131 / 135
アニエス、嬉しいけれど困る
しおりを挟む
う……ん?……ぬくい。
いい匂い……グレン様の匂いだ。幸せ~。
あれ?昨日は一人寂しく寝たはずなのに?
ぼんやりと目を開ける。
「ぎょっ!ぎゃああん!!」
え?え?ええ~~!!
直ぐ間近に端整なお顔が。グレン様!
上掛けにくるまれてグレン様に抱き込まれて
いる私。何で?え?何で?
それにここ……私の部屋じゃない。
エルドバルドのグレン様の寝室だ。
いつの間に!
私の悲鳴で目を覚ますグレン様。
驚く私と目が合うとニンマリ笑う。
何、そのズルそうなお顔!
「ふっ!朝から期待を裏切らない悲鳴だな。
アニエス、おはよう」
「……おはようございます?グレン様……
何故私はここにいるのでしょう?」
上機嫌なグレン様に尋ねる。
何で?いつの間に?
「うん?昨夜は寂しくて眠れなくてな……。
ザルツコードのアニエスの寝室に『穴』を
繋いでアニエスを誘拐してみた。
うん。お陰でぐっすり眠れたぞ」
「はい?」
何それ。誘拐って……?
私の寝室に『穴』を繋ぐって……。
要するにグレン様、寝ている私を『穴』に
落として呼び寄せた訳ね。反則技だわ。
「何ですかそのズル……」
「『穴』は便利なものだな。ズルでも何でも
アニエスと会いたい時にいつでも会える」
物凄く嬉しそうなグレン様に何も言えない。
何をしているのよ魔王。
本当は色々言いたい事があるけれどそんな
お顔をされたら何も言えないわ。
ズルい。
それにしてもグレン様『穴』を使いこなして
いるわよね。
私はただ落ちるだけなのに……。
グレン様ったら私と離れて寂しくて眠れな
かったんだ。ふふ。
私と一緒だ。私も寂しかった。
ここのところずっと一緒に寝ていたものね。
一緒にいるのが当たり前で、いなければ
寂しくて仕方がない。
グレン様の温もりが恋しかった。
マリーナ義母様に会いたくてザルツコードに
帰ったけれど……。
たった一晩、離れただけでこれだ。
私が帰る場所は実家でも養家でもなく
もうこの人の隣なんだなぁ。
早く結婚したい。
「グレン様、私も寂しかった」
グレン様の胸に顔を埋めささやくと
グレン様は私をギュッと抱きしめる。
気持ちいい。
ずっとこうしていたい。
私達はしばらく抱きしめ合った。
「さて、そろそろ戻さないとな。バレたら
オーウェンやマックスがうるさそうだ。
アニエス、今度は堂々と泊まりに来い。
ヨーゼフや使用人達がお前の世話を
したがっている」
チュッとリップ音をたてて口付けられる。
あっ、送り帰される!
その前にあの事を聞かなきゃ!
どっちにしろ今日の昼にはグレン様に
会いに来るつもりだったけれど
聞くなら早い方がいい。
「あ、待ってグレン様!」
「ん?」
「アーマカイン公爵家令息の結婚式ですが
グレン様は出席されます?」
グレン様が首を傾げながら私を見る。
何でそんな事をお前が聞いてくるんだ?
そんな顔だわ。
グレン様のご実家との関係は知っている。
無闇に触れていい話ではない。
ただ、今回は別問題だ。
ちゃんと許可を取らないと後でお仕置き
されそう。
マックス義兄様……何か今回は割りと強引
だし、急かしてくるし。何かあるのかな?
グレン様、許してくれるかなぁ?
無理だと思うけれど。一応聞かなきゃ。
「マックス義兄様が出席するらしいんです。
お披露目のパーティーがありますよね?
それでパートナーがいないから私に一緒に
出席して欲しいと頼まれまして。
グレン様が出席するなら私は婚約者だし、
グレン様のパートナーだから、無理だって
断ったんです。でもマックス義兄様、
グレン様は絶対に出席しないから大丈夫
だって言うんですけれど……。
やっぱり欠席ですか?そんな話、してません
でしたもんね?
マックス義兄様のパートナーになっても
大丈夫ですか?」
「は?マックスのパートナーだと?」
さっきまでの上機嫌が嘘のように眉間に
シワを寄せて険しい顔になるグレン様。
ほらほら!急転直下でご機嫌が悪くなった。
やっぱり聞いてよかった!
これは出席しないけれどマックス義兄様の
パートナーは駄目だという事かな?
申し訳ないけれどマックス義兄様にはお断り
しよう。
「……出る。出席する。だからアニエスは
俺のパートナーだ!」
あれ?
出席するの?
大丈夫なの?グレン様?
ご実家とはあまり良い関係ではないのに。
なんかヤケクソ感がひしひしするけど。
「マックスの奴……油断も隙もないな。
アニエス、お前のパートナーは俺だけだ!」
「……はい」
思わず笑ってしまう。
なんだかなぁ。何故かグレン様はマックス
義兄様に変な対抗意識を持っている。
マックス義兄様は兄なのに。
グレン様ったらマックス義兄様に焼きもち。
……まあ、嬉しいけれど。嫉妬してくれる
のは愛されている証拠だものね。
「美しく着飾ったアニエスをエスコート
するのは俺だけだ!いや、どんな格好でも
アニエスをエスコートするのは俺だけだ!」
「はいはい。せいぜい美しく着飾らせて
いただきます。……グレン様、無理して
ませんか?」
「無理などしていない。ドレスは式までに
贈らせる。着飾ったアニエスと出かける
チャンスだと思えば楽しい行事だ」
「え?ドレスですか?マックス義兄様が
用意してくれていますけれど?
大体、結婚式は来週ですよね?ドレス、
間に合わないでしょう?」
「問題ない。他の男から贈られたドレスなぞ
絶対に袖を通すなよ?」
「いや、だからマックス義兄様は兄です」
「義兄だろうが駄目なものは駄目だ」
う~ん。嬉しいけど困った。
ドレス、間に合うのかしら……。
マックス義兄様にも悪いなぁ。
せっかく用意してくれたのに。
「パートナーはグレン様。ドレスはマックス
義兄様の物では駄目ですか?」
「却下だ」
やれやれ。
心の狭い婚約者様だ。
こうして私達はアーマカイン公爵家令息の
結婚式に出席する事になった。
いい匂い……グレン様の匂いだ。幸せ~。
あれ?昨日は一人寂しく寝たはずなのに?
ぼんやりと目を開ける。
「ぎょっ!ぎゃああん!!」
え?え?ええ~~!!
直ぐ間近に端整なお顔が。グレン様!
上掛けにくるまれてグレン様に抱き込まれて
いる私。何で?え?何で?
それにここ……私の部屋じゃない。
エルドバルドのグレン様の寝室だ。
いつの間に!
私の悲鳴で目を覚ますグレン様。
驚く私と目が合うとニンマリ笑う。
何、そのズルそうなお顔!
「ふっ!朝から期待を裏切らない悲鳴だな。
アニエス、おはよう」
「……おはようございます?グレン様……
何故私はここにいるのでしょう?」
上機嫌なグレン様に尋ねる。
何で?いつの間に?
「うん?昨夜は寂しくて眠れなくてな……。
ザルツコードのアニエスの寝室に『穴』を
繋いでアニエスを誘拐してみた。
うん。お陰でぐっすり眠れたぞ」
「はい?」
何それ。誘拐って……?
私の寝室に『穴』を繋ぐって……。
要するにグレン様、寝ている私を『穴』に
落として呼び寄せた訳ね。反則技だわ。
「何ですかそのズル……」
「『穴』は便利なものだな。ズルでも何でも
アニエスと会いたい時にいつでも会える」
物凄く嬉しそうなグレン様に何も言えない。
何をしているのよ魔王。
本当は色々言いたい事があるけれどそんな
お顔をされたら何も言えないわ。
ズルい。
それにしてもグレン様『穴』を使いこなして
いるわよね。
私はただ落ちるだけなのに……。
グレン様ったら私と離れて寂しくて眠れな
かったんだ。ふふ。
私と一緒だ。私も寂しかった。
ここのところずっと一緒に寝ていたものね。
一緒にいるのが当たり前で、いなければ
寂しくて仕方がない。
グレン様の温もりが恋しかった。
マリーナ義母様に会いたくてザルツコードに
帰ったけれど……。
たった一晩、離れただけでこれだ。
私が帰る場所は実家でも養家でもなく
もうこの人の隣なんだなぁ。
早く結婚したい。
「グレン様、私も寂しかった」
グレン様の胸に顔を埋めささやくと
グレン様は私をギュッと抱きしめる。
気持ちいい。
ずっとこうしていたい。
私達はしばらく抱きしめ合った。
「さて、そろそろ戻さないとな。バレたら
オーウェンやマックスがうるさそうだ。
アニエス、今度は堂々と泊まりに来い。
ヨーゼフや使用人達がお前の世話を
したがっている」
チュッとリップ音をたてて口付けられる。
あっ、送り帰される!
その前にあの事を聞かなきゃ!
どっちにしろ今日の昼にはグレン様に
会いに来るつもりだったけれど
聞くなら早い方がいい。
「あ、待ってグレン様!」
「ん?」
「アーマカイン公爵家令息の結婚式ですが
グレン様は出席されます?」
グレン様が首を傾げながら私を見る。
何でそんな事をお前が聞いてくるんだ?
そんな顔だわ。
グレン様のご実家との関係は知っている。
無闇に触れていい話ではない。
ただ、今回は別問題だ。
ちゃんと許可を取らないと後でお仕置き
されそう。
マックス義兄様……何か今回は割りと強引
だし、急かしてくるし。何かあるのかな?
グレン様、許してくれるかなぁ?
無理だと思うけれど。一応聞かなきゃ。
「マックス義兄様が出席するらしいんです。
お披露目のパーティーがありますよね?
それでパートナーがいないから私に一緒に
出席して欲しいと頼まれまして。
グレン様が出席するなら私は婚約者だし、
グレン様のパートナーだから、無理だって
断ったんです。でもマックス義兄様、
グレン様は絶対に出席しないから大丈夫
だって言うんですけれど……。
やっぱり欠席ですか?そんな話、してません
でしたもんね?
マックス義兄様のパートナーになっても
大丈夫ですか?」
「は?マックスのパートナーだと?」
さっきまでの上機嫌が嘘のように眉間に
シワを寄せて険しい顔になるグレン様。
ほらほら!急転直下でご機嫌が悪くなった。
やっぱり聞いてよかった!
これは出席しないけれどマックス義兄様の
パートナーは駄目だという事かな?
申し訳ないけれどマックス義兄様にはお断り
しよう。
「……出る。出席する。だからアニエスは
俺のパートナーだ!」
あれ?
出席するの?
大丈夫なの?グレン様?
ご実家とはあまり良い関係ではないのに。
なんかヤケクソ感がひしひしするけど。
「マックスの奴……油断も隙もないな。
アニエス、お前のパートナーは俺だけだ!」
「……はい」
思わず笑ってしまう。
なんだかなぁ。何故かグレン様はマックス
義兄様に変な対抗意識を持っている。
マックス義兄様は兄なのに。
グレン様ったらマックス義兄様に焼きもち。
……まあ、嬉しいけれど。嫉妬してくれる
のは愛されている証拠だものね。
「美しく着飾ったアニエスをエスコート
するのは俺だけだ!いや、どんな格好でも
アニエスをエスコートするのは俺だけだ!」
「はいはい。せいぜい美しく着飾らせて
いただきます。……グレン様、無理して
ませんか?」
「無理などしていない。ドレスは式までに
贈らせる。着飾ったアニエスと出かける
チャンスだと思えば楽しい行事だ」
「え?ドレスですか?マックス義兄様が
用意してくれていますけれど?
大体、結婚式は来週ですよね?ドレス、
間に合わないでしょう?」
「問題ない。他の男から贈られたドレスなぞ
絶対に袖を通すなよ?」
「いや、だからマックス義兄様は兄です」
「義兄だろうが駄目なものは駄目だ」
う~ん。嬉しいけど困った。
ドレス、間に合うのかしら……。
マックス義兄様にも悪いなぁ。
せっかく用意してくれたのに。
「パートナーはグレン様。ドレスはマックス
義兄様の物では駄目ですか?」
「却下だ」
やれやれ。
心の狭い婚約者様だ。
こうして私達はアーマカイン公爵家令息の
結婚式に出席する事になった。
36
あなたにおすすめの小説
カナリアというよりは鶸(ひわ)ですが? 蛇令息とカナリア(仮)令嬢
しろねこ。
恋愛
キャネリエ家にはカナリアと呼ばれる令嬢がいる。
その歌声は癒しと繁栄をもたらすと言われ、貴族だけではなく、王族や他国からの貴賓にも重宝されていた。
そんなカナリア令嬢と間違えられて(?)求婚されたフィリオーネは、全力で自分はカナリア令嬢ではないと否定する。
「カナリア令嬢は従妹のククルの事です。私は只の居候です」
両親を亡くし、キャネリエ家の離れに住んでいたフィリオーネは突然のプロポーズに戸惑った。
自分はカナリアのようにきれいに歌えないし、体も弱い引きこもり。どちらかというと鶸のような存在だ。
「間違えてなどいない。あなたこそカナリアだ」
フィリオーネに求婚しに来たのは王子の側近として名高い男性で、通称蛇令息。
蛇のようにしつこく、そして心が冷たいと噂されている彼は、フィリオーネをカナリア令嬢と呼び、執拗に口説きに来る。
自分はそんな器ではないし、見知らぬ男性の求婚に困惑するばかり。
(そもそも初めて会ったのに何故?)
けれど蛇令息はフィリオーネの事を知っているようで……?
ハピエン・ご都合主義・両片思いが大好きです。
お読みいただけると嬉しいです(/ω\)!
カクヨムさん、小説家になろうさんでも投稿しています。
【完結】愛を知らない伯爵令嬢は執着激重王太子の愛を一身に受ける。
扇 レンナ
恋愛
スパダリ系執着王太子×愛を知らない純情令嬢――婚約破棄から始まる、極上の恋
伯爵令嬢テレジアは小さな頃から両親に《次期公爵閣下の婚約者》という価値しか見出してもらえなかった。
それでもその利用価値に縋っていたテレジアだが、努力も虚しく婚約破棄を突きつけられる。
途方に暮れるテレジアを助けたのは、留学中だったはずの王太子ラインヴァルト。彼は何故かテレジアに「好きだ」と告げて、熱烈に愛してくれる。
その真意が、テレジアにはわからなくて……。
*hotランキング 最高68位ありがとうございます♡
▼掲載先→ベリーズカフェ、エブリスタ、アルファポリス
【完】麗しの桃は攫われる〜狼獣人の番は甘い溺愛に翻弄される〜
こころ ゆい
恋愛
※完結しました!皆様のおかげです!ありがとうございました!
※既に完結しておりますが、番外編②加筆しました!(2025/10/17)
狼獣人、リードネストの番(つがい)として隣国から攫われてきたモモネリア。
突然知らない場所に連れてこられた彼女は、ある事情で生きる気力も失っていた。
だが、リードネストの献身的な愛が、傷付いたモモネリアを包み込み、徐々に二人は心を通わせていく。
そんなとき、二人で訪れた旅先で小さなドワーフ、ローネルに出会う。
共に行くことになったローネルだが、何か秘密があるようで?
自分に向けられる、獣人の深い愛情に翻弄される番を描いた、とろ甘溺愛ラブストーリー。
番は君なんだと言われ王宮で溺愛されています
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
私ミーシャ・ラクリマ男爵令嬢は、家の借金の為コッソリと王宮でメイドとして働いています。基本は王宮内のお掃除ですが、人手が必要な時には色々な所へ行きお手伝いします。そんな中私を番だと言う人が現れた。えっ、あなたって!?
貧乏令嬢が番と幸せになるまでのすれ違いを書いていきます。
愛の花第2弾です。前の話を読んでいなくても、単体のお話として読んで頂けます。
枯渇聖女は婚約破棄され結婚絶対無理ランキング1位の辺境伯に言い寄られる
はなまる
恋愛
らすじ
フレイシアは10歳の頃母と一緒に魔物に遭遇。その時母はかなりの傷を負い亡くなりショックで喋れなくなtったがその時月の精霊の加護を受けて微力ながらも魔法が使えるようになった。
このニルス国では魔力を持っている人間はほとんどいなくて魔物討伐でけがを負った第二王子のジェリク殿下の怪我をほんの少し治せた事からジェリク殿下から聖女として王都に来るように誘われる。
フレイシアは戸惑いながらも淡い恋心を抱きジェリク殿下の申し出を受ける。
そして王都の聖教会で聖女として働くことになりジェリク殿下からも頼られ婚約者にもなってこの6年フレイシアはジェリク殿下の期待に応えようと必死だった。
だが、最近になってジェリクは治癒魔法が使えるカトリーナ公爵令嬢に気持ちを移してしまう。
その前からジェリク殿下の態度に不信感を抱いていたフレイシアは魔力をだんだん失くしていて、ついにジェリクから枯渇聖女と言われ婚約を破棄されおまけに群れ衣を着せられて王都から辺境に追放される事になった。
追放が決まり牢に入れられている間に月の精霊が現れフレイシアの魔力は回復し、翌日、辺境に向かう騎士3名と一緒に荷馬車に乗ってその途中で魔物に遭遇。フレイシアは想像を超える魔力を発揮する。
そんな力を持って辺境に‥
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。少し間が開いてしまいましたがよろしくです。
まったくの空想の異世界のお話。誤字脱字などご不快な点は平にご容赦お願いします。最後までお付き合いいただけると嬉しいです。他のサイトにも投稿しています。
呪われた黒猫と蔑まれた私ですが、竜王様の番だったようです
シロツメクサ
恋愛
ここは竜人の王を頂点として、沢山の獣人が暮らす国。
厄災を運ぶ、不吉な黒猫─────そう言われ村で差別を受け続けていた黒猫の獣人である少女ノエルは、愛する両親を心の支えに日々を耐え抜いていた。けれど、ある日その両親も土砂崩れにより亡くなってしまう。
不吉な黒猫を産んだせいで両親が亡くなったのだと村の獣人に言われて絶望したノエルは、呼び寄せられた魔女によって力を封印され、本物の黒猫の姿にされてしまった。
けれど魔女とはぐれた先で出会ったのは、なんとこの国の頂点である竜王その人で─────……
「やっと、やっと、見つけた────……俺の、……番……ッ!!」
えっ、今、ただの黒猫の姿ですよ!?というか、私不吉で危ないらしいからそんなに近寄らないでー!!
「……ノエルは、俺が竜だから、嫌なのかな。猫には恐ろしく感じるのかも。ノエルが望むなら、体中の鱗を剥いでもいいのに。それで一生人の姿でいたら、ノエルは俺にも自分から近付いてくれるかな。懐いて、あの可愛い声でご飯をねだってくれる?」
「……この周辺に、動物一匹でも、近づけるな。特に、絶対に、雄猫は駄目だ。もしもノエルが……番として他の雄を求めるようなことがあれば、俺は……俺は、今度こそ……ッ」
王様の傍に厄災を運ぶ不吉な黒猫がいたせいで、万が一にも何かあってはいけない!となんとか離れようとするヒロインと、そんなヒロインを死ぬほど探していた、何があっても逃さない金髪碧眼ヤンデレ竜王の、実は持っていた不思議な能力に気がついちゃったりするテンプレ恋愛ものです。世界観はゆるふわのガバガバでつっこみどころいっぱいなので何も考えずに読んでください。
※ヒロインは大半は黒猫の姿で、その正体を知らないままヒーローはガチ恋しています(別に猫だから好きというわけではありません)。ヒーローは金髪碧眼で、竜人ですが本編のほとんどでは人の姿を取っています。ご注意ください。
「25歳OL、異世界で年上公爵の甘々保護対象に!? 〜女神ルミエール様の悪戯〜」
透子(とおるこ)
恋愛
25歳OL・佐神ミレイは、仕事も恋も完璧にこなす美人女子。しかし本当は、年上の男性に甘やかされたい願望を密かに抱いていた。
そんな彼女の前に現れたのは、気まぐれな女神ルミエール。理由も告げず、ミレイを異世界アルデリア王国の公爵家へ転移させる。そこには恐ろしく気難しいと評判の45歳独身公爵・アレクセイが待っていた。
最初は恐怖を覚えるミレイだったが、公爵の手厚い保護に触れ、次第に心を許す。やがて彼女は甘く溺愛される日々に――。
仕事も恋も頑張るOLが、異世界で年上公爵にゴロニャン♡ 甘くて胸キュンなラブストーリー、開幕!
---
【完結】元お飾り聖女はなぜか腹黒宰相様に溺愛されています!?
雨宮羽那
恋愛
元社畜聖女×笑顔の腹黒宰相のラブストーリー。
◇◇◇◇
名も無きお飾り聖女だった私は、過労で倒れたその日、思い出した。
自分が前世、疲れきった新卒社会人・花菱桔梗(はなびし ききょう)という日本人女性だったことに。
運良く婚約者の王子から婚約破棄を告げられたので、前世の教訓を活かし私は逃げることに決めました!
なのに、宰相閣下から求婚されて!? 何故か甘やかされているんですけど、何か裏があったりしますか!?
◇◇◇◇
お気に入り登録、エールありがとうございます♡
※ざまぁはゆっくりじわじわと進行します。
※「小説家になろう」「エブリスタ」様にも掲載しております(アルファポリス先行)。
※この作品はフィクションです。特定の政治思想を肯定または否定するものではありません(_ _*))
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる