あのとき、氷の公爵が差し伸べてくれた手。その温もりは確かに存在したのに、現実のようには思えなかった。
「……夢だったのかしら」
独り言が馬車の中に溶けていく。その瞬間、外で何かが軋む音がした。がたん、と車体が大きく揺れ、御者の叫びが響く。
「車輪が! 氷に――っ!」
振り落とされまいと必死に手を掴むが、次の瞬間、視界が反転した。雪の冷たさと重たい衝撃が身体を襲い、意識が一瞬遠のく。気がつけば、馬車は斜面に傾いて止まっていた。外では馬のいななきと風の唸り。御者が怪我をしたらしく、立ち上がったものの足を引きずっている。
「お嬢様、申し訳ありません……。このままでは王都には戻れません。近くの宿場か、誰かに助けを――」
「大丈夫。落ち着いて」
エレナは外套をきつく羽織り、外に出た。強い風が吹きつけ、髪を乱す。雪道の先、霧の向こうに人影が揺らめいた。黒い馬にまたがった長身の人物。外套の裾が風になびき、氷のような空気をまとっている。
その姿を見た瞬間、心臓が跳ねた。
まるで、祈りが形になったかのようだった。
馬から下りた男がこちらへ歩み寄る。その足取りにはためらいがなく、彼の周囲の空気までもが静まり返る。
「怪我はないか」
低く響く声。確信した。
「……ベルガード公爵……!」
思わず言葉が漏れる。
アーヴィン・ベルガードは無表情のまま頷いた。雪に濡れる彼の髪が、白い光の中で銀糸のように輝いている。
「転倒したのか?」
「はい。道が凍結していたようで……」
「馬も疲れているな。ここから最寄りの宿場までは十数キロ、歩かせるのは危険だ」
アーヴィンは状況を一瞥しただけで把握したようだった。
無駄のない動きで手綱をつかみ、馬をつなぎ直す。そしてエレナを見つめた。
「このままでは凍える。ちょうど近くに私の館がある。そこまで案内しよう」
「館……?」
「この国に滞在している間の、臨時のものだ。人も少ないが、暖は取れる」
突然の申し出に、エレナは言葉を失う。けれど、吹雪は刻一刻と強まっていた。
ためらう余地もなく、御者も深々と頭を下げる。
「お嬢様、どうか……助けをお受けください。これ以上は危険です」
「……分かりました。お言葉に甘えさせていただきます」
アーヴィンが頷いた瞬間、どこかほっとしたように見えた。
黒馬に導かれるようにして、彼とエレナは白い雪原を進む。馬車と御者は後からゆっくりとついてきた。風は肌を切るほど冷たいが、隣を歩く彼の存在が、不思議とその冷気を遠ざける。
やがて、白い霧の奥に石造りの館が見えてきた。厳かな構えを持ちながらもどこか寂しさを帯びている。古い鐘塔の影が雪の上に長く伸びていた。
「こちらです」
アーヴィンが扉を押し開けると、温かい空気が流れてくる。暖炉の火が広間を照らし、二人の息が白く消えた。
「体を温めろ」
彼がそう言って外套を脱ぎ、自らの肩に積もった雪を払う。エレナも礼を言って手袋を外した。指先が赤くなっているのを見て、アーヴィンは軽く眉を寄せた。
「無理に動かすな。火のそばに」
「ありがとうございます。ご迷惑を……」
「気にするな。困っている人間を放っておくほど冷たい性格ではない」
そう言うと、彼は暖炉の上に吊るされた鉄鍋の湯を確かめ、羊毛の毛布を差し出してくれた。温もりが全身を包み、ようやく震えが止まる。息を吐くと、胸の奥の緊張が少しずつ解けていった。
「あなたがなぜこの国に……」と尋ねかけたが、アーヴィンはすぐには答えなかった。
「公務だ。だが、休息を兼ねて滞在している」
それだけ言うと、視線を窓の外へ向けた。その横顔が、炎の光を受けて静かに照らされる。
氷の公爵――。冷徹無比で人を寄せつけぬ男と噂されていたが、こうして間近に見ると、むしろその静けさの奥に穏やかさが見えた。
「お嬢様……」
遅れて到着した御者が部屋に入り、深く頭を下げた。「公爵様、本当にありがとうございます。馬車は修理できますが、しばらく動かせません」
「ならば、皆この館で休むといい」
アーヴィンの一言で、御者の顔がほっと緩んだ。
彼が周囲に指示を出す姿には、王国で高位貴族として生きてきた人間特有の威厳があった。それでいて、命令というよりも自然に人を動かすような柔らかさを持っている。
エレナはその姿に目を奪われていた。思えば彼に助けられるのはこれで二度目だ。偶然とは思えない。
「体は温まったか」
彼が近づいてきて問う。
「はい……。おかげさまで」
「顔色がまだ悪い。少し休め」
促されるまま、応接のソファに座る。アーヴィンが一度部屋を出て戻ってくると、銀の盆に熱い紅茶をのせていた。
「自分で淹れましたの?」と思わず聞くと、彼は淡く笑った。
「人手が足りないからな」
その笑みがほんの少しだけ柔らかく、胸がどきりとした。
湯気の立つ紅茶を口に含む。優しい香りが広がり、心まで温まる。
どれほど沈んでいた心が軽くなるのを感じたことだろうか。気づけば唇の端がわずかにほころんでいた。
「……笑うといい顔だ」
「え……?」
突然の言葉に、紅茶をこぼしそうになる。
アーヴィンは相変わらず端正な表情ながら、どこかうつむくように目を細めた。
「その方が、ずっと似合う」
「そ、そんな……普段から笑っているつもりです」
「そうか?」
「……少し、自信はありませんけれど」
静かなやり取りの中に、かすかに温かい空気が生まれる。
外ではまだ雪が降りしきっているのに、この部屋の中だけ別世界のように穏やかだった。
「しばらく滞在の必要があるなら、この館を使え」
「えっ?」
「馬車が直るまで帰れないだろう。部屋を用意しよう」
「そんな、恐れ多いです!」
「礼は要らない。客人だ」
断固とした口調なのに、不思議と威圧感がない。むしろ、それが彼なりの思いやりであることがわかってしまうから余計に胸が熱くなる。
その夜、エレナは与えられた部屋で眠りについた。寝台はふかふかで、窓の外には雪の野原が広がっている。小さなランプの光のもとで、彼女は手帳を開き、久しぶりに日記をつけた。
――今日、再び彼に会った。
――あの方の瞳の冷たさの中に、なぜか安らぎを感じた。
書き終えて、彼女はペンをそっと置いた。胸の奥が、穏やかな期待に満ちている。自分でも不思議だった。ほんの数日前まで、誰にも会いたくなかったのに。
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