王宮侍女は穴に落ちる

斑猫

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アニエス、グレンとデートする 4

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──何か色々聞いてしまった。
また、私の頭はパンクしそう。
オーウェン様、ふらふらしている人だと
思ったら王家の影だって。

影のように王家の側にいて守り助け、
裏で汚れ仕事を一手に引き受けている存在。
……とかいう噂だけど、よく分からないな。

オーウェン様は私にとっては優しい人。
二年間、マリーナお義母様と一緒に本当の
娘のように可愛いがってくれた。
どんな思惑で私を引き取ったとしても
それだけは変わらないよね。
うん、悩むのやめた。

「大丈夫か?一度に話し過ぎた。すまない」

グレン様が気遣うように私の顔をのぞき
込む。心配かけちゃった。

「すみません。大丈夫です」

笑顔、笑顔。私から明るさをとったら何も
残らないわ。にっこり笑う。
グレン様はため息をつくと私の手を握り
ゆっくり歩き出した。

いや、この手の繋ぎかたって恋人繋ぎ?
え?グレン様と恋人繋ぎ。
ひや~!照れる!!ドキドキする

中央公園までの道のり照れまくりで歩いて
いると私達の横を走り抜ける人がいる。
帽子を目深に被った男の人。何かを抱えて
一目散に走り去る。

なんだろうと見送ると、後ろから叫び声
がする。

「ひったくりだ!誰か捕まえてくれ!!」

ひったくり?ひょっとしてさっきの人?

「さっきの人が犯人?追いかけないと!」

私が走り出そうとするとグレン様が
恋人繋ぎの手を離してくれない。
もう、逃げられちゃうでしょ!

イライラしていると前方で悲鳴が上がる。
見るとさっきの犯人ぽい人が蔦蔓で捕縛さ
れて地面に転がってジタバタしている。
グレン様か。植物魔法、便利だなぁ。

「無駄な事に労力を使うな。アニエス、
俺達は今はデート中だろう?」

デート中、うわっ!ときめきが止まらない!
しれっと私の心臓にとどめを刺さないで。
やだ、手に汗かきそう。べっとりしてると
思われたら嫌だな。
一回手をハンカチで拭きたい。

「グレン様?一度手を離しませんか?」

「却下だ。理由を簡潔に述べろ」

「……私、手に汗かいてません?」

グレン様は繋いだままの手を上に挙げ、
しげしげと観察する。

「ああ、すごい汗だな。びしょびしょだ」

「え?やだ、ごめんなさい。気持ち悪い
でしょう。離して下さい」

いや、恥ずかしい!離して。離して。

「ふふん嘘だ。汗なんかかいてないぞ?」

「もうまた、からかいましたね!」

もう、馬鹿、馬鹿。なんて嘘つくのよ。
すぐ、からかうんだからもう!

そんなこんなで中央公園まで来ました。
本当だ。薔薇が見頃だわ。
王宮の薔薇より咲くのが少し早いよね。
種類が違うのかな?

やっぱり、ここもワイバーンのせいで
いつもより人出が少ない気がする。
その分、ゆったり、ゆっくり見学できるから
まあ、いいか。

薔薇を堪能し、ゆっくり散歩しながら温室へ
向かう。温室に来るのは初めてだ。

なんか珍しい植物があるって聞いたけれど
どれのことだろう。
きょろきょろと辺りを見渡す。

ちょっと熱帯っぽい植物が多い。
温室なので当然暖かい。というより暑い。

「おい、アニエス。人だかりができている。
あれじゃないのか?」

「あ、本当だ。あそこだけ混んでますね。
行ってみましょうか」

人だかりの先には藍色の花をつけた植物が
沢山植えられていた。
私の胸あたりの背丈、緑の葉の裏は銀で、
花の形が星形に見える。

花の形がお星様なだけでわりと地味だな。
数は沢山あるけれど。
なんか人が並んでいる。

行列を見るとつい並びたくなるのは、
何故なんでしょう。
二人で並んでみた。

「なんでしょうね。なんか順番待ちして
いますけれど」

「なんだ。何のための列か知らずに並んで
いるのか?」

グレン様が呆れたように言う。

「列があると人は並びたくなるものでは?」

そう、無性に並びたくなる。
プチ・エトワールも並んで買うから価値が
あるのだ。
ふふん。グレン様もまだ、まだだな。

「だとすると俺は人じゃないな。その心理
は、ちっとも分からん」

あれ?人じゃない宣言が出たよ。
そうね。あなたは魔王、人じゃないわ。
なんて考えていたら、グレン様にまた、
おでこにデコピンされる。
痛いってば!

「何か失礼な事を考えたろう?」

何で分かったのでしょう?魔王様が鋭い。

──私達の順番になった。
藍色の花の咲いている花壇の前に、何故か
鐘がぶら下がっている。
プレートに文字が描いてある。

『恋人達の鐘』

なんだろう。なんか前の人達は数分遮蔽
結界に入っていたけれど?
とりあえず、この鐘を鳴らすみたいね。
私は鐘を鳴らしてみる。
すると遮蔽結界が私達の周りに展開される。

急に真っ暗になったと思ったら目の前に
青い光りが一面に輝いている。

藍色の星形の花達が綺麗に青く光っている。
一本、一本微妙に色が違う。沢山咲く花が
白から青にグラデーションになっている。
キラキラと瞬くように光る星の花。

「き、きれ~!綺麗ですね!グレン様!」
 
「夜光性の植物だ。暗くなると発光する。
鐘を鳴らすと採光遮蔽と防音遮蔽が発動す
るようになっている。鐘は魔道具だな」

「こんな綺麗な花を二人きりで見れるから
『恋人達の鐘』なんですね~!」

「確かに綺麗だな。アニエスお前のドレス。
このためにあつらえたような色合いだな。
淡いブルーから濃いブルーに濃淡があって
白いフリルとレースが花のよう。綺麗だよ」

え?グレン様の言葉に顔が赤くなる。
綺麗って言ってくれた。

──うん、嬉しい。

笑ってお礼を言おうとすると、唇に軽く
啄むような、キスが降りてくる。
グレン様と目が合うと蕩けるような笑顔だ。

……幸せだな。遮蔽結界が解けるまで、
手を繋いで二人静かに光り輝く青い花を
眺めた。



温室を出た私達は、芝生の広場まで歩いて
来た。ここは人が少ないな。

「それにしても綺麗でしたね。青い星の花」

うっとりとしながら私が言うとグレン様が、
不思議そうにこてんと、首を傾げる。

「星の花?ヒトデの花じゃないのか?」

ヒトデ?何でヒトデ?あの海にいるあれ
だよね?なんでヒトデなの?

「え?星形でしょう。名前もブルースター
だったし。星の花でしょう?」

「いや、星はあんな形してないだろう。
やはりヒトデの方が形が近い。青いヒトデ
の花だろう?」

いや、いや。この人何を言い出したの。
青いヒトデの花じゃ全然ロマンチックじゃ
ないから!
でも、お空の星は確かに星形じゃないよね。
……いや、納得しちゃ駄目。
あれは絶対、青い星の花です!


グレン様は上着を脱ぐと芝生の上に広げ
そこに私を座らせる。
うっ、第一騎士団団長様の制服の上着を
お尻に敷くなんて……。

「グレン様、私は何も敷かなくても大丈夫
ですよ。上着が汚れます」

「せっかくのドレスを汚す事はない。
それとも俺の膝の上に座るか?」

「イエ、ウワギガイイデス」

膝の上になんて座れる訳ないでしょ。

いい天気。雲のない空。
地面の上に座るのは何年ぶりだろう。
今度、どこかにピクニックに行きたいな。
グレン様、付き合ってくれるかな?

王都が魔物に襲われたばかりなのに
今は、こんなに平和だ。


「そういえば、グレン様の植物魔法は便利
ですよね。ひったくりを簡単に捕まえて。
私にも出来ないかな?」

「なんだ?植物魔法は使った事がないのか。
適性があれば使えるとは思うがどうかな?
アニエスは火と水と土と雷と風は使えて
いるけれど、他に使える属性はあるのか?」

「治癒魔法はあまり得意じゃないですね。
空間魔法は得意かな?あとは転移魔法が
少し使えます」

「……転移魔法な。何で使えるんだろうか。
障壁に阻まれて、普通は使えないのにな」

そう、そうらしいよね。それも最近知った。
グレン様と演習試合をした後に色々な人に
色々聞かれたよ。うんざりしたわ。

「うーん、植物魔法。ちょっと試して
みようかな。ここ広いし、人いないし」

私は立ち上がるとグレン様の蔦蔓を思い
浮かべ魔力を込める。
あのにゅるにゅる、にょきにょき生えて来る
蔦蔓!よし、来い!

芝生を掻き分け双葉の芽が生える。
お、いけるか?魔力をもっと込める。
にょきにょきと蔓が生えてくる。

「やった!私にも植物魔法使えそうですよ」

「これ、なんの蔓だ?何か花が咲いたぞ?」

え?花?……本当だ。ショッキングピンクの
大きな花が咲いた。あれ?グレン様の蔦蔓は
花咲かないよね。しかもピンク、縁起悪い。

うねうねと動く蔓とピンクの花。
えい、もう少し魔力を流す。
すると花がしぼみ何か、エンドウ豆みたいな
実がなった。

「豆だな」

「豆ですよね」

おかしいな何で豆になったんだろう。
私はあの便利な蔦蔓を出そうと思ったのに。

「……」

「……」

思わず二人で無言で豆を観察していると
豆鞘がパチンと弾けて中の豆が飛び散る。
地面に落ちた沢山の豆。
その豆がどんどん大きくなる。

何これ?一つの豆の大きさが大人の頭
ぐらいの大きさに成長する。

「……大きい豆ですね」

「いや、何か生えてきたぞ?」

豆からアヒルの足のような黄色い水掻きの
ある太く短い足が生えてくる。

そして、頭?には大きなアサガオのような
ショッキングピンクの花が咲いた。

胴体?から、うねうねと蠢く蔓と葉っぱが
手のように生えている。
いや、いや、何これ?気持ち悪い。
しかも、いっぱいいる。

うねうね、にょろ、にょろ。
動きが気持ち悪い。

「……アニエス、これなんだ?」

「……さ、さあ?」

「「「「ピイピイ、ピイピイ、ピー」」」」

花に口が出来てピイピイ鳴き初めた。
口にはギザギザの鋸歯が生えている。

ギチギチと歯を鳴らし、ピイピイと
大きな声でアヒル足でこちらにやって来る。
うねうね、ギチギチ、ピイピイ。
大群だ。ヒイイイ~!気持ち悪い。ムリ!!
こっちに来ないで~え!
私は思わず、火炎魔法で豆の大群を焼き払う。

「「「「ギヤァ~ギョゲエエエエ!」」」」

豆達は断末魔を上げて燃え尽きた。
こ、怖かった。何あれ?
しかも、断末魔がこの世の物とは思えない。
エグい。エグいよ。

「………アニエス」

「………はい」

「………植物魔法は向いてないな」

「………ですね。封印します」

しばし二人で呆然としていたがグレン様が
突然、堰を切ったように笑い始める。

「くくくっ……ははは!!豆にアヒルの足。
どういう魔法センスをしているんだ。
アニエス、俺を笑い殺す気か!」

大爆笑するグレン様。
いや、やろうと思ってやった訳じゃ
ないから。
おかしいな、蔦蔓どうすれば出てくるの。
なんか釈然としないけど仕方ない。
もう、いつまでも笑っているの!
この魔王は。




──楽しい時間はあっと言う間に過ぎる。
もう、夕刻だ。
馬車に乗って王宮へと戻る。


グレン様に送られて女神像の庭まで
帰ってきた。

ここでお別れ。名残惜しいな。
そう、寂しく思っていたらグレン様が
私を抱き寄せる。
温かくていい匂い。ずっとこうしていたい。
私達はしばらく無言で抱き合った。

「アニエス。話しがある」

な、に?声色が……。どうしたの?
グレン様に誘われ四阿に来る。
夕暮れ時の庭。人影はない。
ベンチに二人、隣合わせで座る。
何?皮膚がチリチリする。
改まって何の話しなの?
ちょっと前まで、あんなに楽しかったのに。


「北の辺境の国境線が破られ、進行する
帝国軍と開戦した。
俺は王宮警護の第一騎士団を解任され、
三日後には兵を率いて北へ出征する」

帝国と開戦、北の辺境?私の故郷が
戦場になる?
戦場……父様達は?
お館様や砦のみんなは?領地のみんなは?

それにグレン様が出征って。
グレン様が戦争に行くの?
三日後?

──グレン様がいなくなる。
帝国と戦争。無事で帰って来れるの?
怪我をするかも、
ひょっとしたら死……い・や。嫌だ。

………いやだ。そんなの嫌。
どうして、幸せな時は続かないの……。
涙が一滴流れた

私は辺境で生まれ育った。戦いと死はすぐ
隣にあるもの。
戦い死に行く人を多く見送ってきた。
いつになっても慣れない。
親しい人の死が怖い。

ましてや、初めて愛した人。

今なら分かる。ロベルト様に対する思いと
グレン様に対する思いは違う。
愛しているの。グレン様。

駄目なの。
この人を手放してしては駄目。
私の中の何かが叫ぶ。
キーンと耳鳴りがする。

左胸が痛くて熱い。
掻きむしりたくなる。何?これ。
沸々と血が滾る。何これ?

離れてはだめ。離してはだめ。どうしても
私から離れて行くのなら。
私の中のナニかが言う。

──食べてしまおう。
………食べるって何?私、私はナニ?

グレン様の甘い匂い。美味しそう。

私の意識が薄れてていく。
私の中でナニかが目覚める。

遠くでグレン様の私を呼ぶ声が聞こえる。


暗転する。私の意識はそこで途絶えた。











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