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第54話 キス
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「俺様の気持ちを話す前に願いをひとつ聞いてくれないか」
「なんだ願いって」
「そういえばむかし悪役のふりをしていたよな俺様も真似をしていいか」
「いいけどなんで急に」
「クックッまあよいではないか」
そういいながら俺に壁ドンをしてくる。
「俺様のものになってくれるかい?」
「……いやその」
「クックッまさかいやがると言うのか」
「それは……」
俺はいやがることをやめる。
「クックッそれでよい」
俺の顔をさわってくる。
「クックッ可愛いではないか」
ぷるぷると俺はじしんのからだが震えていることがわかる。
「すぐに終わる目をつむって待っておれ」
そういわれて俺はきゅっと目をつむる。
そして次の瞬間俺の唇に電撃が走った。
俺はキスをされたことがわかる。
俺は思わず目を開ける。
すると唇と唇が合わさっていた。
その瞬間俺は全てを忘れる。
まるで神様によって時間を止められたかのように
柔らかい唇に俺はときめく。
可愛くてきれいでかっこよくて優しいそんな彼女に夢中になる。
キスをされたことがどうしようもなく嬉しいと言う気持ちになる。
それと同時に俺はなんてことをしたんだと思う。
だってこれは裏切りではないか
桜と付き合っているのに早川怜とキスをした。
それは浮気に決まっている。
そんな気持ちになるけど裏切ったと言う気持ちが深まれば深まるほどにキスの味がより深みを増す。
深みの増したキスの味はふわふわとじぶんのからだが宙に浮くようなそんな感覚になる。
まるでそう幽体離脱しているみたいに
幽体離脱とは幽霊になってからだから離れることだぜ。
俺はハッと我を思い出して早川怜のからだを無理やり離す。
「クックッおいおいいやがるなんてひどいじゃないか」
「……なんの真似だ」
「別にただ俺様はキスをしたかったそれだけなんだよ」
「……」
「クックッいやマジでいやがるのやめてくれないか傷つくから」
「あっいやいやがっていたわけではないそれどころか嬉しか……いや嬉しくは」
嬉しかったと認めれば浮気をしたことが嬉しいみたいに聞こえる気がするし嬉しくなかったかと言えば彼女を傷つけることになる。
俺はどうすればいいんだ。
悩みながら俺は言葉をこぼす。
「俺は浮気をしたみたいで嬉しくない」
「……うふふそっか素直だねでも気にしなくてよかったのに」
「はっ気にするなってどういう」
「だって雄平きみはもう俺様のものだから」
あっヤバイ目から光が消えている。
完全にヤンデレじゃねえか
ハイライトが消えて怖い。
彼女の本心を知って少しだけ怯えてしまう。
だが俺は思う。
「なあ結局惚れた理由は言ってくれてなくね」
「はあ言いましょうかあなたが恋人もちだからですよ」
「は?どういう」
「俺様にとってきみは人のものだから好きになったそれだけなんですよ」
「なんだよそれじゃあ」
「ああ俺様はクズだろさあ殴ってくれよ」
そういって腕を精一杯伸ばす。
なんかこれ罠じゃね?
明らかに嬉しそうな顔で腕を広げて俺からの拳を受け止めてようとしている。
なにが狙いかまではわからないけど
「殴るわけねえしこのキスは忘れてやるよ」
「……そんなのダメだ」
そういって俺の裾をつかんでくる。
掴んでいる指は親指と人差し指だけだからすぐに解こうと思えば解ける。
だけど解いてしまったらなんかダメな気がする。
だから俺は早川怜と向き合う。
「なあもしかして嫌われる気じゃねえの」
「なっなんのはなしかな」
早川怜はふいっと顔を横にそらす。
明らかにそうじゃん。
なるほどな恋をしたけど忘れられなくてだから嫌われようと無理やりキスをしたわけだな。
……よく考えたら結局今回もなぜ恋をしたのかについて教えてもらえてないやん。
「なんだ願いって」
「そういえばむかし悪役のふりをしていたよな俺様も真似をしていいか」
「いいけどなんで急に」
「クックッまあよいではないか」
そういいながら俺に壁ドンをしてくる。
「俺様のものになってくれるかい?」
「……いやその」
「クックッまさかいやがると言うのか」
「それは……」
俺はいやがることをやめる。
「クックッそれでよい」
俺の顔をさわってくる。
「クックッ可愛いではないか」
ぷるぷると俺はじしんのからだが震えていることがわかる。
「すぐに終わる目をつむって待っておれ」
そういわれて俺はきゅっと目をつむる。
そして次の瞬間俺の唇に電撃が走った。
俺はキスをされたことがわかる。
俺は思わず目を開ける。
すると唇と唇が合わさっていた。
その瞬間俺は全てを忘れる。
まるで神様によって時間を止められたかのように
柔らかい唇に俺はときめく。
可愛くてきれいでかっこよくて優しいそんな彼女に夢中になる。
キスをされたことがどうしようもなく嬉しいと言う気持ちになる。
それと同時に俺はなんてことをしたんだと思う。
だってこれは裏切りではないか
桜と付き合っているのに早川怜とキスをした。
それは浮気に決まっている。
そんな気持ちになるけど裏切ったと言う気持ちが深まれば深まるほどにキスの味がより深みを増す。
深みの増したキスの味はふわふわとじぶんのからだが宙に浮くようなそんな感覚になる。
まるでそう幽体離脱しているみたいに
幽体離脱とは幽霊になってからだから離れることだぜ。
俺はハッと我を思い出して早川怜のからだを無理やり離す。
「クックッおいおいいやがるなんてひどいじゃないか」
「……なんの真似だ」
「別にただ俺様はキスをしたかったそれだけなんだよ」
「……」
「クックッいやマジでいやがるのやめてくれないか傷つくから」
「あっいやいやがっていたわけではないそれどころか嬉しか……いや嬉しくは」
嬉しかったと認めれば浮気をしたことが嬉しいみたいに聞こえる気がするし嬉しくなかったかと言えば彼女を傷つけることになる。
俺はどうすればいいんだ。
悩みながら俺は言葉をこぼす。
「俺は浮気をしたみたいで嬉しくない」
「……うふふそっか素直だねでも気にしなくてよかったのに」
「はっ気にするなってどういう」
「だって雄平きみはもう俺様のものだから」
あっヤバイ目から光が消えている。
完全にヤンデレじゃねえか
ハイライトが消えて怖い。
彼女の本心を知って少しだけ怯えてしまう。
だが俺は思う。
「なあ結局惚れた理由は言ってくれてなくね」
「はあ言いましょうかあなたが恋人もちだからですよ」
「は?どういう」
「俺様にとってきみは人のものだから好きになったそれだけなんですよ」
「なんだよそれじゃあ」
「ああ俺様はクズだろさあ殴ってくれよ」
そういって腕を精一杯伸ばす。
なんかこれ罠じゃね?
明らかに嬉しそうな顔で腕を広げて俺からの拳を受け止めてようとしている。
なにが狙いかまではわからないけど
「殴るわけねえしこのキスは忘れてやるよ」
「……そんなのダメだ」
そういって俺の裾をつかんでくる。
掴んでいる指は親指と人差し指だけだからすぐに解こうと思えば解ける。
だけど解いてしまったらなんかダメな気がする。
だから俺は早川怜と向き合う。
「なあもしかして嫌われる気じゃねえの」
「なっなんのはなしかな」
早川怜はふいっと顔を横にそらす。
明らかにそうじゃん。
なるほどな恋をしたけど忘れられなくてだから嫌われようと無理やりキスをしたわけだな。
……よく考えたら結局今回もなぜ恋をしたのかについて教えてもらえてないやん。
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