53 / 55
第53話 これから彼女とは【将軍視点】
鼻をつくような戦の匂いが、ようやく風に流されて薄くなった。
辺境の砦に、隣国の若き国王であるアルベルトがやってきたのは三日後のことだ。
連れてきた護衛はほんの数人。
勝者の余裕か、それとも俺を心の底から信じているのか。
……まあ、どちらでもいい。
俺は応接間の長椅子に深く腰を下ろし、向かいに座る男をじろりと睨みつけた。
この前もあったが、相変わらず変わらねぇ、無駄に整った顔だ。
王族らしい落ち着きと、何を考えているのか分からねぇ底の深い目をしている。
「色々とありがとうな、カイ」
「……ああ」
短く言葉を返す。
王都は落ち、王妃は自ら命を絶ち、王太子は処刑された。
あの愛人も同じ末路を辿ったと聞いている。
血は流れたが、アルベルトは略奪を厳しく禁じ、何よりも街の秩序を優先した。
だからこそ、俺はこうして大人しくこの男と向き合っているんだ。
「約束通りだな」
俺が言うと、アルベルトは「当然だ」と言わんばかりに肩をすくめた。
「民は守ると言ったはずだ」
「王家は、俺が跡形もなく終わらせた」
「ああ。腐りきった部分は、もうどこにも残っていない」
淡々としたやり取り、感傷なんてねぇ。
俺たちは昔からこうだ。
戦場で出会い、剣を交え、たまに酒を酌み交わしては、互いの力量だけを認め合ってきた。
アルベルトはふと、視線を窓の外へ向けた。
そこからは、砦の中庭が見える。
洗濯物を干している女たちの姿。その中に、ひときわ目を引く姿があった。
昼間の陽光を受けて、淡く、柔らかく光る髪。
サーシャと並んで、笑いながら大きな布を広げている。
――セレスティアだ。
「……綺麗な人だな」
アルベルトがさらりと言いやがった。
その瞬間、俺の中で何かがピキッと鳴った。
「おい」
低く威嚇するように言うと、アルベルトはわざとらしく横目でこちらを見てきた。
「何だ?」
「……余計なことは言うな。口を慎めよお前」
「事実を述べただけだ。そんなに怖い顔をするなって」
アルベルトがくすりと笑う。
全く……気に食わねぇ。
俺は無意識に、こいつを殺さんばかりの勢いで睨みつけていたらしい。
アルベルトは楽しそうに目を細めた。
「安心しろ。取ったりはせんよ」
「当たり前だ。ぶち殺すぞ」
吐き捨てるように返した。
あいつは物じゃねぇ。
……だが、誰かに奪われることを想像しただけで、腹の底が煮えくりかえるような熱い塊が突き上げてくる。
アルベルトは話題を戻すように、椅子に深く背を預けた。
「本当に、王にならないのか?」
……ちっ、何度目だ、その質問は。
「ならねぇと言っている」
「王都の民は、お前を英雄として見ているぞ。傲慢な王太子を捕らえ、腐った王城を打ち崩した男だ。お前が立てば、国中の人間が付いてくる」
「俺はそんな器じゃねぇよ」
考える間もなく即答した。
玉座にふんぞり返って座る自分の姿なんて、これっぽっちも想像できねぇ。
「俺は辺境で過ごすので十分だ」
王になる器じゃない。
政治も、狐の化かし合いのような駆け引きも、王家の血筋なんてものも、俺は何も持っちゃいねぇ。
ただ一本の剣と、守ると決めた意地があるだけだ。
「……あとはお前に任せるぞ、アルベルト」
息を吐き、静かに告げると、アルベルトはしばらく俺をじっと見つめ、やがて小さく頷いた。
「王都は我々が再編する。貴族の特権を削り、税制を立て直し、腐った派閥はすべて掃除するつもりだ」
「民を泣かすなよ」
「分かっている」
その目に嘘はねぇ。
だからこそ、俺はこの男にすべてを預けると決めたんだ。
しばし、沈黙が落ちると、やがてアルベルトが、また面白そうに窓の外を眺める。
「で」
嫌な予感がする声色だ。
「愛しいセレスティアとは、これからどうなるつもりだ?」
俺は舌打ちを必死に飲み込んだ。
「……決めるのは俺じゃねぇ」
「ほう?」
「彼女だ」
あいつが自分で選ぶことだ。
王都へ戻って平穏に暮らすのか、それともこの埃っぽい辺境に残るのか。
俺の隣に立ってくれるかどうかも、全部あいつが決める。
俺は、あいつに何も強制したくねぇんだ。
アルベルトがふっと、優しげに笑った。
「随分と殊勝なことだ」
「うるせぇ」
再び窓の外に目をやる。
セレスティアが大きな布を広げようとして、風に煽られて少しよろけた。
サーシャが慌てて支え、二人で顔を見合わせて笑っている。
あの笑顔――王城にいた頃には、一度も見せなかった顔。
肩の力が抜けて、心の底から笑っている。
それを見ているだけで、俺の胸の奥までじんわりと温かくなるような気がした。
「……お前も、そんな顔をするんだな」
「……何のことだ」
「優しい顔だよ、カイ」
俺はバツが悪くなって、ぷいと顔を逸らした。
「うるせぇ。ほら、さっさと帰れ」
それ以上は一言も言わせねぇ。
アルベルトは満足げに立ち上がった。
「王都の政治は我々が引き受ける。だが辺境には指一本触れさせない。ここは、お前の砦だ」
「当然だ……一歩でも踏み込んでみろ、タダじゃおかねぇ」
互いに視線を交わす。
……これでいい。
王家は終わる。
だが、国という器は続いていく。
王都は新しい体制で動き出し、秩序は少しずつ取り戻されるだろう。
俺は玉座なんて望まねぇ。
ただ、この場所を守る。
中庭で無邪気に笑うあいつを。ここで懸命に生きる民を。
それだけで、俺の人生には十分すぎるくらいだ。
アルベルトが去った後も、俺はしばらく窓の外を眺めていた。
白い洗濯物が風に大きく揺れている。
その下で、セレスティアが太陽のような笑顔で笑っている。
ああ、王様なんて柄じゃねぇ。
あいつが笑うここが、俺の、生涯かけて守り抜く存在なのだから。
辺境の砦に、隣国の若き国王であるアルベルトがやってきたのは三日後のことだ。
連れてきた護衛はほんの数人。
勝者の余裕か、それとも俺を心の底から信じているのか。
……まあ、どちらでもいい。
俺は応接間の長椅子に深く腰を下ろし、向かいに座る男をじろりと睨みつけた。
この前もあったが、相変わらず変わらねぇ、無駄に整った顔だ。
王族らしい落ち着きと、何を考えているのか分からねぇ底の深い目をしている。
「色々とありがとうな、カイ」
「……ああ」
短く言葉を返す。
王都は落ち、王妃は自ら命を絶ち、王太子は処刑された。
あの愛人も同じ末路を辿ったと聞いている。
血は流れたが、アルベルトは略奪を厳しく禁じ、何よりも街の秩序を優先した。
だからこそ、俺はこうして大人しくこの男と向き合っているんだ。
「約束通りだな」
俺が言うと、アルベルトは「当然だ」と言わんばかりに肩をすくめた。
「民は守ると言ったはずだ」
「王家は、俺が跡形もなく終わらせた」
「ああ。腐りきった部分は、もうどこにも残っていない」
淡々としたやり取り、感傷なんてねぇ。
俺たちは昔からこうだ。
戦場で出会い、剣を交え、たまに酒を酌み交わしては、互いの力量だけを認め合ってきた。
アルベルトはふと、視線を窓の外へ向けた。
そこからは、砦の中庭が見える。
洗濯物を干している女たちの姿。その中に、ひときわ目を引く姿があった。
昼間の陽光を受けて、淡く、柔らかく光る髪。
サーシャと並んで、笑いながら大きな布を広げている。
――セレスティアだ。
「……綺麗な人だな」
アルベルトがさらりと言いやがった。
その瞬間、俺の中で何かがピキッと鳴った。
「おい」
低く威嚇するように言うと、アルベルトはわざとらしく横目でこちらを見てきた。
「何だ?」
「……余計なことは言うな。口を慎めよお前」
「事実を述べただけだ。そんなに怖い顔をするなって」
アルベルトがくすりと笑う。
全く……気に食わねぇ。
俺は無意識に、こいつを殺さんばかりの勢いで睨みつけていたらしい。
アルベルトは楽しそうに目を細めた。
「安心しろ。取ったりはせんよ」
「当たり前だ。ぶち殺すぞ」
吐き捨てるように返した。
あいつは物じゃねぇ。
……だが、誰かに奪われることを想像しただけで、腹の底が煮えくりかえるような熱い塊が突き上げてくる。
アルベルトは話題を戻すように、椅子に深く背を預けた。
「本当に、王にならないのか?」
……ちっ、何度目だ、その質問は。
「ならねぇと言っている」
「王都の民は、お前を英雄として見ているぞ。傲慢な王太子を捕らえ、腐った王城を打ち崩した男だ。お前が立てば、国中の人間が付いてくる」
「俺はそんな器じゃねぇよ」
考える間もなく即答した。
玉座にふんぞり返って座る自分の姿なんて、これっぽっちも想像できねぇ。
「俺は辺境で過ごすので十分だ」
王になる器じゃない。
政治も、狐の化かし合いのような駆け引きも、王家の血筋なんてものも、俺は何も持っちゃいねぇ。
ただ一本の剣と、守ると決めた意地があるだけだ。
「……あとはお前に任せるぞ、アルベルト」
息を吐き、静かに告げると、アルベルトはしばらく俺をじっと見つめ、やがて小さく頷いた。
「王都は我々が再編する。貴族の特権を削り、税制を立て直し、腐った派閥はすべて掃除するつもりだ」
「民を泣かすなよ」
「分かっている」
その目に嘘はねぇ。
だからこそ、俺はこの男にすべてを預けると決めたんだ。
しばし、沈黙が落ちると、やがてアルベルトが、また面白そうに窓の外を眺める。
「で」
嫌な予感がする声色だ。
「愛しいセレスティアとは、これからどうなるつもりだ?」
俺は舌打ちを必死に飲み込んだ。
「……決めるのは俺じゃねぇ」
「ほう?」
「彼女だ」
あいつが自分で選ぶことだ。
王都へ戻って平穏に暮らすのか、それともこの埃っぽい辺境に残るのか。
俺の隣に立ってくれるかどうかも、全部あいつが決める。
俺は、あいつに何も強制したくねぇんだ。
アルベルトがふっと、優しげに笑った。
「随分と殊勝なことだ」
「うるせぇ」
再び窓の外に目をやる。
セレスティアが大きな布を広げようとして、風に煽られて少しよろけた。
サーシャが慌てて支え、二人で顔を見合わせて笑っている。
あの笑顔――王城にいた頃には、一度も見せなかった顔。
肩の力が抜けて、心の底から笑っている。
それを見ているだけで、俺の胸の奥までじんわりと温かくなるような気がした。
「……お前も、そんな顔をするんだな」
「……何のことだ」
「優しい顔だよ、カイ」
俺はバツが悪くなって、ぷいと顔を逸らした。
「うるせぇ。ほら、さっさと帰れ」
それ以上は一言も言わせねぇ。
アルベルトは満足げに立ち上がった。
「王都の政治は我々が引き受ける。だが辺境には指一本触れさせない。ここは、お前の砦だ」
「当然だ……一歩でも踏み込んでみろ、タダじゃおかねぇ」
互いに視線を交わす。
……これでいい。
王家は終わる。
だが、国という器は続いていく。
王都は新しい体制で動き出し、秩序は少しずつ取り戻されるだろう。
俺は玉座なんて望まねぇ。
ただ、この場所を守る。
中庭で無邪気に笑うあいつを。ここで懸命に生きる民を。
それだけで、俺の人生には十分すぎるくらいだ。
アルベルトが去った後も、俺はしばらく窓の外を眺めていた。
白い洗濯物が風に大きく揺れている。
その下で、セレスティアが太陽のような笑顔で笑っている。
ああ、王様なんて柄じゃねぇ。
あいつが笑うここが、俺の、生涯かけて守り抜く存在なのだから。
あなたにおすすめの小説
婚約破棄して泥を投げつけた元婚約者が「無能」と笑う中、光り輝く幼なじみの王子に掠め取られました。
ムラサメ
恋愛
「お前のような無能、我が家には不要だ。今すぐ消えろ!」
婚約者・エドワードのために身を粉にして尽くしてきたフィオナは、卒業パーティーの夜、雨の中に放り出される。
泥にまみれ、絶望に沈む彼女の前に現れたのは、かつての幼なじみであり、今や国中から愛される「黄金の王子」シリルだった。
「やっと見つけた。……ねえ、フィオナ。あんなゴミに君を傷つけさせるなんて、僕の落ち度だね」
汚れを厭わずフィオナを抱き上げたシリルは、彼女を自分の屋敷へと連れ帰る。
「自分には価値がない」と思い込むフィオナを、シリルは異常なまでの執着と甘い言葉で、とろけるように溺愛し始めて――。
一方で、フィオナを捨てたエドワードは気づいていなかった。
自分の手柄だと思っていた仕事も、領地の繁栄も、すべてはフィオナの才能によるものだったということに。
ボロボロになっていく元婚約者。美しく着飾られ、シリルの腕の中で幸せに微笑むフィオナ。
「僕の星を捨てた報い、たっぷりと受けてもらうよ?」
圧倒的な光を放つ幼なじみによる、最高に華やかな逆転劇がいま始まる!
子供のままの婚約者が子供を作ったようです
夏見颯一
恋愛
公爵令嬢であるヒルダの婚約者であるエリックは、ヒルダに嫌がらせばかりしている。
嫌がらせには悪意しか感じられないのだが、年下のヒルダの方がずっと我慢を強いられていた。
「エリックは子供だから」
成人済みのエリックに、ヒルダの両親もエリックの両親もとても甘かった。
昔からエリックのやんちゃな所が親達には微笑ましかったらしい。
でも、エリックは成人済みです。
いつまで子供扱いするつもりですか?
一方の私は嫌がらせで寒い中長時間待たされたり、ご飯を食べられなかったり……。
本当にどうしたものかと悩ませていると友人が、
「あいつはきっと何かやらかすだろうね」
その言葉を胸に、私が我慢し続けた結果。
「子供が出来たんだ」
エリックは勘違いをしていた。
自分は何でも許されていると思い込んでいたエリックは、婿入り予定でありながら別の女性と子供を作ってしまう。
それによりエリック中心だった世界は崩壊し、ヒルダは本来の公爵令嬢としての生活を取り戻していく。
ただ、エリックの過ちは仕組まれたものだった。
エリック自身とエリックを嵌めた者達を繋ぐ糸は、複雑に別のものと絡まり合いながら、ヒルダを翻弄する。
非常識な婚約者に悩まされていたヒルダが、結婚をするまでの物語。
※体調の関係もあり、更新時間がかなり時間が不定期です。
相当なクズ親が出てきます。ご注意下さい。
「通訳など辞書で足りる」と追放された令嬢——三国会談で、婚約者は一言も話せなくなった
歩人
ファンタジー
宮廷通訳官エレノーラは五つの言語を操り、婚約者クラウスの外交を陰で支えてきた。
だがクラウスは言った。「通訳など辞書で足りる。お前は要らない」
追放されたエレノーラは隣国で新たな道を歩み始める。
一方、クラウスは三国会談の場で辞書片手に立ち往生。
誤訳が外交問題に発展し、窮地に陥ったその場に、隣国の通訳官として現れたのは——。
「その言葉は、もう翻訳できません」
王太子に婚約破棄されたけど、私は皇女。幸せになるのは私です。
夢窓(ゆめまど)
恋愛
王太子に婚約破棄された令嬢リリベッタ。
「これで平民に落ちるのかしら?」――そんな周囲の声をよそに、本人は思い出した。
――わたし、皇女なんですけど?
叔父は帝国の皇帝。
昔のクーデターから逃れるため、一時期王国に亡命していた彼女は、
その見返りとして“王太子との婚約”を受け入れていただけだった。
一方的に婚約破棄されたのをきっかけに、
本来の立場――“帝国の皇女”として戻ることに決めました。
さようなら、情けない王太子。
これからは、自由に、愛されて、幸せになりますわ!
婚約者は妹のような幼馴染みを何より大切にしているので、お飾り妻予定な令嬢は幸せになることを諦めた……はずでした。
待鳥園子
恋愛
伯爵令嬢アイリーンの婚約者であるセシルの隣には『妹のような幼馴染み』愛らしい容姿のデイジーが居て、身分差で結婚出来ない二人が結ばれるためのお飾り妻にされてしまうことが耐えられなかった。
そして、二人がふざけて婚姻届を書いている光景を見て、アイリーンは自分の我慢が限界に達そうとしているのを感じていた……のだけど!?
義母の企みで王子との婚約は破棄され、辺境の老貴族と結婚せよと追放されたけど、結婚したのは孫息子だし、思いっきり歌も歌えて言うことありません!
もーりんもも
恋愛
義妹の聖女の証を奪って聖女になり代わろうとした罪で、辺境の地を治める老貴族と結婚しろと王に命じられ、王都から追放されてしまったアデリーン。
ところが、結婚相手の領主アドルフ・ジャンポール侯爵は、結婚式当日に老衰で死んでしまった。
王様の命令は、「ジャンポール家の当主と結婚せよ」ということで、急遽ジャンポール家の当主となった孫息子ユリウスと結婚することに。
ユリウスの結婚の誓いの言葉は「ふん。ゲス女め」。
それでもアデリーンにとっては、緑豊かなジャンポール領は楽園だった。
誰にも遠慮することなく、美しい森の中で、大好きな歌を思いっきり歌えるから!
アデリーンの歌には不思議な力があった。その歌声は万物を癒し、ユリウスの心までをも溶かしていく……。
※AI学習禁止・無断転載禁止・無断翻訳禁止・無断朗読禁止
目覚めたら公爵夫人でしたが夫に冷遇されているようです
MIRICO
恋愛
フィオナは没落寸前のブルイエ家の長女。体調が悪く早めに眠ったら、目が覚めた時、夫のいる公爵夫人セレスティーヌになっていた。
しかし、夫のクラウディオは、妻に冷たく視線を合わせようともしない。
フィオナはセレスティーヌの体を乗っ取ったことをクラウディオに気付かれまいと会う回数を減らし、セレスティーヌの体に入ってしまった原因を探そうとするが、原因が分からぬままセレスティーヌの姉の子がやってきて世話をすることに。
クラウディオはいつもと違う様子のセレスティーヌが気になり始めて……。
ざまあ系ではありません。恋愛中心でもないです。事件中心軽く恋愛くらいです。
番外編は暗い話がありますので、苦手な方はお気を付けください。
ご感想ありがとうございます!!
誤字脱字等もお知らせくださりありがとうございます。順次修正させていただきます。
小説家になろう様に掲載済みです。
居候と婚約者が手を組んでいた!
すみ 小桜(sumitan)
恋愛
グリンマトル伯爵家の一人娘のレネットは、前世の記憶を持っていた。前世は体が弱く入院しそのまま亡くなった。その為、病気に苦しむ人を助けたいと思い薬師になる事に。幸いの事に、家業は薬師だったので、いざ学校へ。本来は17歳から通う学校へ7歳から行く事に。ほらそこは、転生者だから!
って、王都の学校だったので寮生活で、数年後に帰ってみると居候がいるではないですか!
父親の妹家族のウルミーシュ子爵家だった。同じ年の従姉妹アンナがこれまたわがまま。
アンアの母親で父親の妹のエルダがこれまたくせ者で。
最悪な事態が起き、レネットの思い描いていた未来は消え去った。家族と末永く幸せと願った未来が――。