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幸せな朝の時間
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朝、カーテンの隙間から差し込む日差しで目覚めた。
こんなに熟睡したのは、どのくらい前だったか……。
少なくとも子供が産まれてからはこんなにしっかりと睡眠時間を確保した事はなかった。
ベッドの上でモゾモゾと隣にいるはずの朝倉先生を探したけど、そこに居なくて少し寂しく思う。
寝呆けた目を擦りながら起き上がる。すると、リビングルームから美優のはしゃぐ声が聞こえてくる。
「あっ、美優を見なくちゃ」
慌てて飛び起き、リビングルームに入る。朝倉先生が美優に朝ごはんを食べさせている最中で、野菜のリゾットを美味しそうに頬張る美優の姿があった。
「おはようございます。美優に朝ごはんまで食べさせて頂いて、すみません」
朝寝坊して子供の世話までしてもらって、有り難いやら情けないやら……。
「おはよう。よく眠れた?」
「ありがとうございます。こんなにぐっすり眠れたの久しぶりで、すっかり甘えてしまって……」
「甘えてくれた方が嬉しいよ」
と朝倉先生が微笑んだ。
朝からイケメンが眩しい。
「お風呂沸かしてあるから入ってきたら?」
「いいんですか? その間、美優のお世話もお願いすることになちゃいますが……」
「どうぞ、美優ちゃんと遊んでいるからバスタブにゆっくり浸かっておいで」
「ありがとうございます。お借りします」
朝からお風呂なんて、スゴイ贅沢気分だ。
それも一人でゆっくり入るのも久しぶり。
ワンオペの育児では、眠る事もお風呂に入る事も子供の事を見ていないといけないからゆっくりとした時間が取れない。自分のために使う時間がこれほど贅沢なものとは、子供が出来るまで考えた事もなかった。
脱衣室に入ってルームウェアを脱ぐと胸や首筋、お腹にキスマークをの痕が無数についているのが、洗面台の鏡に映った。
普段、穏やかな朝倉先生があんなに情熱的になるなんて……。
昨日の夜を思い出し、顔が赤くなる。
そそくさと鏡の前から移動して浴室に入った。体を洗いバスタブのお湯に浸かる。広めのバスタブで手足を思いっきり伸ばした。
「あ゛──っ、気持ちいい!」
思わず口に出してしまった。でも、それぐらいゆったりとお風呂に浸かるなんて久しぶりの事だった。
バスタブから上がって体を洗うとお腹にあるキスマークが目に入った。
こんなところにまでキスマークを付けられるなんて……と恥ずかしくなったが、これは、もしや、私の腹肉がポヨポヨしているからなのか?
一度膨らませた風船の空気を抜いても元の姿に戻らないように私のお腹も妊娠前と比べたらポヨポヨのタルタル。
こんな姿を朝倉先生に晒してしまったかと思うとさっきまでの恥ずかしさとは、違った恥ずかしさが湧いてきた。
カランを上げてシャワーを浴びシャンプーを借りて頭を洗った。
シャワーから出てくるお湯も繊細でマッサージされているようで気持ちいい。
サッパリとして、お風呂場から脱衣室に行くと裸の体が鏡に映った。
以前と比べて丸みを帯びたシルエット、紗月に言われた通り、女をサボっていたなぁ、と反省。
子供の事ばかりでなく自分にも少し気を回さないとダメだな。
子供だって綺麗なママの方が嬉しいだろう。
バスタオルで体を拭きながらそんなことを思った。
「お風呂ありがとうございました」
「ちょうど、ごはん出来たよ」
再びルームウエアを着込んで、リビングルームに戻るとお二人分の朝ごはんが用意されていて、パストラミビーフのバケットサンドイッチとグリーンサラダにわかめのスープで朝からしっかりメニューでビックリしたが、急にお腹が空いてきた。
「さあ、食べよう」
と、朝倉先生がキッチンからマグカップを2つ持って来て、そのうちの一つを私の目の前にコトリと置いた。
「翔也さん、ありがとうございます。いただきます」
食事を用意してもらうなんて幸せだなぁ。
そう、昨晩の食事も作ってもらっちゃったし、美優のお世話もいっぱいしてもらっちゃって、甘やかされているなぁ。
サンドイッチにかぶりついていると朝倉先生と視線が合った。
ちょうど、大口を開けて食べているところを見られてしまってバツが悪く照れ笑いで誤魔化す。
「美味しそうに食べてくれて嬉しいよ」
「本当に美味しいです。私、くいしんぼうなので」
と、自己申告しておいた。
が、ポヨポヨのお腹を思い出し少し反省。
せめて、コーヒーはブラックで飲むことにした。
マグカップからコーヒーを口に流し込むと、程よい酸味と苦味、そして甘味を感じる。
幸せ気分で味わっていると、不意に
「体きつくない?」
と聞かれ吹き出しそうになった。
ゴフッ……。
「だ、大丈夫です」
そう、思い出すと赤面するほど、あっちこっちにキスマークがつくぐらい情熱的だった。朝起きた時は、体がミシミシしている気がした。
でも、お風呂に入ってきたので体は楽になった。
体の事を気遣ってくれる優しさは、素直にうれしかったけど、面と向かって聞かれるのは、なんとも恥ずかしい……。
少し、イヤらしい事を考えてしまったのを
えへへ、と笑ってごまかした。
朝食が終わった後も三人でのんびり窓からの日差しを浴びて日向ぼっこをしながら、美優のお転婆に目を細めている朝倉先生を見ていると、まるで本当の親子のようだなと思った。
実際のところ、人との関係は血縁よりも一緒にいる時間や愛情の掛け方で関係が深まっていくと思う。結局、血が繋がっていようがいまいが子供には愛情を掛けて良い親子関係を築きましょうという事なんだと思う。
「どうしたの」
朝倉先生をボーっと眺めていたら声を掛けられ、私はずっと見つめていた事がバレてしまったようで気恥ずしくって、「なんでもないよ」と首を横に振り視線を逸らした。
すると、朝倉先生が手を伸ばし、だんだんと私の頭に手が近づいて、頭を撫でられるのかな? と、思っていたら……
パシッ!
「いったぁぁ」
ナニ? なにが起きたの??
私は突然デコピンを喰らい、おでこを抑え、涙目になりながら朝倉先生を見た。
「言いたい言葉を飲み込まずに伝え合う事、それが出来ない悪い子にはお仕置きしないとね」
と、いたずらっぽく笑う。
「もう、痛かったんだから」
涙目で頬を膨らませ怒っていると朝倉先生は私をそっと抱き寄せ、そっと囁く。
「じゃあ、隠し事は無しだよ」
「さっきのは、幸せだなって思いながら翔也さんを見ていたから恥ずかしかったんです」
「ごめん、ごめん」
おでこにチュッとキスをされた。
うひゃー。その攻撃は反則です。
「夏希さんの香りが、ウチの香りになっている」
髪に手を添えられ囁かれると、何だかくすぐったい気持ちになる。
「翔也さんのシャンプーを使ったので……」
髪の毛の間に指を差し込み撫でるように髪を梳かれ、チュッと軽いキスを落とされた。
切れ長の優しい瞳が、私を見つめる。その目に吸い込まれそうでドキドキしてしまう。
ホワッと朝倉先生のシャンプー香りが強くなる。その香りに包まれながら じゃれ合うようにキスを返した。
「私、我儘な事を言って困らせてしまうかもしれませんが、翔也さんと幸せな時間を過ごしていきたいと思っています」
私がそう言うと、朝倉先生の腕に力に抱き留められた。
胸に顔を寄せ、朝倉先生の心音を聞いているととても安心する。
朝倉先生と私が抱き合っているのを見て美優がオモチャを放りだし、ハイハイをしながら近づいてきた。
朝倉先生が手を伸ばし、美優も抱きかかえ、そっと呟く。
「三人で幸せの時間を刻もう」
リビングで日向ぼっこをしているだけの時間が、温かくて特別な時間になった。
なんでもない日常が一番素敵で特別なのかもしれない。
こんなに熟睡したのは、どのくらい前だったか……。
少なくとも子供が産まれてからはこんなにしっかりと睡眠時間を確保した事はなかった。
ベッドの上でモゾモゾと隣にいるはずの朝倉先生を探したけど、そこに居なくて少し寂しく思う。
寝呆けた目を擦りながら起き上がる。すると、リビングルームから美優のはしゃぐ声が聞こえてくる。
「あっ、美優を見なくちゃ」
慌てて飛び起き、リビングルームに入る。朝倉先生が美優に朝ごはんを食べさせている最中で、野菜のリゾットを美味しそうに頬張る美優の姿があった。
「おはようございます。美優に朝ごはんまで食べさせて頂いて、すみません」
朝寝坊して子供の世話までしてもらって、有り難いやら情けないやら……。
「おはよう。よく眠れた?」
「ありがとうございます。こんなにぐっすり眠れたの久しぶりで、すっかり甘えてしまって……」
「甘えてくれた方が嬉しいよ」
と朝倉先生が微笑んだ。
朝からイケメンが眩しい。
「お風呂沸かしてあるから入ってきたら?」
「いいんですか? その間、美優のお世話もお願いすることになちゃいますが……」
「どうぞ、美優ちゃんと遊んでいるからバスタブにゆっくり浸かっておいで」
「ありがとうございます。お借りします」
朝からお風呂なんて、スゴイ贅沢気分だ。
それも一人でゆっくり入るのも久しぶり。
ワンオペの育児では、眠る事もお風呂に入る事も子供の事を見ていないといけないからゆっくりとした時間が取れない。自分のために使う時間がこれほど贅沢なものとは、子供が出来るまで考えた事もなかった。
脱衣室に入ってルームウェアを脱ぐと胸や首筋、お腹にキスマークをの痕が無数についているのが、洗面台の鏡に映った。
普段、穏やかな朝倉先生があんなに情熱的になるなんて……。
昨日の夜を思い出し、顔が赤くなる。
そそくさと鏡の前から移動して浴室に入った。体を洗いバスタブのお湯に浸かる。広めのバスタブで手足を思いっきり伸ばした。
「あ゛──っ、気持ちいい!」
思わず口に出してしまった。でも、それぐらいゆったりとお風呂に浸かるなんて久しぶりの事だった。
バスタブから上がって体を洗うとお腹にあるキスマークが目に入った。
こんなところにまでキスマークを付けられるなんて……と恥ずかしくなったが、これは、もしや、私の腹肉がポヨポヨしているからなのか?
一度膨らませた風船の空気を抜いても元の姿に戻らないように私のお腹も妊娠前と比べたらポヨポヨのタルタル。
こんな姿を朝倉先生に晒してしまったかと思うとさっきまでの恥ずかしさとは、違った恥ずかしさが湧いてきた。
カランを上げてシャワーを浴びシャンプーを借りて頭を洗った。
シャワーから出てくるお湯も繊細でマッサージされているようで気持ちいい。
サッパリとして、お風呂場から脱衣室に行くと裸の体が鏡に映った。
以前と比べて丸みを帯びたシルエット、紗月に言われた通り、女をサボっていたなぁ、と反省。
子供の事ばかりでなく自分にも少し気を回さないとダメだな。
子供だって綺麗なママの方が嬉しいだろう。
バスタオルで体を拭きながらそんなことを思った。
「お風呂ありがとうございました」
「ちょうど、ごはん出来たよ」
再びルームウエアを着込んで、リビングルームに戻るとお二人分の朝ごはんが用意されていて、パストラミビーフのバケットサンドイッチとグリーンサラダにわかめのスープで朝からしっかりメニューでビックリしたが、急にお腹が空いてきた。
「さあ、食べよう」
と、朝倉先生がキッチンからマグカップを2つ持って来て、そのうちの一つを私の目の前にコトリと置いた。
「翔也さん、ありがとうございます。いただきます」
食事を用意してもらうなんて幸せだなぁ。
そう、昨晩の食事も作ってもらっちゃったし、美優のお世話もいっぱいしてもらっちゃって、甘やかされているなぁ。
サンドイッチにかぶりついていると朝倉先生と視線が合った。
ちょうど、大口を開けて食べているところを見られてしまってバツが悪く照れ笑いで誤魔化す。
「美味しそうに食べてくれて嬉しいよ」
「本当に美味しいです。私、くいしんぼうなので」
と、自己申告しておいた。
が、ポヨポヨのお腹を思い出し少し反省。
せめて、コーヒーはブラックで飲むことにした。
マグカップからコーヒーを口に流し込むと、程よい酸味と苦味、そして甘味を感じる。
幸せ気分で味わっていると、不意に
「体きつくない?」
と聞かれ吹き出しそうになった。
ゴフッ……。
「だ、大丈夫です」
そう、思い出すと赤面するほど、あっちこっちにキスマークがつくぐらい情熱的だった。朝起きた時は、体がミシミシしている気がした。
でも、お風呂に入ってきたので体は楽になった。
体の事を気遣ってくれる優しさは、素直にうれしかったけど、面と向かって聞かれるのは、なんとも恥ずかしい……。
少し、イヤらしい事を考えてしまったのを
えへへ、と笑ってごまかした。
朝食が終わった後も三人でのんびり窓からの日差しを浴びて日向ぼっこをしながら、美優のお転婆に目を細めている朝倉先生を見ていると、まるで本当の親子のようだなと思った。
実際のところ、人との関係は血縁よりも一緒にいる時間や愛情の掛け方で関係が深まっていくと思う。結局、血が繋がっていようがいまいが子供には愛情を掛けて良い親子関係を築きましょうという事なんだと思う。
「どうしたの」
朝倉先生をボーっと眺めていたら声を掛けられ、私はずっと見つめていた事がバレてしまったようで気恥ずしくって、「なんでもないよ」と首を横に振り視線を逸らした。
すると、朝倉先生が手を伸ばし、だんだんと私の頭に手が近づいて、頭を撫でられるのかな? と、思っていたら……
パシッ!
「いったぁぁ」
ナニ? なにが起きたの??
私は突然デコピンを喰らい、おでこを抑え、涙目になりながら朝倉先生を見た。
「言いたい言葉を飲み込まずに伝え合う事、それが出来ない悪い子にはお仕置きしないとね」
と、いたずらっぽく笑う。
「もう、痛かったんだから」
涙目で頬を膨らませ怒っていると朝倉先生は私をそっと抱き寄せ、そっと囁く。
「じゃあ、隠し事は無しだよ」
「さっきのは、幸せだなって思いながら翔也さんを見ていたから恥ずかしかったんです」
「ごめん、ごめん」
おでこにチュッとキスをされた。
うひゃー。その攻撃は反則です。
「夏希さんの香りが、ウチの香りになっている」
髪に手を添えられ囁かれると、何だかくすぐったい気持ちになる。
「翔也さんのシャンプーを使ったので……」
髪の毛の間に指を差し込み撫でるように髪を梳かれ、チュッと軽いキスを落とされた。
切れ長の優しい瞳が、私を見つめる。その目に吸い込まれそうでドキドキしてしまう。
ホワッと朝倉先生のシャンプー香りが強くなる。その香りに包まれながら じゃれ合うようにキスを返した。
「私、我儘な事を言って困らせてしまうかもしれませんが、翔也さんと幸せな時間を過ごしていきたいと思っています」
私がそう言うと、朝倉先生の腕に力に抱き留められた。
胸に顔を寄せ、朝倉先生の心音を聞いているととても安心する。
朝倉先生と私が抱き合っているのを見て美優がオモチャを放りだし、ハイハイをしながら近づいてきた。
朝倉先生が手を伸ばし、美優も抱きかかえ、そっと呟く。
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