不良×平凡 オメガバース

おーか

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だいぶ動揺してたけど、香夜に拒否されなくてよかった。もし拒否されたら…ちょっと監禁とかが頭をよぎってた。発情期でしてからそういう意味で香夜に触れられてなかったからな。

春夜なんかには渡さない。その思いが強すぎて、香夜のこと束縛してるし。香夜は拒否もしないけど、俺の気持ちに応えてもくれない。嫌われてもないと思うんだけどな。どちらかといえば好かれてると思う。

偶に俺のこと見つめてるし。何かしたら照れるし。

まだ病み上がりだし、手は出さないけどさ。宣言だけはしとかないとね。コレで俺のことも意識してくれたみたいだし、良かったけど。

そういえばそろそろ連休だよね。香夜…予定あるのかな?俺は…やらないといけないことはあるものの、基本的には暇だ。特に何も思わず香夜と過ごせればいいと思っていたけど…。一応聞いてみないとな。

「香夜、ゴールデンウィーク、予定は?」

「えっと、特に予定はないです…なので1回帰省しようかなって」

「そう…誘ったら迷惑?」

「え?誘ってくれるんですか?」

「駄目?」

「駄目じゃないです!」

「じゃあ泊まりで温泉、連れて行ってあげるね。」

「温泉!」 

温泉って言葉を出した途端、ぱぁっと表情が輝く。可愛い。香夜よっぽど温泉好きなんだね。にこにこしちゃって。

「好きなんでしょ?」

「はい!でもなんで…?」

「約束、したでしょ?連れて行ってあげるって」

「…俺が大浴場入りたいって言ったときのことですか?」

「そうそう」

「ええと…幾らぐらいですか?お金足りるかな…」

お金…そんなこと気にしなくていい。香夜が気にしてるのだって分かっているけど…まぁ押し切るか。

「いや、香夜には払わせないから。気にしなくていい。」

「ええっ!?でも…さすがに…」

「俺は香夜が喜んでくれるのが一番嬉しいけど?」

「うぅ…わかりました!いっぱい楽しみましょうね!」

「ん、そうだね。じゃあ何処がいいか探そうか。」

「はい!」

これでゴールデンウィークも側にいられる。香夜も喜んでくれてるみたいだし。外に出るなら、一応GPS仕込んどくかな。心配だし。香夜は結構フラフラ行っちゃうし。目を離すことはないと思うけど。何があるかわからないからね。

外に出れば、周りの守りも薄くなる。春夜が何かしてくる可能性もある。警戒するに超したことはない。いい思い出にしてあげたいし。旅館良いところ見つけないとな。それに貸し切りの予約も。香夜の身体を誰かに見られるなんて許せないからね。

二人きりで旅館か。とても楽しみだ。

「ねぇ香夜、旅行先では期待していい?」

「…はい」

「ふふっありがと。楽しみにしてる。」

「はい……」

顔真っ赤にしちゃって…可愛いなぁ。俺の番…早くその項に噛みつきたい。そして、どろどろに愛してあげる。速く俺の手の中に落ちておいで。






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