フルダイブシステム破滅伝奇

けにゃタン

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フルダイブシステム破滅伝奇

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僕は居酒屋でお酒を頼んだ。

お酒が目の前に出され酒を一口飲み干した。



お酒に弱い私は直ぐにもクラクラしていき意識が朦朧としてきた。

いつものように目の前の景色が歪んでいき意識が飛んでしまった。

意識が飛びつつも少しだけ記憶がある。



歪みつつある景色にある謎の男が僕の肩をつかんだということだ。

その人は僕を何処かの部屋に連れて行ったような気がした。



ゆっくりと目が覚めると真っ暗な部屋の床に寝ていた。

「ここはどこだろう」

と声を零すが無残にも声だけがひびいただけであった。



遠い所に光が一点を照らしており僕は光の方へと向かっていった。



光のもとに行くとストレッチャーの上に透明の袋がおいてあり

袋には人が入ってるようで上の部分にはホースみたいなのがくっついていた。



「ん?なんだろう!」

とビビりながらホースを眺めると呼吸器のようでスースーと音が聞こえる。

袋は真っ赤になっており血のような色で所々錆びついた匂いと赤い塊が袋についていた。



「きもちわるいなぁ」

思わず声がでた。



顔の部分は微かに見えており目の部分には目隠しみたいなのをされていた。

顔から下半身へ上からユックリと調べはじめたが殆ど血でみえない。



首から胸へと見渡してみると胸骨の部分だけ袋が空いていた。

穴の部分からは心臓なのだろうか鼓動をしているのを確認することができた。



顔を覗き込むように目を穴の下までもっていって眺めるとプシュっと

血が顔に吹き上げるかのようにかかった。

まるで意識があるのかのように。



恐怖と気持ち悪さで後ろに下がったが壁に当たってしまった。

あんなに広かったであろうスペースが一気に狭くなった感じに壁が迫ってきたのである。



「どうなってるんだ?」

壁が少しずつ迫ってくるのを肌で感じることができた。



僕は半分パニックになりながらも昨日のお酒で妙に落ち着いていた。



ストレッチャーの下などに出口がないか探したが下に潜ろうとすると

ストレッチャーに乗ってる人間が大きく跳ね飛び私を脅かしてくる。



「意識があるのかないのか。どっちなんだ。」



又、大きく跳ねあがると呼吸器が外れストレッチャーから人間は私の足元に落ちた。



落ちた衝撃で目隠しの一部が外れると目玉がくりぬかれていた。



なぜか私を見つめているようで気持ち悪くストレッチャーの方へと顔を向けた。



ストレッチャーの上の部分には赤い字で文字が書かれており、

どうやら袋の下に隠されていたようであった。



その字を読んでみると私は落胆した。

そこには名前と生年月日がかかれており、

その書かれていた生年月日と名前は僕と同じでものであった。



全てを察した私は床に落ちた袋を眺めると袋があった部分は血だまりだけになっており

迫りゆく壁も動かなくなっていた。



ただ、僕は袋に乗っていたストレッチャーが寂しくもライトに照らされてるのを

只管眺めているだけでした。



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