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しおりを挟むお茶会をやることを決定したけれど、いつやるかとかをみんなで相談して決めていった。みんなで会えるのは楽しみだし、いいんだけど…ひとつだけ不安な点としては…俺の作法についてだ。
というわけで、今日は休日だけど秋夜さんに付き合ってもらって作法の確認だ。とても優しく教えてくれるので、安心して間違えられる。みんなの前ではできるようになっていたいからね。頑張ろー!
「香夜、そこは一手で置いていいよ」
「あ!はい!もう一回やります!」
「ん、ゆっくりでいいから」
「はい!」
もう一度直してやり直す。うんうん、いい感じだな!形にはなってきた感じだ。作法の綺麗さはともかく…間違えなくはなってきたな。良かったぁ。
「当日はさ、着物着る?」
「俺は着れないので…」
「そう?俺が着せてあげるけど?」
着物の着付けも出来るのか!?ハイスペックだなぁ…。流石秋夜さん!
「でも着物ないですし…」
「俺が仕立ててあげるけど?」
「ええと…それは流石に…」
「なんで?俺が着せたいから買うのに?」
「そこまでしてもらえないです」
「ふーん…番なのに?」
「ええと…たしかに?」
「じゃあいいよね?」
「はい…」
「じゃあ週末着物見に行こうね」
「はい」
着物を買ってもらうことが決まってしまった。週末はデート出来るのかな?ドキドキする…。楽しみだな!
「あの、他のところも行きませんか?デート…したいです!」
「いいよ!かわいいね。香夜は。週末楽しみにしてる」
「はい!俺も楽しみです!」
「俺も香夜に合わせて着物新調しようかな。おそろいとかいいでしょ?」
「はい!秋夜さんとお揃い…えへへ」
「嬉しいの?」
「嬉しいです!」
「んふふかーわい。」
揃いの着物かぁ。恋人とお揃いとか、んふふふ!嬉しいなぁ。お互いがお互いのものって感じがするよね。すごい仲いい感じ出るし。
ちなみにお茶会の場所の確保は咲人さんが、お菓子やお茶の用意は春夜さんが、道具の用意は俺達が担当することになっている。鳴海たちはその後にみんなで行くご飯を予約取ってくれるらしい。
今日、何度も練習に付き合ってもらって、だいぶ出来るようになってきた。途中で秋夜さんがお手本として点前を見せてくれたが…それはもう見事なもので、美しい所作だけで構築されている。惚れ惚れするね…。
「秋夜さんの点ててくれたお茶…美味しいです」
「そ?それは良かった。和菓子も用意してるから、食べな。美味しいと思うよ。」
「秋夜さんが作ったんですか?」
「そーだよ?」
「めちゃめちゃ綺麗だし、凄すぎです!プロの腕前ですよこれ!!」
「あはは!そこまでじゃないって」
「そんなことありません!凄いです!」
「ありがと。またそのうち作ってあげるね」
「はい!」
「それで…お礼は…そうだな、ちゅーでいいよ?」
「は…い……ええ!!」
「いや?」
「いや…じゃない…です」
「じゃあどーぞ?」
「目…瞑ってほしいです」
「ん、これでいーい?」
「はい」
俺からキスすることってあんまりないから、とても緊張する…プルプルしながらもゆっくりと顔を近づけていき、本当に触れたかどうか怪しいくらいのバードキスを終える。離れようとすると頭の後ろに手を回される。そしていたずらっぽく笑った秋夜さんにもう一度キスされて開放された。
かっこよすぎ!!もう!惚れなおしちゃうね!
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