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聞こえるのは、蝉の鳴き声と衣擦れの音(R18)
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お風呂上りのせいか、これから起こる事への緊張からか、やたらと喉が渇く。
沙羅は、ミニバーにある冷蔵庫からミネラルウォーターのペットボトルを取り出し、グラスに注いだ。
そのグラスとスマホを持って、さっきまで慶太が座っていた掘りごたつの座椅子に腰をおろす。グラスに口をつけ、喉を潤しながら、窓から見える深い緑の景色を堪能する。
「はー、お水が美味しい」
スマホの写真アプリをたちあげて、美術館で撮ってもらった写真を眺めた。
画面の中には、スイミングプールの青い背景の中で、学生の頃のように寄り添い微笑んでいるふたり。
「ふふっ、良く撮れている」
自然と笑みがこぼれる。
そのままスマホを構えて、いつの日か、今日の気持ちを思い出せるようにと、窓から見える景色を写真に収めた。
ついでに豪華な部屋を撮ろうとモードを切り替え、シャッターに指を掛ける。
すると、浴衣姿の慶太がフレームインして、驚いた沙羅はそのままシャッターを押した。
「わっ、びっくりした。お風呂早かったね」
「そう?」
「あっ、お水飲む?」
「もらおうかな」
沙羅は立ちあがり、冷蔵庫から新しいミネラルウォーターを取り出して、グラスを用意する。
「ありがとう。そのままでいいよ」
慶太がペットボトルを受け取り、ボトルキャップを外すと、直接口をつけ、ゴクゴクと飲み下す。
アダムの林檎と別名のある、男らしい喉仏が上下する。
ただお水を飲んでいるだけなのに、悩ましい色気が漂う。
慶太の色気にあてられた沙羅の体温はあがり始め、赤く染まった頬を隠すようにうつむいた。
そんな沙羅を慶太は後ろから抱きしめる。
「沙羅……」
切なげに囁かれ、慶太の広い胸に枝垂れた沙羅は、甘い息を吐き出した。
すると、慶太の指に顎先を捉えられ唇が重なる。
お互いの熱を確かめ合うように、何度も短いキスを繰り返して、その心地よさに蕩けていく。
恋の熱に侵されて、唇を重ね続けた。
沙羅の息は上がり始め、やがて呼吸が荒くなる。
呼吸と共に上下する浴衣の合わせを縫うように、慶太は手を忍び込ませた。
まろみのある胸の先端に節の指が触れ、沙羅はピクッと体を震わせた。
瞬間、節のある指が離れようと動く。けれど、浴衣の上から慶太の手を押し留め、熱の籠もった瞳を向ける。
「お願い、止めないで……」
「後悔しない?」
「今、止めたら後悔しそう」
儚げに微笑んだ唇に唇が重なった。上唇を喰まれ、口づけが深くなる。慶太の舌が紗羅の舌を追いかけ、絡め囚われる。
静かな部屋にクチュクチュとリップ音が鳴り響き、 ねっとりとした刺激に体の芯に熱が溜まり、体の一番深い所で火が灯り出す。
浴衣の合わせは乱され、慶太の熱い手のひらが胸を包み込み、やわやわと甘い刺激を与えられる。
それに反応して先端の果実は硬く実り、節のある指が動きに合わせるように、指の合間で白い乳房が形を変え、まるで別の生き物のように蠢いていた。
沙羅は自分に触れている慶太のことだけを考えようと、濡れた瞳で見つめる。
切れ長の綺麗な目、スッと通った鼻梁、そして、自分を惑わせる唇。
その唇が、官能を引き出すように沙羅の首筋を伝う。
体に溜まった熱を逃がすように、吐息が漏れる。
薄く開いた目の端に映る、畳の上に敷かれた布団が、酷くいやらしく感じられた。
布団に組敷かれ、下から慶太を見上げる。
そして、ねだるように慶太へ手を伸ばした。沙羅の細い指先が耳朶から喉仏を這い、浴衣に差し込み素肌に触れる。慶太から伝わる鼓動を確かめるように厚みのある胸板へ手を当てた。
世間とは切り離されたこの場所で、束の間の幸せを味わい女に戻る。
聞こえるのは、蝉の鳴き声と衣擦れの音。
「慶太……」
「沙羅、たくさんキスをしよう」
唇の端にそっとキスを落とされた。沙羅は追い求めるように顔を動かし、慶太の下唇を甘噛みをする。そして、触れるか触れないかの距離で囁いた。
「たくさん……して」
「ん、」
唇がついばまれ、頬へ耳元へ徐々に場所を変えて、首筋にもキスをくり返す。
くすぐったさと、気持ち良さが入り交じり、身をよじる。
胸元にもキスが降りてきて、やがて、柔らかな胸のふくらみにも唇の感触を感じた。
硬くなった胸の先端の果実に慶太の唇がそっと触れた。舌先で舐り沙羅の反応を伺う。
上目遣いで、自分を見つめる切れ長の瞳。その熱に焼かれ、沙羅の背中にゾクリと電気が走り、粟肌がたつ。
「あぁ……」
約束の出来ない関係を切なく想いながら、失くしてしまった幸せを埋めるように、慶太の優しさに甘えている。
慶太の髪に指を梳き入れ、胸に抱き寄せた。
ガラス窓の向こうは、まだ明るい太陽が輝き、緑の木々が生い茂り芽吹いている。そして、蝉時雨が降り注ぐ。
肌は、しっとりと汗をかき始めている。
胸の果実が慶太の熱い唇に包まれ甘噛みされる。その与えられる絶妙な刺激にたまらない気持ちになる。
「はっ……あっ、あぁん」
小さく喘ぎ、もどかしさで内ももをすり合わせた。
沙羅は自分でもはしたなく思うほど、慶太を欲しがっている。
沙羅は、ミニバーにある冷蔵庫からミネラルウォーターのペットボトルを取り出し、グラスに注いだ。
そのグラスとスマホを持って、さっきまで慶太が座っていた掘りごたつの座椅子に腰をおろす。グラスに口をつけ、喉を潤しながら、窓から見える深い緑の景色を堪能する。
「はー、お水が美味しい」
スマホの写真アプリをたちあげて、美術館で撮ってもらった写真を眺めた。
画面の中には、スイミングプールの青い背景の中で、学生の頃のように寄り添い微笑んでいるふたり。
「ふふっ、良く撮れている」
自然と笑みがこぼれる。
そのままスマホを構えて、いつの日か、今日の気持ちを思い出せるようにと、窓から見える景色を写真に収めた。
ついでに豪華な部屋を撮ろうとモードを切り替え、シャッターに指を掛ける。
すると、浴衣姿の慶太がフレームインして、驚いた沙羅はそのままシャッターを押した。
「わっ、びっくりした。お風呂早かったね」
「そう?」
「あっ、お水飲む?」
「もらおうかな」
沙羅は立ちあがり、冷蔵庫から新しいミネラルウォーターを取り出して、グラスを用意する。
「ありがとう。そのままでいいよ」
慶太がペットボトルを受け取り、ボトルキャップを外すと、直接口をつけ、ゴクゴクと飲み下す。
アダムの林檎と別名のある、男らしい喉仏が上下する。
ただお水を飲んでいるだけなのに、悩ましい色気が漂う。
慶太の色気にあてられた沙羅の体温はあがり始め、赤く染まった頬を隠すようにうつむいた。
そんな沙羅を慶太は後ろから抱きしめる。
「沙羅……」
切なげに囁かれ、慶太の広い胸に枝垂れた沙羅は、甘い息を吐き出した。
すると、慶太の指に顎先を捉えられ唇が重なる。
お互いの熱を確かめ合うように、何度も短いキスを繰り返して、その心地よさに蕩けていく。
恋の熱に侵されて、唇を重ね続けた。
沙羅の息は上がり始め、やがて呼吸が荒くなる。
呼吸と共に上下する浴衣の合わせを縫うように、慶太は手を忍び込ませた。
まろみのある胸の先端に節の指が触れ、沙羅はピクッと体を震わせた。
瞬間、節のある指が離れようと動く。けれど、浴衣の上から慶太の手を押し留め、熱の籠もった瞳を向ける。
「お願い、止めないで……」
「後悔しない?」
「今、止めたら後悔しそう」
儚げに微笑んだ唇に唇が重なった。上唇を喰まれ、口づけが深くなる。慶太の舌が紗羅の舌を追いかけ、絡め囚われる。
静かな部屋にクチュクチュとリップ音が鳴り響き、 ねっとりとした刺激に体の芯に熱が溜まり、体の一番深い所で火が灯り出す。
浴衣の合わせは乱され、慶太の熱い手のひらが胸を包み込み、やわやわと甘い刺激を与えられる。
それに反応して先端の果実は硬く実り、節のある指が動きに合わせるように、指の合間で白い乳房が形を変え、まるで別の生き物のように蠢いていた。
沙羅は自分に触れている慶太のことだけを考えようと、濡れた瞳で見つめる。
切れ長の綺麗な目、スッと通った鼻梁、そして、自分を惑わせる唇。
その唇が、官能を引き出すように沙羅の首筋を伝う。
体に溜まった熱を逃がすように、吐息が漏れる。
薄く開いた目の端に映る、畳の上に敷かれた布団が、酷くいやらしく感じられた。
布団に組敷かれ、下から慶太を見上げる。
そして、ねだるように慶太へ手を伸ばした。沙羅の細い指先が耳朶から喉仏を這い、浴衣に差し込み素肌に触れる。慶太から伝わる鼓動を確かめるように厚みのある胸板へ手を当てた。
世間とは切り離されたこの場所で、束の間の幸せを味わい女に戻る。
聞こえるのは、蝉の鳴き声と衣擦れの音。
「慶太……」
「沙羅、たくさんキスをしよう」
唇の端にそっとキスを落とされた。沙羅は追い求めるように顔を動かし、慶太の下唇を甘噛みをする。そして、触れるか触れないかの距離で囁いた。
「たくさん……して」
「ん、」
唇がついばまれ、頬へ耳元へ徐々に場所を変えて、首筋にもキスをくり返す。
くすぐったさと、気持ち良さが入り交じり、身をよじる。
胸元にもキスが降りてきて、やがて、柔らかな胸のふくらみにも唇の感触を感じた。
硬くなった胸の先端の果実に慶太の唇がそっと触れた。舌先で舐り沙羅の反応を伺う。
上目遣いで、自分を見つめる切れ長の瞳。その熱に焼かれ、沙羅の背中にゾクリと電気が走り、粟肌がたつ。
「あぁ……」
約束の出来ない関係を切なく想いながら、失くしてしまった幸せを埋めるように、慶太の優しさに甘えている。
慶太の髪に指を梳き入れ、胸に抱き寄せた。
ガラス窓の向こうは、まだ明るい太陽が輝き、緑の木々が生い茂り芽吹いている。そして、蝉時雨が降り注ぐ。
肌は、しっとりと汗をかき始めている。
胸の果実が慶太の熱い唇に包まれ甘噛みされる。その与えられる絶妙な刺激にたまらない気持ちになる。
「はっ……あっ、あぁん」
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