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しおりを挟む3日経っている自覚はないものの…というか、話を聞くに俺は丸一日寝ていたようなので、実は4日経っていた…。秋夜さんにも迷惑かけまくってるわ。それに流石にお腹空いた!
「お腹減っちゃいました…」
「じゃあちょっと待ってて、食べやすいもの作ってくるから。」
「ん、はい…ありがとうございます」
「寝てていいよ」
「でも…流石に起きようかと…」
「じゃあ抱っこしてソファに連れててってあげる」
「え、いや、いいですよ!少しくらい動けますし」
「ううん、無理しないほうがいいよ」
「はい…」
今何時なんだろ?寝室の枕元の時計を見れば、デジタル時計が20:02と表示していた。夜かぁ。もう時間の感覚とかないしな。身体は綺麗っぽいけど、お風呂も入りたいな。
秋夜さんにお姫様だっこで運ばれ、ソファに寝かされたかと思えば、ブランケットもかけられる。甲斐甲斐しくお世話されてる…。有り難いけど、秋夜さんの一挙手一投足に緊張するんだけど…。俺がビクビクしてんのみて秋夜さんは笑ってるしさぁ…。
「秋夜さん…笑いすぎです…」
「ん、ごめん…でもそんなにビクビクしなくてもいいでしょ」
「だって…だって…しちゃったんですよ!?そりゃあ動揺だってしますよ!!」
「これからも沢山するんだから、そのうち慣れる」
「…うぅ…」
っていうか…これからも沢山するって何!?しないよ!?…え?しないよね?もう…駄目だぁ…頭の中が、ヤッてしまったことで一杯で何も考えられない。秋夜さん、俺のことを揶揄ってくる所あるし、今回も揶揄われてるだけだよね…たぶん…
「はい、お待たせ。香夜」
「あ、ありがとうございます、秋夜さん」
「ん、食べさせてあげる」
「っ!?」
「ふふっあはは…もうそんなに動揺しなくていいって」
「自分で食べます!」
「はいはい…あーん」
「えぇ…?もう…いただきます」
自分で食べると言ってみたものの、聞く耳を持たない秋夜さんにサンドイッチを目の前に持ってこられれば、空腹が勝った。うまっ!!流石秋夜さん!
「めちゃくちゃ美味いです!」
「そ?よかった」
「もっとください!」
「ふふっうん」
皿の中のサンドイッチを全部食べ尽くしたあたりでやっとお腹がふくれた。のはいいけど、もしかして秋夜さんの分まで食べてしまったのでは?
「あの…俺秋夜さんの分まで食べました?」
「いや、香夜が起きる前に我慢できなくて先に食べた」
「あ、そうなんですね…よかった…」
「ま、そういうことだから。心配しなくていい。それで?お風呂入りたいんだっけ?」
「入りたいです!!」
「じゃあ行こっか?」
さらっと抱き上げられたんだが!?お風呂入るのになんで?
「えぇ…と?」
「ん?なに?」
「なぜに秋夜さんも一緒に?」
「は?そんな身体で一人で入れるとでも?」
たしかに…身体ギシギシしてるもんな…。ここは素直にお願いしたほうがいいか。何故か何でもお世話してくれるし。
「……よろしくお願いします…」
「うん」
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