転生したら猫獣人になってました

おーか

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181.学園祭4

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放課後、毎日2時間ほど練習している。その最中、俺は雷魔法コツを伝授していた。はずなのに…死屍累々の光景が広がっているんだけど…なんで?

「おーい、みんなまだまだだよ?雷魔法使えるようになりたいんだよねぇ?頑張らないと!!」

「…ぁぁ…もうナルアには教わらないことにする…」

「ええっ!?なんでそんなこと言うの?ククル…」

「…時には…理解し合えないこともある…」

「…私もやめておきます…」

「俺もだぜ…軽い気持ちで聞いちまったこと反省してる…」

「…ああ…皆に同意だ…」

「ええ…俺そんなに教えるの下手だった?」

おかしいなぁ…?俺、テスラさんとかウェンさんにこういう感じで、教えられたんだけど。思い出しながら指導したのになぁ…。なんで失敗しちゃったんだろ。

「まぁ、教えるのは駄目でもアドバイスとかは出来るから…気軽に聞いてね!」

「ああ」「おう…」「ああ」「ええ」

「んじゃあ練習する?」

「いや、今日はもう辞めにしよう。」

「もう帰るぜ」

「ですね」

「ああ」

「そう?じゃあ、また明日!」

早く帰れるのラッキー!今日はテスラさんがお迎え来てくれて、デート行こうって誘ってくれたからね!ンフフ!

「ナルア、楽しそうだな。おかえり」

「ただいまー!!テスラさん。だってテスラさんとデートだもん!」

「そうか、楽しませれるように努力しよう」

「ふふっ俺はテスラさんと一緒にいれるだけで楽しいよ!」

テスラさんの大きくてすらっと伸びた綺麗な手を握る。甘えたな俺の尻尾も勝手にテスラさんに絡みつく。

「ところで今日はどこ行くの?」

「ああ、最近ナルアが頑張っているみたいだからな。ゆっくりさせてやりたかったんだ。だから今日は森の方へ行こう。いい場所を知っているんだ。」

「うん!」

テスラさんの向かう先には人を拒むような森が広がっている。けれど俺のテスラさんへの信頼は揺るがない。ルンルン気分で浮かれたまま森へ足を踏み入れる。

人目がないとわかってノエルも影から顔を出した。ノエルは頭の良い子だからね。学園長の話を聞いて、ノエルは特別なんだとわかったあとは、他人には姿を見せないようにと言い聞かせてある。

「ノエル、今日は森でゆっくりするんだって!楽しみだね!」

「きゅきゅっ!!」(たのしみー!!)

「ノエル、きちんとナルアを守るんだぞ」

「きゅっ!」(りょーかい!)

「良い子だ」

きちんと返事をしたノエルがテスラさんに撫でられる。ずるい…俺もテスラさんに撫でられたいのに…じっと見つめていると俺のことも撫でてくれた。んふふ、満足です!

道中、テスラさんに学園でのことなんかを話しながら歩く。楽しそうに、うんうんって聞いてくれるからついつい一杯喋り過ぎちゃう。ノエルも話に加わってきて、俺の失敗談を語ったりするのだが、テスラさんには聞かれたくないのでスルーする。

辿り着いた場所は、隣に川の流れる小さな小屋だった。程よい広さで落ち着く。テスラさんが学園に通っているときに作ったんだってさ。一人になりたいときに来ていたのだそう。

「ナルア、何して欲しい?」

「ん…撫でて…あとで撫でさせて!」

「ああ、わかった。おいで」

「きゅうきゅう」(邪魔しないからごゆっくりー)

ノエルは影に潜っていった。そういうとこ空気読める子だもんね。俺は獣化してテスラさんの膝でころころして癒やされ、そしてその後テスラさんが獣化してくれて、ブラッシングさせてもらう。

そしてツヤツヤになった綺麗なテスラさんをモフる!えへへ…幸せ…

手が毛に埋もれて触り心地最高!その上、撫でられてるテスラさんが可愛過ぎる!獰猛そうなんだけど、知的な光を宿す瞳を細めて、耳や尻尾もへニャリとして…気持ち良さそうで可愛いんだよね。

暫くすると、のそりと身体を起こして、俺を包むように寝そべる。これは凭れていいよってサインで、逞しい体に背を預けると尻尾が腹に回される。暖かくていい香りがして…寝そう…。

いや、もう寝る…まぶたが落ちる。





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