不良×平凡 オメガバース

おーか

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小さくて可愛らしいチャペルに鐘が鳴り響く。父に手を取られて秋夜の待つところまで歩いていく。隣には春夜さんもいる。父の手から、俺の手を取り満面の笑みで俺の隣に立っている。きっと俺も同じような顔をしているんだろう。

「それでは誓いの言葉を」

「病めるときも健やかなるときも、香夜を愛しともに歩むことを誓います」

「病めるときも健やかなるときもシオンを愛しともに歩むことを誓います」

双子の彼らの声が重なる。

「それでは新婦、誓いの言葉を」

「病めるときも健やかなるときも秋夜を愛しともに歩むことを誓います!大好き!」

「病めるときも健やかなるときもハルを愛してる!」

「うん、香夜。愛してる」「ふふっ誓いの言葉違うけど…まぁいっかぁ。シオンありがと」

「誓いのキスを」

少ししゃがんで、ベールをめくられる。両親に見守られながら、優しい優しいキスをした。きっと今、俺が世界一幸せ。



式を終えて、両親も交えて食事会をして、それぞれホテルのスイートルームへと入る。結婚したんだもんなぁ。俺の左手薬指にはバイオレットの宝石が輝く指輪が嵌められている。秋夜の指にも同じデザインの指輪が輝く。

心臓に一番近い指。

綺麗だなぁ。秋夜の目と同じ色。よし!今日は初夜だもん。気合い入れなきゃね。今日のために透け透けのエッチな下着も準備したし!

「ねぇ秋夜、俺可愛い?いっぱい愛してね」

「ん…可愛いよ。俺のこと誘惑してどうなっても知らないよ…?」

「うん、いいよ。見て見て!エッチな下着!」

前側で腕を寄せて、ぶりっ子みたいなポーズを決めて見せた。ベビードールがヒラリと捲れ上がる。まぁほとんど見えてるようなものだったんだけど。

「ぶっ…何してるの…?もう…あははっ」

「でも好きでしょ?こういうのも」

「ん、まぁね。香夜が着てくれてるんだったら。」

スイートだけあってベッドもとても大きくて広々としている。優しく押し倒されて、ふかふかのベッドに倒れ込む。少しひんやりとしたシーツが興奮して火照った体を少し冷ましてくれる。

直ぐに秋夜に覆いかぶさられて、熱いキスを送られたのでまた直ぐに身体は熱を取り戻した。いつもは恥ずかしいと思う水音も今は興奮を煽るものにしかならない。

「んん…はっ…ぁ…」

「…ん…香夜…ありがとね…」

「ん…?」

「結婚してくれてありがと。愛してる」

「うん!…ふふっ大好き」

俺の大好きの言葉に微笑み、そして直ぐにギラリとした瞳に変わる。優しくでも性急に触れられる。スケスケの胸を隠した小さな布を取り去られ、胸を吸われる。反対の乳首を指先で優しくなぞられ、感覚が高まったところで摘まれ、声を上げる。

「ああっ…あ…しゅ…や…」

「ん…ちゅっ……きもちい?」

「…ぅん……あ…ああっ…」

発情期でもないのに…どこもかしこも気持ちいい…胸だけで達してしまいそうな程だ。勃ってしまっているソコも汁をこぼし、小さな布を濡らしている。もうおかしくなりそうだ。普段のとは違って透け透けだし、レースのような生地に擦れてしまう。

「香夜…今日…いつもより感じてる…かわいい…」
 
「ばか…んんぅ…はやくして…イケないの…やだ…あっ…」

「おねだり?…もう我慢出来なくなっちゃった?」

「うん…はっ…ああっ…だから…はやくぅ…」

「わかったよ」

素直に強請る香夜は可愛く妖艶な雰囲気を漂わせる。自分から俺のためにエッチな下着着てくれるとは思わなかった。そんな香夜の気持ちが嬉しくて煽られる。感じているようで潤んだ瞳で見つめてくる。

先程までは美しいウエディングドレスを纏って清楚で凛とした印象だったのに…俺の前ではこんなにも乱れてくれる。香夜は自分の顔が普通だと思ってるみたいだけど、俺にとっては特別で一番可愛い。

そんな愛しい子が俺に触れられるだけで喜んでくれる。その事実が俺の胸を満たす。幸せでゆっくりと前戯を楽しみたい。けれど今すぐにでも暴いて挿れてしまいたい。相反する感情を抑え、香夜が良くなれる様に優しく触れる。くすぐる様に肌の上に手を滑らせる。焦れったいようで、手を掴まれてソコに持っていかれる。

勃ち上がったモノが布面積の小さな下着を押し上げている。握りこむ様にして上下に手を動かす。それだけの刺激で香夜は達してしまったらしく白濁が溢れだす。

「んあああ!!…あ…はぁ…」

「…香夜…可愛いね。もうイっちゃったの?ふふっ」

「んん…秋夜…早く…ちょーだい」

「ん、解そうね」

「うん」

香夜が保たなそうなので、中の良いところには当たらないようにしながら解していく。ゆっくりと20分程かけてほぐし、良いところも触ってもらえず、ぐすぐずになった香夜の意識がハッキリするのを少し待つ。

「んぁ……あ……ぁ…ん…ん?」

「香夜、大丈夫?」

「ん…うん…秋夜…きて」

「ん、挿れるね…ふぅ…」

俺自身も心理的な高揚も相まって長く持ちそうにない。長く解しただけあって中は柔らかく俺を包み込む。

「はっ…ごめん香夜…保たない」

「はぁぁ…んんぅ…はっ…はっ…しゅ…や…いっぱい…ナカにちょーだい?いっぱいして…?」

「…ん…」

動き始めればお互いにすぐに達してしまった。そしてその後もう一度ゆっくりとした動きでシた。眠りに落ちてしまいそうなうつらうつらとした香夜を風呂に入れ、整えたベッドに寝かせる。俺も隣に入って香夜を抱き締めて目を閉じる。

「んふふ…俺の旦那さん…大好きだよ」

まだ起きていたらしい香夜の優しい声が聞こえた。けれど俺は睡魔に負けて眠りについた。



あれから俺達は二人の子供を授かり、家族や友達と助け合いながら幸せに暮らしている。

「あ!ダメダメ!夜久、それは食べ物じゃないの!」

「あーうー?」

「美夜、夜久のこと見ててあげてくれる?洗濯物干してくるから」

「はーい、朝ごはんは?ママ」

「んーパパが作ってくれてるからもうすぐだよ。今日は美夜の好きなパンケーキだよ」

「やったー!やっぱりね!いいにおいしたもん!夜久!行くよー」

「んー」

「出来たよ、美夜、夜久先に食べてていいから。」

「はーい」「あーう」

「手伝うよ香夜」

「ありがと秋夜」

今日も幸せな日常が流れていく。突然オメガになってしまって戸惑うことも多かったけど秋夜に出会う為だったと思えば、良かったと思えるようになった。今日も今日とて秋夜に愛されて俺は幸せです!





___________
ここまで読んでくださりありがとうございました!

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