59 / 130
59
しおりを挟む本当ならタカミと一緒に冒険に行ける予定だったのに…予定だったのに!!!許すまじSランク試験モンスター!!グリフォン!こんな時に来なくたっていいじゃんか…。タカミとお出かけ楽しみにしてたのに。依頼付いてくだけだけど。
「はいはい、頑張ってこい。」
「うがあああ!!なんで!なんで!?」
「気を付けて行けよコクヨウ」
「うん、頑張る…だから待っててね。」
「おう!待ってるぜ。」
この街から3日かけて討伐ポイントに移動して、さらに倒すのに時間が掛かったらタカミに次会えるのは1週間後ってところかな。寂しい…。むぎゅっとタカミを抱き締めて、Sランクパーティーの迎えもスルーしていたが…流石にそろそろ行かないとね。これが終わったらタカミと帰れるんだから。グリフォン絶対に倒す!
グリフォンはSランクの中でも弱い方だ。さくっと倒させてもらおう。飛ぶのだけ厄介だからな。初めに飛べないように羽根を潰す。地上戦に持ち込んでしまえば、あとはグリフォンの硬めの体毛を魔力を纏わせた攻撃でぶった斬るだけ。
「はぁ…」
「早く行くぞ。被害が出ない内に倒してしまうぞ。」
「了解、リーダー…」
「やる気なさげね…全く…あなたの試験なのよ?コクヨウ」
「そーだそーだ!俺らはただの付き添いだからな?頑張れよー」
「…早く帰る。」
「全く…本当にお前は同じ事ばかりだな。」
「この世界でタカミより大切なものなんて無い。タカミが居なきゃ今頃僕は死んでた。生きててもきっと総てを壊すことしか考えてなかった。」
「お前がそんなに自分のことを話すなんて珍しいな。」
「いや、ほとんど情報ねぇだろ!?リーダー」
「自分の思いを話してる時点で凄いことよ。今まで無駄なこと一切言わなかったもの。」
僕に染み付いた習慣のように他人は全て疑って生きてきた。もちろん今では全幅の信頼を置いているタカミに対してもそうであったし、スールエの三人の友に対してもであった。
それはSランクパーティーと行動するようになっても変わらなかったし、もちろんパーティーメンバーだろうが、信頼していなかったし気を張っていた。ずっとずっと張り詰めていた糸が今やっと緩んだのだろうか…。
この先も僕の本心を知るのはタカミだけで良いと思ってたんだけど、まぁこの人達なら良いかな。今更裏切ったりしないと思うし。僕のタカミへの思いも知ってるし。
たどり着くまで長くて段々気分が下がってくる。タカミと3年離れてたんだから今更1週間くらい…と思うけど、やっぱり1回会ったらまた離れるのってキツい。それでもタカミに出されてる条件のこともあるし、それを思えば頑張れる。
グリフォンを発見して、初撃でしっかりと片翼を破壊することに成功した。その後も順調にダメージを与え、倒し切る。これでSランク昇格は確定だ。これでタカミは僕のもの。最速で帰る。
「僕先に帰ってる。」
「コクヨウ、駄目だ。単独行動は危険だ。」
「じゃあ急いで。」
「Sランクに上がっても変わんねぇなぁ?」
「まぁ、それがコクヨウのいいところじゃない?私は嫌いじゃないわよ。」
39
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
竜帝陛下の愛が重すぎて身代わりの落ちこぼれ薬師は今日も腰が砕けそうです 〜呪いを解いたら一生離さないと宣言されました〜
レイ
BL
「死ぬ覚悟はできています。でも、その前に……お口、あーんしてください」
魔力を持たない「無能」として実家で虐げられていた薬師のエリアン。
彼に下されたのは、触れるものすべてを焼き尽くす「死の竜帝」ヴァレリウスへの、身代わりの婚姻だった。
オレの番になって──異世界に行って愛猫の番にされる話
まめ
BL
不慮の事故により、異世界に転移することになった神木周。
心残りは、唯一の家族だった愛猫・ネロのことだけだった。
──目覚めた草原で再会したのは、見覚えのある大きな黒い獣。ネロが追いかけてきてくれたのだ。
わからないことばかりの異世界だけど、ネロがいるからきっと大丈夫。
少しずつ心をほどき、神に招かれた世界で穏やかな毎日を楽しむ周たち。
しかし、そんな彼らに不穏な気配が忍び寄る――
一人と一匹がいちゃいちゃしながら紡ぐ、ほのぼの異世界BLファンタジー。
こんにちは異世界編 1-9 話
不穏の足音編 10-18話
首都編 19-28話
番──つがい編 29話以降
全32話
執着溺愛猫獣人×気弱男子
他サイトにも掲載しています。
アケミツヨウの幸福な生涯【本編完結】
リラックス@ピロー
BL
ごく普通の会社員として日々を過ごしていた主人公、ヨウはその日も普通に残業で会社に残っていた。
ーーーそれが運命の分かれ道になるとも知らずに。
仕事を終え帰り際トイレに寄ると、唐突に便器から水が溢れ出した。勢い良く迫り来る水に飲み込まれた先で目を覚ますと、黒いローブの怪しげな集団に囲まれていた。 彼らは自分を"神子"だと言い、神の奇跡を起こす為とある儀式を行うようにと言ってきた。
神子を守護する神殿騎士×異世界から召喚された神子
【本編完結】最強S級冒険者が俺にだけ過保護すぎる!
天宮叶
BL
前世の世界で亡くなった主人公は、突然知らない世界で知らない人物、クリスの身体へと転生してしまう。クリスが眠っていた屋敷の主であるダリウスに、思い切って事情を説明した主人公。しかし事情を聞いたダリウスは突然「結婚しようか」と主人公に求婚してくる。
なんとかその求婚を断り、ダリウスと共に屋敷の外へと出た主人公は、自分が転生した世界が魔法やモンスターの存在するファンタジー世界だと気がつき冒険者を目指すことにするが____
過保護すぎる大型犬系最強S級冒険者攻めに振り回されていると思いきや、自由奔放で強気な性格を発揮して無自覚に振り回し返す元気な受けのドタバタオメガバースラブコメディの予定
要所要所シリアスが入ります。
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
転移先で辺境伯の跡継ぎとなる予定の第四王子様に愛される
Hazuki
BL
五歳で父親が無くなり、七歳の時新しい父親が出来た。
中1の雨の日熱を出した。
義父は大工なので雨の日はほぼ休み、パートに行く母の代わりに俺の看病をしてくれた。
それだけなら良かったのだが、義父は俺を犯した、何日も。
晴れた日にやっと解放された俺は散歩に出掛けた。
連日の性交で身体は疲れていたようで道を渡っているときにふらつき、車に轢かれて、、、。
目覚めたら豪華な部屋!?
異世界転移して森に倒れていた俺を助けてくれた次期辺境伯の第四王子に愛される、そんな話、にする予定。
⚠️最初から義父に犯されます。
嫌な方はお戻りくださいませ。
久しぶりに書きました。
続きはぼちぼち書いていきます。
不定期更新で、すみません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる