4 / 51
第一章「赤毛の魔導師 カラナ」
1-3:追跡
しおりを挟む
「侵入者の痕跡を見つけたって?」
「例の魔導師かどうかは分かりませんが、何者かが侵入した形跡があります」
手がかりは意外にも、その日の内に見つかった。
部下の報告を受けたカラナは、村の近くにある丘、その中腹にある地下水道への入り口にやって来ていた。
近くの川から村へ水を引くための人工の下水道で、入口は普段、鉄格子に南京錠がかけられている。
その南京錠は激しく変形し、地面に落ちていた。
カラナは錠を取り上げる。強力な熱で変形させた様だ。
次いで空を見上げる。
時刻は、もうすぐ日が沈むころ。
カラナの頭上は星空となっており、森の向こうに日が沈みかけ、空がオレンジ色に輝いている。その逆方角の地平線に見えるきらびやかな輝きは、首都テユヴェローズの街明かりだ。
いまから下水道に入り込み、捜索を行えば深夜にまで及ぶだろう。
彼女を囲む部下たちの表情は疲れている。
『ゴーレム』との戦闘からまだ一日、しかもずっと任務中だ。村に居るリリオも未だ不眠不休でケガ人の治療中である。
「中にはあたしが入るわ。申し訳ないけど……ベロニカ、それとアマリス。
ふたりは残って入口を見張って。他の者は村に戻って待機よ」
「かしこまりました、隊長!」
部下に軽く敬礼を返し、カラナは下水道の入口を覗き込んだ。
石造りの階段が、真っ暗な地下へと続いている。
ポケットから照明灯を取り出し強めに振る。
中の薬品が交わり、短い時間であるが光を発する代物だ。
魔法で"照明球"を造っても良いが、敵が内部に潜んでいた場合、明るすぎて先に気付かれる恐れが高い。
湿気でぬめった足元に気を配りながら、慎重に階段を降りて行く。
二十メートルくらい進んだだろうか。階段が終わり、広い下水道に出た。
足元にはまとまった量の水が流れる水路があり、その両端に人が移動する通路がある。天井は大人ひとりがゆっくりと立ち上がれる高さがあった。
向かって左に照明を向ける。続いて右に。
どちらもこの照明灯の明るさでは照らしきれない長さの通路が続いている様だ。
「水の流れからすると水源は左の方ね」
まずはそちらへ進む。これと言って特徴のない通路をひたすら歩く。時間にして数分ほどで、侵入防止用の柵に突き当たった。
鋼鉄製の柵には、変化が見られない。
「……と言う事は、この先には言っていない」
きびすを返し、歩いてきた通路を照らす。
反対側は村の下水に通じるが、そこは村のど真ん中だ。
まだ中に身を隠しているならば、逃げ場を塞いだことなる。
元来た場所まで戻り、階段の上の入口に声をかける。
「ベロニカ、アマリス。誰も通らなかったわよね?」
「はい隊長。誰も通りませんでした」
ベロニカの返答が暗闇から帰って来た。
「よーし。早々にケリがつきそうじゃない」
笑みを浮かべてカラナは村の方へと前進する。反対側と違いこちらは右へ左へと通路がくねる。
「!」
かなり進んだところで、カラナは行く先の暗闇に何かの気配を感じ取る。凝視するとわずかな光が闇の中を行き来きしていた。
声を抑えて”マギコード”を詠唱し、右手のひらに、照明球を発生させる。
照明灯とは比較にならない明るさで下水道が照らし出される!
水路の行く手、十メートルほど先に人影があった!
驚いた様にこちらを振り向く、黒いローブの端正な顔立ちの女。
『ハイゴーレム』だ!
「来るなッ!」
『ハイゴーレム』の鋭い牽制が通路に響き、同時に彼女の放った"光弾"が連続でこちらに撃ち込まれる!
「ちょっ……! こんな狭いところで!?」
弾けば崩落を招く!
手を塞ぐ光球をかき消し、代わって"魔法障壁"を描き上げる!
すんでのところで"光弾"を受け止め消滅させるが、拡散された熱が水路の水分を一気に蒸発させ、視界を白い煙が覆ってしまった。
勢いよく駆ける足音が遠ざかって行く。
「まったくもう……!」
次第に煙は晴れていったが、照明灯は水の中に落としてどこかに流れてしまい、"照明球"も"魔法障壁"と引き換えに消してしまった。辺りは一面の闇である。
もう一度、"照明球"を造り直し通路の奥へ向ける。
だが、既に、視界の外へ逃げられてしまった後だった。
「いいえ、逃がさないわよ」
この先は行き止まりだ。いずれは必ず追い詰めることが出来る。
カラナも奥へと走った。
曲がりくねる通路を数回も曲がると、やや開けた空間に出る。
どうやら村の貯水槽まで進んだらしい。中央に底の深い水たまりがあり、その周囲をぐるりと囲む通路の一角に、こちらに背を向けて立つ『ハイゴーレム』の姿が見える。
"彼女"はどうやら、もうひとりのお尋ね者と対峙している様子だ。
『ハイゴーレム』を挟んで奥に、例の黒ずくめの魔導師が立ちはだかっている。
「あらあら、これは一石二鳥ね!」
『ハイゴーレム』の肩越しにカラナは、黒ずくめの魔導師に声をかけた。
「そこの魔導師さん? こいつをとっ捕まえるのを手伝ってもらえないかしら?
……ついでに、あんたの正体も知りたいんだけれど?」
「……たい」
黒ずくめから反応があった。が、遠い事と顔をマスクで覆っているせいで、良く聞き取れない。
「ん……? 何て言った?」
「……痛い……」
確かにそう聞こえた。ケガをしているのか?
昨日の戦闘で負傷していても不思議はないが……。
それよりも、この黒ずくめの声は……!?
カラナの思考を遮る様に、唐突に『ハイゴーレム』が動く!
杖を振りかざし、その先端に組み上げた"光弾"を一直線に黒ずくめに飛ばす!
「バカね」
腰に手を当てて、カラナは見守った。
こんな単調な攻撃、あの黒ずくめの実力ならかわすのは造作もない。
……筈だったが、予想を裏切り、黒ずくめはまったく避ける動作もしない!
直撃弾を浴びて爆風と共に吹き飛ばされてしまった!
「ぎゃあッ!」
大きな悲鳴を上げ水路の水に叩きつけられる!
手にしていた錫杖が床に転がり、大きな反響音を木霊させた。
「ちょっと……!?」
意識を失ったか、水面にぷかぷか浮かぶ黒ずくめに、『ハイゴーレム』が跳躍し追撃を仕掛ける!
「なんで!? 昨日はあんなに圧倒してたのに……!」
戸惑いながらも、カラナは照明の光球を頭上高く飛ばし両手を開けた。ここであの黒ずくめを失う訳には行かない。
左手に組み上げた“光鞭”を『ハイゴーレム』の背中目掛けて放つ!
鋭い孤を描いた鞭のきっさきが狙いを捕え、爆発を起こす!
「きゃあああッ!」
甲高い悲鳴を上げて、『ハイゴーレム』が水の中にしぶきを上げて墜落した。
普通の『ゴーレム』ならばここで終わりだ。しかしこいつは『ハイゴーレム』。しかも回復魔法を操る。
案の定、水から這い上がった『ハイゴーレム』はヤケドした背中に淡い光を当てて回復を図っている。
「させるかッ!」
間合いを詰める!
抵抗の仕草を見せた『ハイゴーレム』!
しかし、片手が回復に塞がっている状態で、攻撃を防ぐ手段は持ち合わせていなかった様だ。
膝蹴りがまともに"彼女"のみぞおちに決まる!
「かは……ッ!」
か細い息を吐いて、『ハイゴーレム』はカラナの両腕の中に崩れ落ちた。
意識を失った、と言うか機能停止した"彼女"を床に寝かせる。
"彼女"には使い道がある。ここで破壊してしまう訳には行かない。
「さて……と。お次は……」
空中に放っておいた"照明球"を手元に手繰り寄せ、水面を照らす。
相変わらず、ぷかぷか漂っている黒ずくめの元へと向かう。
水路の端から腕を伸ばし、ボロボロのローブの裾を引っ張って引き上げる。
「! 軽い……」
手ごたえ通り、引き上げたその姿は良く見てみればかなり小柄である。
カラナ自身、背は高い方であるが、目測で彼女よりも頭ひとつふたつは小さい。
色々な懸念が頭をよぎりながらも、カラナは黒ずくめのフードと顔に巻かれたマスクを剥ぎ取った。
「……やっぱり……!」
隠れていた顔が露わになる。
それは――まだ幼い少女の顔だった。
「例の魔導師かどうかは分かりませんが、何者かが侵入した形跡があります」
手がかりは意外にも、その日の内に見つかった。
部下の報告を受けたカラナは、村の近くにある丘、その中腹にある地下水道への入り口にやって来ていた。
近くの川から村へ水を引くための人工の下水道で、入口は普段、鉄格子に南京錠がかけられている。
その南京錠は激しく変形し、地面に落ちていた。
カラナは錠を取り上げる。強力な熱で変形させた様だ。
次いで空を見上げる。
時刻は、もうすぐ日が沈むころ。
カラナの頭上は星空となっており、森の向こうに日が沈みかけ、空がオレンジ色に輝いている。その逆方角の地平線に見えるきらびやかな輝きは、首都テユヴェローズの街明かりだ。
いまから下水道に入り込み、捜索を行えば深夜にまで及ぶだろう。
彼女を囲む部下たちの表情は疲れている。
『ゴーレム』との戦闘からまだ一日、しかもずっと任務中だ。村に居るリリオも未だ不眠不休でケガ人の治療中である。
「中にはあたしが入るわ。申し訳ないけど……ベロニカ、それとアマリス。
ふたりは残って入口を見張って。他の者は村に戻って待機よ」
「かしこまりました、隊長!」
部下に軽く敬礼を返し、カラナは下水道の入口を覗き込んだ。
石造りの階段が、真っ暗な地下へと続いている。
ポケットから照明灯を取り出し強めに振る。
中の薬品が交わり、短い時間であるが光を発する代物だ。
魔法で"照明球"を造っても良いが、敵が内部に潜んでいた場合、明るすぎて先に気付かれる恐れが高い。
湿気でぬめった足元に気を配りながら、慎重に階段を降りて行く。
二十メートルくらい進んだだろうか。階段が終わり、広い下水道に出た。
足元にはまとまった量の水が流れる水路があり、その両端に人が移動する通路がある。天井は大人ひとりがゆっくりと立ち上がれる高さがあった。
向かって左に照明を向ける。続いて右に。
どちらもこの照明灯の明るさでは照らしきれない長さの通路が続いている様だ。
「水の流れからすると水源は左の方ね」
まずはそちらへ進む。これと言って特徴のない通路をひたすら歩く。時間にして数分ほどで、侵入防止用の柵に突き当たった。
鋼鉄製の柵には、変化が見られない。
「……と言う事は、この先には言っていない」
きびすを返し、歩いてきた通路を照らす。
反対側は村の下水に通じるが、そこは村のど真ん中だ。
まだ中に身を隠しているならば、逃げ場を塞いだことなる。
元来た場所まで戻り、階段の上の入口に声をかける。
「ベロニカ、アマリス。誰も通らなかったわよね?」
「はい隊長。誰も通りませんでした」
ベロニカの返答が暗闇から帰って来た。
「よーし。早々にケリがつきそうじゃない」
笑みを浮かべてカラナは村の方へと前進する。反対側と違いこちらは右へ左へと通路がくねる。
「!」
かなり進んだところで、カラナは行く先の暗闇に何かの気配を感じ取る。凝視するとわずかな光が闇の中を行き来きしていた。
声を抑えて”マギコード”を詠唱し、右手のひらに、照明球を発生させる。
照明灯とは比較にならない明るさで下水道が照らし出される!
水路の行く手、十メートルほど先に人影があった!
驚いた様にこちらを振り向く、黒いローブの端正な顔立ちの女。
『ハイゴーレム』だ!
「来るなッ!」
『ハイゴーレム』の鋭い牽制が通路に響き、同時に彼女の放った"光弾"が連続でこちらに撃ち込まれる!
「ちょっ……! こんな狭いところで!?」
弾けば崩落を招く!
手を塞ぐ光球をかき消し、代わって"魔法障壁"を描き上げる!
すんでのところで"光弾"を受け止め消滅させるが、拡散された熱が水路の水分を一気に蒸発させ、視界を白い煙が覆ってしまった。
勢いよく駆ける足音が遠ざかって行く。
「まったくもう……!」
次第に煙は晴れていったが、照明灯は水の中に落としてどこかに流れてしまい、"照明球"も"魔法障壁"と引き換えに消してしまった。辺りは一面の闇である。
もう一度、"照明球"を造り直し通路の奥へ向ける。
だが、既に、視界の外へ逃げられてしまった後だった。
「いいえ、逃がさないわよ」
この先は行き止まりだ。いずれは必ず追い詰めることが出来る。
カラナも奥へと走った。
曲がりくねる通路を数回も曲がると、やや開けた空間に出る。
どうやら村の貯水槽まで進んだらしい。中央に底の深い水たまりがあり、その周囲をぐるりと囲む通路の一角に、こちらに背を向けて立つ『ハイゴーレム』の姿が見える。
"彼女"はどうやら、もうひとりのお尋ね者と対峙している様子だ。
『ハイゴーレム』を挟んで奥に、例の黒ずくめの魔導師が立ちはだかっている。
「あらあら、これは一石二鳥ね!」
『ハイゴーレム』の肩越しにカラナは、黒ずくめの魔導師に声をかけた。
「そこの魔導師さん? こいつをとっ捕まえるのを手伝ってもらえないかしら?
……ついでに、あんたの正体も知りたいんだけれど?」
「……たい」
黒ずくめから反応があった。が、遠い事と顔をマスクで覆っているせいで、良く聞き取れない。
「ん……? 何て言った?」
「……痛い……」
確かにそう聞こえた。ケガをしているのか?
昨日の戦闘で負傷していても不思議はないが……。
それよりも、この黒ずくめの声は……!?
カラナの思考を遮る様に、唐突に『ハイゴーレム』が動く!
杖を振りかざし、その先端に組み上げた"光弾"を一直線に黒ずくめに飛ばす!
「バカね」
腰に手を当てて、カラナは見守った。
こんな単調な攻撃、あの黒ずくめの実力ならかわすのは造作もない。
……筈だったが、予想を裏切り、黒ずくめはまったく避ける動作もしない!
直撃弾を浴びて爆風と共に吹き飛ばされてしまった!
「ぎゃあッ!」
大きな悲鳴を上げ水路の水に叩きつけられる!
手にしていた錫杖が床に転がり、大きな反響音を木霊させた。
「ちょっと……!?」
意識を失ったか、水面にぷかぷか浮かぶ黒ずくめに、『ハイゴーレム』が跳躍し追撃を仕掛ける!
「なんで!? 昨日はあんなに圧倒してたのに……!」
戸惑いながらも、カラナは照明の光球を頭上高く飛ばし両手を開けた。ここであの黒ずくめを失う訳には行かない。
左手に組み上げた“光鞭”を『ハイゴーレム』の背中目掛けて放つ!
鋭い孤を描いた鞭のきっさきが狙いを捕え、爆発を起こす!
「きゃあああッ!」
甲高い悲鳴を上げて、『ハイゴーレム』が水の中にしぶきを上げて墜落した。
普通の『ゴーレム』ならばここで終わりだ。しかしこいつは『ハイゴーレム』。しかも回復魔法を操る。
案の定、水から這い上がった『ハイゴーレム』はヤケドした背中に淡い光を当てて回復を図っている。
「させるかッ!」
間合いを詰める!
抵抗の仕草を見せた『ハイゴーレム』!
しかし、片手が回復に塞がっている状態で、攻撃を防ぐ手段は持ち合わせていなかった様だ。
膝蹴りがまともに"彼女"のみぞおちに決まる!
「かは……ッ!」
か細い息を吐いて、『ハイゴーレム』はカラナの両腕の中に崩れ落ちた。
意識を失った、と言うか機能停止した"彼女"を床に寝かせる。
"彼女"には使い道がある。ここで破壊してしまう訳には行かない。
「さて……と。お次は……」
空中に放っておいた"照明球"を手元に手繰り寄せ、水面を照らす。
相変わらず、ぷかぷか漂っている黒ずくめの元へと向かう。
水路の端から腕を伸ばし、ボロボロのローブの裾を引っ張って引き上げる。
「! 軽い……」
手ごたえ通り、引き上げたその姿は良く見てみればかなり小柄である。
カラナ自身、背は高い方であるが、目測で彼女よりも頭ひとつふたつは小さい。
色々な懸念が頭をよぎりながらも、カラナは黒ずくめのフードと顔に巻かれたマスクを剥ぎ取った。
「……やっぱり……!」
隠れていた顔が露わになる。
それは――まだ幼い少女の顔だった。
0
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。
石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。
実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。
そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。
血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。
この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。
扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる