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しおりを挟むちゃぷん……
お風呂場に行って、手際よく脱がされ、秋夜さんも脱いで一緒に入った。もちろん真っ裸なのでアソコも見える訳だが…うん…立派なものをお持ちなようで…。アレが俺の中に入ってたとか信じられん…。
秋夜さん、綺麗に筋肉ついてんな。細マッチョイケメンめ!俺も筋肉つかねぇかな?頑張って鍛えてみるか?っていっても今までも筋トレとかしてたけど、全然筋肉つかないんだよなぁ。
俺のことを椅子に座らせて、後ろから支えながら、さっさと俺のことを洗い上げる。卑猥な雰囲気は一切なく気遣ってくれているのだろう。湯船に入れてくれた。あったけえ。身体が解れる。気持ちいい。
「香夜、寝ないでね」
「はい…でも気持ちよくて…」
「でも駄目だよ」
「はーい…」
「俺も入っていい?」
「あ、はい。どーぞ」
お風呂に入ってきた秋夜さんに後ろから抱きかかえられる。密着して恥ずかしいけど…やっぱり秋夜さんの側は落ち着くかも。ドキドキもするけど。
「俺にもたれていいよ」
「はい…」
「香夜…身体、つらい?」
「すこし…」
「じゃあ後でマッサージしてあげる」
「ありがとうございます…でも秋夜さん、休めてます?」
色々俺の世話をしてくれるんだけど、秋夜さんはそのせいで休めてないんじゃないかなって思うんだよね。初めてあった時だって…体調悪そうだった。秋夜さんって人に言わないだろうし。
「ん?平気。香夜が側にいるんだし大丈夫だよ。」
「俺が側にいるとか関係なくないですか?」
「関係あるし、本当に大丈夫。」
「無理しないでくださいね。俺ちゃんと見てますから」
「うん…ありがと」
しばらくお互い黙って湯に浸かって、身体も芯から温まったしそろそろ上がるかな。のぼせたら大変だし。
「ん、あがる?」
「はい、でも秋夜さんはまだ入ってていいですよ?」
「ううん、香夜が怪我でもしたら大変だし。一緒にいる」
「そうですか?」
「ん、そうなの。」
「でも、俺もう歩けますよ?」
「駄目。俺が運ぶ。」
「わかりました…お願いします」
秋夜さんは折れてくれることはなさそうなので、俺のほうが諦めることにした。もうおとなしくお世話されよう。やりたいようにやらせてあげたほうが良さそうだし。それにしても、なんというか過保護っていうか…。なんでこんなに世話したがるんだろ…?
「秋夜さんって世話好きなんですか?」
「ん?いや、そんなことないけど」
「でも俺のお世話してくれますよね?」
「まぁ、香夜の世話は好きだよ」
「なんでですか?俺秋夜さんに迷惑かけてばっかりな気がするんですが…」
「迷惑?別にかけられた覚えない。とにかく香夜は俺の側に居てくれればいい。それだけで俺にとっては嬉しいから」
「…わかりました」
「ありがと」
そんなこと…言われたらさ、駄目だってわかってても期待しちゃうじゃんね…。もしかしたら俺にもチャンスあるんじゃね?とか考えちゃうだろ。秋夜さんってもしかしてタラシなのか?
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